転職を考えるとき、応募してから内定までどのくらいの日数がかかるか気になりませんか? もし長い時間かかるのなら、それをふまえた転職スケジュールを立てたいものですね。
今回は、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム、訪問介護などの職場別に「応募から内定までにかかった日数」についてアンケートを実施しました。
その結果をご紹介します。
ニーズの高い訪問介護は、なんと約4割が1日で内定!
※ 介護求人ナビ調べ アンケートモニター(20歳以上の男女、1030名)に対し、WEB上で調査
介護業界の転職経験者に、
「応募から内定までにかかった日数」について尋ねました。
特別養護老人ホームに勤務している人の場合、最も多い回答は「4~7日」(28.2%)でした。
「1日」(15.5%)、「2~3日」(14.1%)を合わせると、およそ6割が1週間以内に内定を獲得していることがわかります。
一方、「21~30日」「1カ月以上」という回答は合わせて12.7%で、10人に1人はじっくりと就職活動をしているようです。
介護付き有料老人ホームに勤務している人の場合は、「1日」(28.2%)という回答が最も多いのが特徴です。その割合は特別養護老人ホームの勤務者と比べておよそ2倍で、内定獲得までの時間がよりスピーディになっていることがわかります。
「2~3日」(18.3%)、「4~7日」(23.9%)を合わせると、約7割が1週間以内に内定を手にしていました。
内定までの期間が「1日」という回答が目立ったのは
訪問介護です。その割合は39.6%と他の職場より多くなっています。
人材ニーズが高い職場のため、採用する側としては、良い人がいればすぐに確保しておきたいという思いから、短期間で内定を出すのかもしれません。パートなどの雇用形態が多い業種であることも理由に挙げられるでしょう。
「2~3日」(16.2%)、「4~7日」(21.6%)という回答も多くなっています。
デイサービスやグループホームも約7割が1週間以内に内定獲得
次は
デイサービス・デイケアに勤務する人を見てみましょう。「4~7日」(28.2%)が最も多く、次いで「1日」(24.8%)、「2~3日」(15.4%)と続きます。
特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームと同様に、1週間以内に内定を獲得した人が多くを占めています。
グループホームも同様の傾向が見られました。最も多いのは「1日」(27.0%)で、次いで「4~7日」(25.4%)、「2~3日」(19.0%)となっています。
1カ月以上かかったと回答した人はわずか3.2%で、ほとんどの人が20日以内に内定を手にしています。
1週間以内に内定を獲得した人が最も多かったのは
住宅型有料・サ高住・シニアマンション勤務者(86%)。
「1日」という回答が35.1%と4割近くを占める一方、1カ月以上かかったという人はわずか1.8%でした。
介護業界は人材不足という言葉を裏付けるように、多くの事業者は1週間以内に内定を出しています。
しかし、
人事・経営企画などの管理部門の場合は、8日以上かかったと回答した人が半数以上を占めました。一般企業に近いスキルも問われるため、採用する側も熟考を重ねているのかもしれません。
●職種別のアンケート結果はこちら
→応募から内定までの期間は?~施設職員、ヘルパーなど職種別に質問
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