介護関連職における送迎ドライバーは、デイサービスやショートステイを利用する方を送迎するのが主な仕事です。多くの場合、朝に利用者を自宅まで迎えに行き施設まで送り届け、夕方になったら施設から自宅に利用者を送るというスケジュールとなります。利用者が要介護者であるため、自由に体を動かせないことも多く、送迎車への乗り降りの介助や、車イスの上げ下ろしなどを行う場合もあります。また、特別養護老人ホームなどの入居施設では、施設から徒歩で病院へ通うことができない入居者を病院へ送り迎えすることもあります。送迎車の整備や清掃など、運転以外の職務内容は施設によってさまざまで、送迎の他に、レクリエーションや施設の清掃などのサポートを行うこともあります。利用者に感謝の言葉をかけられることもある、人との触れ合いができる仕事です。勤務形態はパート・アルバイトが多く、主に朝と夕方の送迎の時間帯の勤務ですが、朝のみ・夕方のみ・朝夕どちらも、のように勤務時間帯を選べる施設もあり、自分に合った働き方ができるのが特徴です。契約社員や正社員の場合は一般の職と同じく８時間勤務が相場となっています。介護の資格を有していなくても普通自動車免許を持っていれば働ける場合が多く、オートマチック限定免許でも就業可能な事業所が多いです。ただし、送迎時に車内でスタッフが運転者1人である場合は、介護福祉士や介護職員初任者研修（旧ヘルパー2級）の資格が必要な場合があり、それらの資格があると事業所から歓迎されます。介護求人ナビに掲載されている求人内容では、未経験でも応募が可能な求人や、中高年の方が活躍している求人も目立ちます。場合によっては各種待遇もあり、車通勤が可能だったり交通費が支給されたりする施設もあります。車の運転が好きな方に向いている職種ですが、送迎に使用する車はワンボックスカーが多く大きめの車体となるため、ワンボックスカーの運転に慣れていない方は注意が必要です。また、安全運転はもちろんのこと、安定した運転ができ、運転中にイライラしない、ブレーキ時に利用者に一言声をかけるなどの配慮ができる方に向いている仕事です。

福井県の介護職・ヘルパーの求人情報を掲載しています。福井県は、介護現場の人材確保を目的とする対策を積極的に講じています。Uターン・Iターンを考えている方、介護福祉士取得を目指している方に研修費用を支援するなど、介護人材の育成にも積極的です。2016年春には外国人留学生の資格取得をサポートする事業を開始しました。さらに、就労意欲が高い高齢者に対して、介護施設での短時間勤務を推奨しています。高齢者がリネン類の交換や食事の配膳などの業務を行う中で生き甲斐を見出し、健康増進・介護予防の効果を得ることも期待されています。

福井県の人口は北陸4県では最も少なく77.4万人です。このうち65歳以上の高齢者23.4万人で、高齢化率は30.2％です（2018年総務省統計局の統計データより）。高齢化率は北陸4県の中では比較的低い傾向にありますが、全国平均と比較すると高くなっているのが現状です。65歳以上の高齢者のうち要支援・要介護認定を受けている人は41,719人で、要支援・要介護認定率は約17.8％になります。福井県では介護職が年々増加している一方で、要介護状態の高齢者も急増しています。最近は、県の介護サービスの有効求人倍率も全国平均を大きく上回るなど需要も高まっています。また、2019年の介護労働実態調査によると、県の介護職員の平均月収は約20万円前後となっています。北陸・甲信越地方の中では給与水準は比較的高い傾向にあり、北陸4県の中では平均月収が最も高くなっています。求人詳細ページには、勤務地の住所やアクセス方法が掲載されているので、通いやすい条件の勤務地を手間なく探せます。また、雇用形態や職種を指定して理想の職場を探すことも可能です。介護求人ナビでは、人口の多い福井市を中心に、敦賀市など広いエリアの求人を取り扱っています。各事業所では、未経験者はもちろんですが、ヘルパー経験者や正社員希望者を歓迎していますので、今までの介護実績を生かして再就職するチャンスを見出せます。さらに、住宅手当ての支給や社会保険の完備など、福利厚生を充実させている事業所もあるので、希望にあった求人がきっと見つかります。

福井県の正社員、契約社員などの正規職員の平均年収は469万円となっています。パート・アルバイトの平均時給は1315円、派遣社員など非正規職員の平均時給は1550円となっています。