毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。今週は、「介護に携わる有名人」を紹介します。
一見華やかに見える芸能界だが、テレビや雑誌などで活躍する彼ら・彼女たちとてプライベートな部分が存在するのは当たり前。当然のことながら、私生活では親や親族の介護をしている芸能人・著名人も少なくない。介護についてブログで綴っている有名人を3人紹介しよう。
●介護をどげんかせんといかん！？ 東国原英夫さん
まず1人目は、たけし軍団で「そのまんま東」として活躍し、その後政治の世界に転出して宮崎県知事になった東国原英夫さん。彼は、一政治家としてブログでたびたび介護について言及しているが、昨年9月には、母親が「要介護度も新たに『3』と診断された」と綴り、今年9月に入籍した女性についても、
「彼女は実に献身的かつ甲斐甲斐しく、母を看病・介護してくれました。その姿に、感謝・感動・胸を打たれ、『この人と一緒にいれたらな～』と思いました」
と、記しており、プロポーズの言葉は、「将来、僕の介護もしてくれないか？」だったそうだ。
●セーラー服を脱いで介護を始めた！？ 新田恵利さん
続いて、介護生活に“突入ホヤホヤ”なのは、80年代に一世を風靡したおニャン子クラブの「会員番号4番」の新田恵利さんだ。彼女が介護生活に突入したのはまだ先月のことで、10月9日公開のブログ記事で、骨折で20日間入院していた85歳の母親が退院したところ、「入院中に痴呆？認知？も始まりました（＊）」とのこと。
（＊原文ママ）
新田さんは、要介護認定の申請から認定調査員が来るまでの期間が長いこと、医療控除の書類のこと、ケアマネジャー選び、介護ベッドの手配、おむつ選び、食事の介助など、介護をした人なら誰もが「ウンウン」「そうそう」と頷くような苦労を明るい調子で綴っており、同じ立場の人が共感できそうなブログ内容となっている。
●介護もファイヤー！？ 大仁田厚さん
そして、上記の2人とは違った形で介護に携わっているのは、元プロレスラーの大仁田厚さんだ。彼は、2012年に8月からホームヘルパー2級（現在の介護職員初任者研修）の取得を目指して学校に通い、ベッドのシーツ替え、車椅子からの移動、介護を受ける人の食生活、訪問介護実習など、学校の様子を逐一ブログで報告。無事ホームヘルパー2級を取得した大仁田さんは、現在介護施設の代表を務めており、今年1月には、その施設で80歳になる大仁田さんの母親が現役で働いていることも綴っている。
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