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採用担当者に聞いた!介護の面接で落ちる人と受かる人の違いは?

転職活動で避けては通れない面接。「介護業界は人手不足だから誰でも受かる」と思っている方もいますが、そんなことはありません。
この記事では採用担当者のインタビューをもとに、面接で落ちる人・受かる人の特徴を解説します。

目次

「介護の面接は誰でも受かる」は嘘
【採用担当者インタビュー】介護の面接で落ちる人とは?
 ・仕方なく介護職を選んでいる
 ・介護業界を甘く見ている
 ・志望動機に熱意がない
 ・未経験なのに知ったかぶりをする
その他にも!介護の面接で落ちる人の特徴
 ・身だしなみに清潔感がない
 ・やる気を感じられない
 ・ビジネスマナーに欠ける
 ・ネガティブな印象が強い
 ・コミュニケーションがとりにくい
【採用担当者インタビュー】介護の面接に受かる人とは?
 ・好印象で常識がある
 ・長く働いてくれそう
しっかり対策をしてから面接に臨みましょう

「介護の面接は誰でも受かる」は嘘

介護の面接は誰でも受かるは嘘

「介護の面接は誰でも受かる」という噂がありますが、実際は不採用になる人もいます

たしかに、介護業界の人手不足はかなり深刻な状況です。

厚生労働省の資料によると、2022年度の介護職員数は約215万人ですが、2026年度には+25万の約240万人、2040年度には+57万の約272万人の確保が必要とされています。

介護職員の必要数

そのため、人手が足りている業界と比べると就職がしやすいのは確かでしょう。

しかし、人材不足だからと言って、希望さえすれば誰でも就職できるわけではありません
介護職の面接で落ちる人もいるため、事前の対策が必要です。

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【採用担当者インタビュー】介護の面接で落ちる人とは?

実際に人手不足の介護業界でも面接に落ちてしまう人はいます。

都内の事業所で採用担当者として面接を行っているKさんに聞いたところ、不採用になる応募者には以下のような特徴がありました。

ここでは、採用担当者へのインタビューをもとに、実際に介護の面接で落ちた人の発言や態度を紹介します。

仕方なく介護職を選んでいる

【採用担当者・Kさん】
私が絶対に採用しないのは「でも、しか」というタイプですね。言葉には出さなくても、「学歴も経験もないから介護でもやるか」「もう〇歳だし、介護ぐらいしか雇ってくれる所がない」という態度が見え見えな人はお断りします。

たしかに介護職は、経験や年齢に関わらず挑戦しやすい職種です。

しかし、仕事への志や高齢者への思いやりもなく「仕方なく介護職を選んだ」と伝わる言動は、面接官にマイナスの印象を与えます

こういった人は、入職後に利用者さんへのケアが雑になったり、「思ったより大変だったから」と早期退職してしまったりする恐れがあるからです。

明らかに妥協で応募してきた人は、採用側にとって「ほしい人材」とは言い難いでしょう。

介護業界を甘く見ている

【採用担当者・Kさん】
応募者の中には「この業界は人手が足りないんでしょ?」と、採用されることを前提に上から目線で語ってくる人や、「車椅子を押すぐらいなら私にもできるかなと思って」と、へりくだっているのか、介護の仕事をバカにしているのか分からないようなことを言う人もいます。

「人手不足の介護業界なら誰でも採用される」と勘違いしている人もいますが、面接官はこういった甘い考えを見抜きます。

介護の仕事や働く人への敬意がない応募者は、利用者さんや同僚の職員にも傲慢な態度をとる可能性が高く、不採用になりやすいです。

介護職に限ったことではありませんが、採用する側にとって「一緒に働きたいと思えるかどうか」は重要なポイントになります。

志望動機に熱意がない

【採用担当者・Kさん】
面接で志望動機を尋ねたら「ハローワークで勧められたので」と答えた人もいました。

ハローワークや知人に勧められて介護職を目指す人は少なくありません。

きっかけとしては全く問題ありませんが、そこから仕事のことを自分なりに調べて、入職後のビジョンを持っておくことが大切です。

「人に勧められたから」という理由だけでは、仕事に対して熱意がないと捉えられてしまうでしょう。

何か嫌なことや大変なことがあるとすぐに辞めてしまうのではないかと思われ、面接で落とされる可能性が高いです。

未経験なのに知ったかぶりをする

【採用担当者・Kさん】
ある応募者は、誰もが知っている有名私大を卒業していて、体力もありそうなタイプ。けれど面接で、未経験なのになんでも分かっているかのような口を利くんです。
思わず「机で学んだことなんか、この世界じゃ役に立たないのよ!」って言いそうになりました(笑)上司にそのことを伝えたら「そのタイプは危ないね」と同意してくれたので、結局落としましたね。

