夢と希望にあふれて転職したのはいいけれど、働き始めたら違和感を感じること、ありますよね。「想像していた待遇と違う」「最初から知っていれば転職しなかったのに」…こんなことなら辞めたい…。
ここでは、そんな転職の先輩の失敗談を、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。
せっかくの転職を失敗に終わらせないためにも、ぜひ参考にしてください!
〈事例1〉経験も資格もあるのにアルバイトのまま…。介護業界で40代で正職員をめざすのはムリ?
45歳/男性/小山
未経験で特別養護老人ホームに転職しました。アルバイトでの採用だったのですが、いつかは正職員になりたいと思い、先日やっと介護福祉士の資格を取得。でも、まだ正職員になれません。
やっている仕事は正職員とほとんど同じだし、資格もあるのに正職員になれないのは、40代という年齢のせいなのでしょうか…。
《アドバイス》
介護の仕事は、学歴や年齢・性別よりも、スキルが重視されます。経験や資格があるのなら、一般企業に比べて、正社員・正職員になりやすい傾向があります。
実際、あなたよりも年上の人が、正職員になったケースも少なくありません。
しかし、採用基準や、正社員への登用基準は事業者によって異なります。アルバイトからの正職員登用を行わない事業者や、正職員の採用に年齢制限をもうけている事業者もないわけではありません。
もし、あなたの職場が正職員採用に制限を設けているなら、正職員になることは難しいかもしれませんね。
まずは、上司に「正職員になりたい」ということをきちんと伝えましょう。
もし、正職員になれない理由が明確で、個人の努力でどうしようもないのであれば、今の職場で正職員になることは残念ながら難しいかも。正職員が譲れないのであれば、転職を考えた方がよいかもしれません。
一方、上司の受け答えがあいまいな場合は、何か言えない(言いにくい)理由があって「正職員になりたい」という希望をかわされているのかもしれません。あなたの本気度を伝えて相談してみましょう。
それで状況が変わらないのであれば、転職を検討してみるのも一つの手です。
人手不足が続く介護業界では、あなたのようにスキルや資格を持った人が求められています。年齢を問わず、優秀な人材を正職員採用したいという事業者は多いはず。「正職員で働きたい」というあなたの希望に合った職場を探してみてはいかがでしょうか。
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〈事例2〉介護施設で正職員になったら、どうしても夜勤をしなければダメなのでしょうか…
35歳/女性/奈緒美
4年間、パートで介護職をしていた経験を活かし、特別養護老人ホームに正職員として転職しました。念願の正職員になったことはうれしいのですが、夜勤がツラくて…。夜勤と家事・育児の両立は難しいので、夜勤は避けたいんです。でも「正職員は夜勤もするルール」と言われてしまって。
入居施設の正職員は、夜勤をしなくてはいけないものなのでしょうか。
《アドバイス》
確かに入居施設は24時間暮らす場所で、夜勤はつきものです。正職員は、「夜勤ありが基本」というケースが多いのも事実。
しかし、施設によって夜勤のシフト・ルールはまちまち。入居施設の正職員だからといって、絶対に夜勤をしなければならない、というわけではありません。
日勤だけの正職員を募集している施設もあります。また、正職員の夜勤負担を減らすため、夜勤のみをする専門スタッフを積極的に採用している事業者もあります。
家庭の都合など、明確な理由があって夜勤が難しい場合は、以下のように事業者と自分の希望をマッチングさせることが大切です。
●転職先を「日中勤務」などの条件で絞り込んで探す
●面接の時などに「夜勤は難しい」ことをきちんと伝える など
場合によっては、デイサービスや訪問介護など、夜間のケア自体がない職場への転職を考えることも一つの選択肢です。
こちらの記事で、施設形態ごとの「夜勤あり・なし」の調査結果を紹介しています。
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〈事例3〉介護の派遣社員と正職員。お給料や時間の自由度を考えたら、どっちがいいの?
28歳/女性/みちよ
派遣の介護職として働いていたのですが、安定している正職員の方かいいかな…と思い、転職しました。でも、思ったよりお給料はよくないし、お休みも好きなタイミングで取れなくなっちゃって。
時給のことやマイペースで働けるメリットを考えると、派遣のままの方がよかったかな…と後悔しています。
《アドバイス》
派遣と正職員、2つの働き方にはそれぞれ特徴があります。
●給与
基本的に、正職員は月給制で、派遣は時給制。正社員の月給を時給に換算すると、派遣のほうが高い場合もあるため、派遣の方が稼げると感じるかもしれません。しかし正職員は、スキルアップに伴う昇給や、管理職への昇格なども期待できます。
一方、派遣はそれらは難しい面も。待遇、手当、福利厚生なども考え、長期的にみると、一概には判断できません。
●時間
正職員の場合、基本的にはフルタイムや決められたシフトで働くことが求められます。
派遣の場合は、契約内容によるものの、基本的には自由度は高め。長期休暇をとったり、自分の希望の時間だけ働けるというメリットがあります。
●スキルアップ・将来性
正職員は長期間の雇用を前提としているため、事業者もスキルアップのための教育や、リーダーになるための教育などを積極的に行います。また、キャリアアップの道を示してくれることも多いようです。
派遣の場合は決められた期間のみの関係。即戦力としてのスキルが求められます。基本的に決められた業務を行うため、一つの事業所の中でスキルアップしながらステップアップし、仕事の幅を広げていく、というのは難しい傾向があります。
●他のスタッフとの関係
正職員はスタッフや利用者と長い時間をかけて信頼関係を築くことができるというメリットがあります。
一方、派遣は期間が決まっているため、わずらわしい人間関係がないというメリットがあります。
ここで紹介した特徴はほんの一部ですし、正社員と派遣のどちらの働き方が合っているかは人によって違います。すぐに転職を考えるのではなく、まずは、それぞれの違いを知ること。その上で、あなた自身が本当に求めていることを整理して、これからの働き方を選んでみてはいかがでしょうか。
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