保険という事業には3つの立場がある。
ひとつは保険事業の運営主体となる立場で保険の支払いなどの義務を負うもの。これを「保険者」と呼び、介護保険では市町村がそれにあたる。
もうひとつは保険に加入している方の立場である「被保険者」。定期的に定められた保険料の支払いをすることで受益する権利が生じ、必要なときに保険を利用することができる。
介護保険の場合は、月々の保険料と、保険を利用したときに発生するサービス費用の1割を「被保険者」が負担することになっている。
3つめは介護保険のもとで、具体的なサービスを「被保険者」に提供する事業者の立場。
介護サービス事業の展開にあたっては、定められた規定にしたがって、厚生労働省や市長村への申請、認可、報告などが義務づけられている。
例「生命保険は一般の企業が保険者だが、介護保険の場合は市町村が保険者となり、わたしたち国民すべてが被保険者になる」
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