介護業界で転職を考えている人にとって、事業者がどんな人材を求め、採用でどんな点を重視しているのかは、ぜひ事前に知っておきたいところ。そこで今回は、全国約190カ所で事業を展開するヒューマンライフケアのサービス強化・スタッフ育成室マネジャー・早田貴嗣さんと、管理部人事課・小野京子さんにお話を伺いました。
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お話を伺った管理部人事課・小野京子さん。2013年に入社。全国の求人情報の管理などを担当したのち、管理部人事課で新卒採用、中途採用に携わる。研修も担当している。
○●○ インフォメーション ○●○
ヒューマンライフケア株式会社
居宅介護支援／訪問介護／デイサービス（通所介護）／小規模多機能型居宅介護／グループホーム／介護付有料老人ホーム／デイサービスフランチャイズ／介護教育事業／子育て支援事業／家事代行サービス事業
東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
TEL：03-6846-0223
ヒューマンライフケア株式会社 公式サイト
チャレンジする姿勢をきちんと評価してくれる環境
ヒューマンライフケアは、働く人にとってどのような環境なのでしょうか。社風についてお聞きしました。
「失敗を恐れず、どんどんチャレンジできる風土があります。失敗してもその経験をバネにもう一度やってみよう、という前向きな雰囲気があるので、やりがいがあります」（管理部人事課・小野京子さん）
「常に新しいことを求める社風で、社長自らが動き回って『これはどうだ』と社員に聞いて回っている。トップとの距離も近く、風通しもいいですね」（サービス強化・スタッフ育成室 マネジャー・早田貴嗣さん）
さらに「がんばった人、チャレンジした人をきちんと見ている。どんどん挑戦させてくれて、その結果に対して評価をしてくれる会社です」と小野さん。
それがわかりやすく形になるのが、年２回、拠点と個人を対象にした表彰です。たとえば「eラーニング（＊）を研修に取り入れた」といった新しいことへの挑戦を積極的に評価してくれるとのこと。
「グループ全体から300～400人集まるイベントで、そこで突然スポットライトが当たって名前が呼ばれ、表彰されるんです。それはもう、自然とモチベーションが上がります」（小野さん）
バックグラウンドにグループ企業がある、そういう会社で働くメリットは何でしょうか？
「３つあると思います。一つ目は、雇用の安定という安心感。特にヒューマングループは人材事業もやっていますから、労務管理の面で非常にしっかりしています。二つ目は、全国規模での人材交流や社内的な情報インフラがあるということ。三つ目は、他事業との相乗効果です。たとえばヒューマンアカデミーいう教育事業と組み、講座で学ぶ人たちに介護現場に来てもらい、学んだことを発揮してもらったり。これまでにも、マンガカレッジの人たちが似顔絵を描きに来てくれたり、スポーツカレッジの人たちと一緒に体操をしたりしました」（早田さん）
＊eラーニング…インターネットやパソコンなどで学習できたり、講義を受けられたりする仕組み
学ぶ意欲を応援し、独自資格でキャリア支援も
ヒューマンライフケアの特長のひとつは、「学べる環境があること」だと小野さんは言います。
入社後の基礎研修からレベルアップのための研修、階層別研修まで、さまざまな学びの場が用意されています。ほかにも、介護の実技やコンプライアンス、チームワークなど、多彩なテーマでセミナーも開催しているとか。
「どういうことを学びたいのか、現場の声を聞きながら研修を組み立て、時代に即したテーマやさまざまなレベルの学習環境を提供しています。弊社にはヒューマンライフケアカレッジという教育事業部門があるのが強み。カレッジから講師に来てもらったり、連携して研修を作り上げたりしています」（小野さん）
セミナーは自由参加。業務の負担にならないよう、労働時間外に2ヵ月に1回程度のペースで開催しているそうです。
「先日、近畿エリアで行ったセミナーでは約100名が集まり、立ち見もでました。セミナーの場は、いろいろな拠点の方との情報共有や意見交換の場にもなっています」（小野さん）
また、キャリア制度の充実にも力を入れているそうです。その一環として、昨年度から「ケアテクニカルマイスター」という社内の独自資格を導入したとのこと。シルバー、ゴールド、プラチナの三段階で介護技術や指導レベルを評価・認定。「より知識を向上させ、サービスの質を高めるのが狙い」だと、早田さんは言います。
「自主学習用のテキストや実技の動画も用意しています。時間のあるときに自分で勉強できるので、働きながらでも負担なく取得できます。また、資格取得お祝い金や資格手当などの制度もあります」（小野さん）
ほかにも、介護福祉士やケアマネジャーなどの資格取得の補助支援、外部セミナーを受講する際の支援制度などもあり、「人を大事に」という会社の思いが伝わってきます。
さて、次回からはいよいよ採用をテーマにお話を伺っていきます。
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