資格を取得後、別の仕事をしていた、子育てで仕事自体中断していた、という場合があります。
また、介護職員初任者研修などは、家族の介護のために取得し、実務に従事していない人もかなりいます。
「それでも、
履歴書に書いていいの?」という疑問に答えます!
結論から言えば「OK!」
実務経験がなくても、
資格があればぜひ書きましょう。
運転免許についても同様です。
普段、運転をまったくしなくても、運転免許があれば記載します。
雇う側も、実務経験がなくても資格のある人は大事
実務経験がなくても、座学や実習で勉強した人は、まったくしていない人に比べて知識や経験の点で大きな差があります。
介護業界の資格であれば、
専門用語、備品の知識などもいちから教えなくてもよいので、研修も現場の指導もラクになります。
もちろん、実務経験のある人のほうが実践力はありますが、とにかく資格があって応募する人は、応募先にとって歓迎されるでしょう。
資格がある人を雇うことで、事業所は報酬の加算につなげることもできます。
その点でも、事業所にとっては、資格を持っている人はそれだけでも、ポイントが高いのです。
実務経験がないことは「志望動機」などに明記
ただし、「平成27年 介護職員初任者研修 資格取得」などと書くだけでは、介護職のベテランだと思われてしまいます。
実務経験がないのであれば、その旨を志望動機などに明記しましょう。
「介護職員初任者研修の資格を取得後、自宅で家族の介護をしており、介護士として勤務することはありませんでした。しかし、家族の介護が一段落した今、その経験を生かし、仕事として介護に取り組みたいと強く希望します。実務経験はありませんが、現場の先輩方から学ばせていただきながら、この仕事で専門性を高めたいと思っております」
など、意欲を表現しながら説明してはいかがでしょうか。
子育てなどで中断していた場合も歓迎される
介護福祉士や介護支援専門員は、実務経験がある人が取得できる資格です。
介護士として勤務した後、出産や介護、別の仕事への転職などで中断し、長いブランクがあると、「今は仕事に対して自信がない」と思うかもしれません。
しかし、そういう方の仕事へのカムバックもまた、歓迎されます。
介護業界で働きたいという熱意を持っている人は、それだけで大歓迎されます。
特に、かつて仕事をしていた人であれば、「最新の介護がわかっていない」などと心配しなくても大丈夫。
働く中で身につけていけばいい、と採用担当は考えています。
家族を介護した経験、子育ての経験、他の業界で働いた経験は、介護士としてだけ介護に向き合ってきた人と比べて視野が広く、利用者さんのさまざまな気持ちがわかる、という側面もあります。
自信を失う必要はありません。思い切って応募しましょう。
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