面接の回数や履歴書の事前送付の有無など、どのような過程を経て採用に至るかは、転職活動の気になるポイントではないでしょうか。
正社員やパートなどの雇用形態による違いを、事前にチェックしておきたいものですね。
そこで今回は、介護業界の転職経験者を対象に、「応募から採用までに何をしたか」についてアンケートを行いました。「正社員」「契約社員」「パート・アルバイト」など雇用形態別に分析した結果をご紹介します。
介護業界では「面接回数1回」がもっとも多い
※ 介護求人ナビ調べ アンケートモニター(20歳以上の男女、1030名)に対し、WEB上で調査
介護業界の転職経験者を対象に、
「現在の勤務先への応募から採用までに行ったこと」について尋ねました(複数回答可)。
まず、
「正社員・正職員」の回答です。
最も多い回答は「面接1回」(65.0%)でした。次いで「勤務予定の事業所・施設の見学」(27.8%)、「事前に履歴書と職務経歴書を送付」(23.0%)となっています。
「面接1回」が圧倒的に多く、他の業界に比べても面接回数は少ないといえます。少ない面接数で正社員になれることは、介護業界のメリットともいえそうです。
また、正社員・正職員は、今回調査を行った雇用形態の中で、「勤務予定の事業所・施設を見学」と回答した割合が高くなっています。
正社員としてじっくり腰を据えて働こうと考えている場合、事務所や施設の雰囲気、実際に働いている人の様子を確認したいと考える人も多いのではないでしょうか。
続いては、
「契約社員・准社員」を見てみましょう。
最多回答は、正社員と変わらず「面接1回」(68.5%)でした。2位は「事前に履歴書と職務経歴書を送付」(19.2%)、3位は「勤務予定の事業所・施設の見学」(17.8%)です。
正社員と比べ、勤務予定の事業所・施設を見学する人は約10ポイント減少しています。
正社員や契約社員の場合、他の雇用形態よりも「事前に履歴書と職務経歴書を送付」や「面接2回」(正社員:16.6%、契約社員:11.0%)という回答が多くなっています。
正社員や契約社員の場合、雇用する側は審査を重ねて採用のアンマッチを防ぎたいと考えるのでしょう。
>>正社員・正職員の求人はこちら<<
>>契約社員の求人はこちら<<
パート・アルバイトや派遣は「事前の書類送付」が少ない
パート・アルバイトではどうでしょうか。
最も多い回答は「面接1回」(71.0%)でした。次いで「勤務予定の事業所・施設の見学」(18.6%)、「事前に履歴書のみ送付」(8.7%)となっています。
パート・アルバイトの場合、「面接1回」の割合が、他の雇用形態と比べ多いのが特長です。
事前に履歴書や職務経歴書を送付する割合も他の雇用形態よりも低めで、面接重視のスピーディな選考を行っていることがうかがえます。
派遣・紹介予定派遣も、他の雇用形態と同様に「面接1回」(63.2%)が最も多い回答でした。
2位は「勤務予定の事業所・施設の見学」(26.3%)、3位は「覚えていない」(15.8%)となっています。
派遣の場合「採用説明会への参加」という回答が、他の雇用形態と比べて多い結果でした。あらかじめ採用説明会で理解を深めたあと、面接を受けるケースが多いのかもしれません。
今回のアンケートの結果を見ると、どの雇用形態でも「面接1回」の割合が最も多くなっていました。正社員や契約社員を除き、面接2回に及ぶケースは1割未満です。
正社員や比較的長期の勤務が前提となる契約社員は、複数の面接や履歴書・職務経歴書の送付が必要なことも多いため、転職活動をスムーズに進めるために、しっかりと事前に準備をしておくことも重要だといえそうです。
>>パート・アルバイトの求人はこちら<<
>>派遣社員の求人はこちら<<
>>紹介予定派遣の求人はこちら<<
介護求人ナビの求人数は業界最大級! エリア・職種・事業所の種類など、さまざまな条件で検索できます