就職活動でもっとも重要なのが「面接」です。特に、介護業界では、書類審査にはさほど重きをおかず、面接で採用・不採用を決める、という事業者が多数。重視される面接だからこそ、気を付けるべきポイントは知っておきましょう!
<面接の悩み>
自慢話にならないように、何をどこまでアピールしたらいいの?
「自己紹介」ならわかるけど、今まで「自己PR」ってしたことがありません。
なんだか自慢話になってしまいそうで、何をどう話せばいいのかよくわからなくて…。しゃべりすぎても変に思われそうだし。どこまでアピールしたらいいのでしょう?
自己PRに、遠慮は無用!
自己PRは、存分に! 自分をアピールするのは気恥ずかしい…という遠慮や謙遜は、面接においては不要です。
過去の経験や
自信のあること、
人から褒められたことなどを堂々と伝えるようにしましょう。
なお、あくまでも面接官が聞きたいのは、採用の判断材料となる情報についてのアピールです。
採用と直接関係のないアピールは、それこそ自慢になってしまうのでNG。過剰なアピールと受け取られてしまいます。
たとえば、「運転が好きで、普通免許以外に大型二種免許を持っており、バスの運転もできます。前の職場では、バスを貸し切ってみんなでイベントに行きました」などの話は、面接官も聞きたい情報。
しかし、「運転が好きで、休みの日はいつもドライブに行っています。先週は箱根の温泉に行きました。愛車は中古ですがBMWです」などはNG。
自己PRと自慢は全くの別物。面接官は何を聞きたいだろうか、と想像して考えると良いでしょう。
自己PRは、行動で見せる手も!
言葉でアピールするのが王道ですが、行動やビジュアルで見せるのもインパクト大。自分の特技やアピールポイントを、写真や作品などの証拠とともに披露してもいいでしょう。
特に、介護の現場ではレクリエーションなどで、特技が役立つケースがあります。たとえば手品が得意な人なら、その場で短い手品を披露する。絵が得意な人なら、描いた似顔絵を持参する、といったこともアピールになります。
ただし、仕事にあまり関係なさそうな特技であれば、アピールはほどほどに。話が盛り上がりすぎて、肝心のことが話せないまま面接の時間が終わったのでは元も子もありません。アピール材料をいくつか持っておき、その場の雰囲気を見て何をどう話すか判断するのがおすすめ。事前にイメージトレーニングしておきましょう。
経験やスキルだけでなく、「熱意」も立派な自己PR
自慢できるような経験もスキルもない。性格にも自信がないし、特技も趣味もない。どうしたらいいんだろう…という人もいるかもしれません。
そんな人は、自分の気持ちを振り返ってみてください。
今回、転職先にその事業者を選んだからには、何か強い思いがあるはずです。
その気持ちや、ここで働きたい、という熱意を伝えるのも、立派な自己PRです。
「おばあちゃん子だったのでお年寄りが大好き」、「医療に近い施設で勉強をしたい」、「体力には自信がある」など、熱い気持ちをアピールしましょう。
時間の目安は、ケースバイケース
自己PRは何分くらい話したらいいのか? と悩む人がいるようですがケースバイケースです。面接自体も1時間を超える場合もあれば、10分で終わる場合もあります。
自己アピールについても同様。なごやかな雰囲気であれば、アピールした内容に対し、面接官からの質問が飛び、何十分も盛り上がることもあります。逆に、話をしている最中で、「もう結構です」とさえぎられるようなケースもあります。
「これくらいの時間」という正解はないのです。
とはいえ、度が過ぎたアピールはもちろんNG。一般的な面接は長くて1時間程度。その中で、さまざまな質問や確認を行っていきます。その中で、自己PRについて自分から話す時間は、長くても3分以内にした方がよいでしょう。
また、面接官の表情を見ながら、興味がなさそうであれば話を切り上げ、別のテーマにする。より詳しく聞きたそうであれば、その部分を掘り下げるなど、臨機応変に対応できるとベストです。
介護の仕事は、人と常にコミュニュケーションを取る仕事。利用者の気持ちを想像し、臨機応変に対応する力が求められます。その意味でも、面接の場で、上手にテーマを変えたり、話を切り上げたり、深掘りしたり、という能力は高く評価されるでしょう。
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