転職を検討するとき、応募してから内定までどのくらい時間がかかるか気になる人もいるのではないでしょうか。
施設介護職員や訪問ヘルパーなど職種別に内定がでるまでの期間が異なるのであれば、それをふまえて転職活動を行いたいところです。
そこで、「介護業界の転職経験者」たちに、現在の転職先に応募してから内定が決まるまで、どのくらいの期間がかかったかアンケートを実施しました。
今回は、その職種別にまとめたアンケート結果をご紹介します。
施設介護職員は約7割が1週間以内に内定を獲得
※介護求人ナビ調べ アンケートモニター(20歳以上の男女、1030名)に対し、WEB上で調査〈クリックで拡大〉
転職経験者を対象に、現在の勤務先で、応募から内定までにかかった日数を尋ねてみました(複数回答)。
施設介護職員で最も多かったのは、「4~7日」(29.5%)でした。
次に多い「1日」(21.2%)、「2~3日」(17.4%)と合わせると、約7割の人が1週間以内に内定をもらっていることがわかります。
施設介護職員は需要が高いため、施設側も早めに内定を出しているのかもしれません。
一方、「1カ月以上」と内定まで長期間かかった人も7.7%見られました。
次に
ケアマネジャーを見てみましょう。
最も多かったのは「4~7日」(28.6%)、次いで「11日~20日」(22.2%)でした。
ケアマネジャーは、利用者やその家族と介護職員をつなぐ大事な役割。
それだけに介護事業者側も時間をかけて選考するため、内定獲得まで時間がかかっていると考えられます。
訪問ヘルパーとサ責は「1日」の回答が多い
訪問ヘルパーの場合は、42.7%と約半数の人が「1日」と回答しています。
各地で開催される仕事説明会などに参加し、その場で登録する人が多いことが影響していると思われます。
次いで多かったのは「4~7日」(19.4%)、「2~3日」(18.4%)でした。
約8割の人が1週間以内に内定を獲得しています。
サービス提供責任者も「1日」(38.9%)と回答した人の割合が、訪問ヘルパーと同様に高くなっています。
2番目に多かったのは「2~3日」「4~7日」(同率16.7%)で、「1日」と合わせると約7割の人が1週間以内に内定をもらっているようです。
優秀なサ責なら少しでも早く獲得しておきたいと、介護事業者側は考えているのかもしれません。
生活相談員は「1カ月」という回答が多め
特徴的であったのは、
生活相談員・支援相談員です。
最も多かった回答は「1日」(21.1%)ですが、次いで多かったのは「1カ月以上」(15.5%)で、内定までかかる日数が二極化していることがわかります。
優秀なスタッフを雇いたい気持ちがある一方で、重要な役割を担ってくれる人材を見極めたいと時間をかけて選考しているのではないかと考えられます。
「1カ月以上」と回答した人は、今回調査対象となった職種の中で生活相談員・支援相談員が最も多く、施設介護職員(7.7%)の約2倍、ケアマネジャー(3.2%)の約5倍となっています。
施設介護職員・訪問ヘルパー・サービス提供責任者の多くは、1週間以内に内定を獲得していました。
一方、生活相談員・ケアマネジャーは、内定獲得まで長くなる傾向があるようです。
志望する職種に合わせ、転職活動をする際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
●職場別のアンケート結果はこちら
→応募から内定まで、転職期間はどのくらい?~介護の職場別に質問
介護求人ナビの求人数は業界最大級! エリア・職種・事業所の種類など、さまざまな条件で検索できます