自己PRは、採用担当者の視点を意識し、できるだけ具体的な内容を記入することが大切です。「明るい性格」「世話好き」など、あいまいな言葉だけでは、あなたの強みは伝わりません。
ここでは、介護福祉士・社会福祉士・ケアマネジャー・介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)などの資格別に、強みや経験をアピールする自己PRの例文をご紹介。
自分の状況に近い文例をアレンジして、あなたらしい自己PRを作ってみましょう!
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注意:「貴社」と「御社」の使い分けについて
履歴書等に書く場合は「貴社」、面接等で話す時は「御社」と言うのが正しい表現です。
また、どのような法人であるかによっても使い分けがあります。一般企業の場合は貴社(もしくは御社)、社会福祉法人や医療法人の場合は貴法人(御法人)としましょう。
例文1.〈介護福祉士〉 介護の知識や経験だけでなく、認知症ケアにも自信がある人のケース
介護職として、認知症ケアや要介護度の高い方のケアなど、さまざまな利用者様の介護に携わってきました。
特に認知症ケアについては、タクティールケアや回想法、ユマニチュードなどについて独学で学び、実際に施設でのケアに取り入れて成果をあげたという実績があります。また、他の職員への認知症ケア勉強会も実施しました。
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例文2.〈介護福祉士〉 実務経験5年。利用者様との触れ合いにやりがいを感じている人のケース
介護実務に5年間携わっています。難しい利用者様のケアを担当したこともありますが、誠心誠意対応することで相手の心を開くことができることを知り、より介護の仕事が好きになりました。
介護職は、まさに私の天職だと思っています。今までの経験と介護福祉士の資格取得で得た知識を活かし、よりよいケアを実現していきたいと思います。
例文3.〈介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)〉 実務未経験だが、家族の介護経験をアピールしたいケース
3年間、家族の介護に携わり、サポートを受けるお年寄りや家族の視点と、サポートする介護職の視点、両方の視点を知ることができました。この経験をぜひ仕事に活かしたいと思っています。
また、私をサポートしてくださったヘルパーさんには本当にお世話になりましたので、今度は私が利用者様やそのご家族をサポートしていきたいと、強く思っています。
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例文4.〈介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)〉 実務経験はないが、実習で介護のやりがいを実感した人のケース
介護職員初任者研修を受講して、介護職は高齢者のお世話だけではなく、高齢者の自立を支援する仕事なのだと知りました。また現場の実習で、身体が不自由だった利用者様が今は元気に過ごされている実例を聞き、やりがいの大きさを実感しました。
私もぜひ、高齢者がただ暮らすのではなく、イキイキと過ごすためのサポートをしたいと思っています。
例文5.〈介護福祉士〉 介護の知識や経験があり、指導者・リーダーとして活躍してきた人のケース
介護職として15年の経験があり、10年前に介護福祉士の資格を取得しました。今は施設のフロアリーダーとして、現場の介護だけでなく同じフロアで働く15人の介護職員のマネジメントや新人職員への指導、勉強会の事務局、ご家族への対応など、さまざまな業務を担当しています。
指導力や対応力、コミュニケーション力には、自信があります。
例文6.〈社会福祉士〉 老健の支援相談員としての実績をアピールしたい人のケース
介護老人保健施設の支援相談員として、主に在宅復帰支援に携わっています。
今までの経験のなかで、私が大切にしていることは「傾聴」です。相手の話しやすい環境をつくり、本音を引き出すため、心理学の勉強もしました。今では、多くの利用者様やご家族がお互いには言いづらいことも、私には話してくださるようになりました。
例文7.〈社会福祉士〉別の業界で働いた経験を、相談員としての転職に活かしたい人のケース
前職では育児用品メーカーでお客様相談窓口を担当していました。窓口での対応は、まずお客様が何を言いたいのか理解することが重要ですので、話し方や声のトーン、質問の仕方などに気を配らなければなりません。
社会福祉士としては未経験ですが、今まで窓口対応で身につけたヒアリングスキルは今後の相談業務に大きなプラスになると思っています。
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例文8.〈社会福祉士+介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)〉 介護職と相談員の経験を活かし、ホーム長に転職希望
介護実務5年、相談員として3年の経験があります。実務を経験したことで介護職の気持ちやモチベーションのあり方を知りました。また、相談業務を通してご家族の思いを知ることができました。
2つの職種を経験したことで身についた、施設のサービス全体を見渡す力を、組織を統括するホーム長というポジョンで活かしたいと思っています。
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例文9.〈ケアマネジャー(介護支援専門員)〉 介護職経験をアピールしてケアマネに転職したい
介護支援専門員の資格取得後も現場の介護職を続けていましたが、ケアマネジャーから頻繁に相談を受けるようになり、今ではケアプラン作成のアドバイスも行っています。
ケアマネジャーとしての経験はありませんが、在宅介護や特別養護老人ホーム、デイサービスなど、さまざまな介護の現場を経験したことは、ケアプランを作成する上で、大きな強みになると思います。
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例文10.〈ケアマネジャー(介護支援専門員)〉 居宅の実績をアピールして、施設ケアマネに転職したい
居宅介護支援事業者のケアマネジャーとして、利用者宅に訪問しての介護相談やケアプランの作成、書類作成などを行っています。
3年間の居宅ケアマネジャー経験で身につけた、限られた時間の中で状況を把握し、利用者様やご家族の気持ちを引き出すスキルを、施設入所前のアセスメントなどに活かしたいと思っています。
→ケアマネの魅力や給与事情は?介護職からの転職でこんなメリットが!お仕事まるわかり情報
>●○● 採用担当者は、自己PRをどう見ている?生の声を取材しました! ●○●
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→面接は自分をアピールする場なので、そこで良い印象を残せるかということは、お客様に会ったときに良い印象を残せるかということと一緒だと思う…
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人のふり見てわがふり直せ。
先輩たちの自己PRにまつわる転職の失敗談をご紹介します!
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