実際の介護現場に携わったことがないにも関わらず、全て知っているかのように話すのはNG。

介護職は対人の仕事であり、なんでもマニュアル通りにいくものではありません。

ネットで得た情報や人から聞いた噂だけで知った気になっていると、入職後にギャップを感じやすくなります

こういった人は、想像と違う場面に直面するとすぐに辞めてしまったり、周囲に自分の理想を押し付けたりするのではないかと不安視されてしまうでしょう。

介護業界は未経験から働き始める人も多く、初めは知らないことがあって当然です。
知ったかぶりをするのではなく、経験がないことを素直に認め、柔軟に学ぶ姿勢で臨みましょう。

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その他にも!介護の面接で落ちる人の特徴

介護の面接で落ちる人の特徴

採用担当者が気にするポイントはまだ他にもあります。

ここでは、介護の面接で落ちる人の特徴として、以下の5つについて解説します。

介護以外の面接にも通じるポイントが多いため、転職活動中の方はチェックしておくと安心です。

身だしなみに清潔感がない

面接官は応募者の社会人マナーや人柄を見極めるため、身だしなみもチェックしています。
合否にも関わるため、面接には適切な服装・身だしなみで臨みましょう

以下は気を付けるべきNG例です。

・爪が伸びている
・無精ひげが生えている
・髪の毛を整えていない
・服のシワが目立つ
・服のサイズが体形に合っていない

介護職は、利用者さんやそのご家族と日常的に接する仕事です。清潔感がなくだらしない身だしなみは、相手の信頼を損なう原因にもなるため絶対NG

また介護の現場で働くときは、爪を短く切ってアクセサリーを外すなど、利用者さんの安全に配慮した身だしなみが求められます。
そのため面接の際も、長い爪やネイル、華美なアクセサリーは避けたほうがよいでしょう。

面接に「私服でお越しください」と言われた場合も、清潔感のあるオフィスカジュアルが無難です。

TPOをわきまえた身だしなみで、好印象をゲットしましょう

≪関連記事≫介護業界で好印象な服装

やる気を感じられない

以下のようなやる気を感じられない言動は、不採用につながる可能性があります。

・志望動機があいまい
・業界や仕事について調べていない
・逆質問をしない

志望動機をはっきり答えられなかったり、業界や仕事内容を全く理解していなかったりすると、「志望度の低い人」という印象を与えてしまいます。

面接の最後に「質問はありますか?」と言われて何も聞かない人も、「入社意欲が低い」と思われてしまうかもしれません。

やる気を感じられない人は、入職後に早期退職する恐れがあるため、面接官も採用には慎重になります。

やる気があることを伝えるためには、志望する業界や職種について事前によく調べ、予想される質問への回答を整理しておくことが大切です。

≪介護の面接でよくある質問はこちら≫

ビジネスマナーに欠ける

社会人として最低限守るべきマナーは押さえておきましょう。

以下のような言動は、面接官に「ビジネスマナーが身に付いていない」とみなされてしまいます。

・敬語を使えない
・腕や足を組む
・挨拶をしない
・時間を守らない

面接の場でマナーが守れない人は、入職後も周囲と信頼関係を築けない可能性が高く、不採用になりやすいです。

言葉遣いや姿勢、面接の時間には十分気を付けましょう。

また、無断で遅刻するのは論外ですが、到着が早すぎるのもよくありません。
応募先の準備を妨げ、かえって迷惑をかけてしまうこともあります。
会場への到着は「10分前」を目安にするとよいでしょう。

いずれにしても、「相手に貴重な時間を割いてもらっている」ことを理解し、失礼のないように行動することが大切です。

ネガティブな印象が強い

面接での以下のような回答や仕草は、相手にネガティブな印象を与えます。

・前職の不満ばかり話す
・声が小さい
・目を見て会話ができない

「前の職場は人間関係が悪くて給料も低くて……」など前職の不満ばかり話すと、嫌なことがあったときにすぐ辞めてしまう人だと思われてしまいます。

退職理由を聞かれたときは、ポジティブな伝え方に転換したり、解決のために行動したことをアピールしたりするとよいでしょう。

また、面接官と話すときの姿勢や態度も重要です。

介護職は人と接する仕事のため、極端に声が小さかったりおどおどしていたりすると、「適性がない」と判断されてしまうでしょう。

前向きで明るい受け答えができると、採用に一歩近づきます

コミュニケーションがとりにくい

以下のような受け答えは、面接において減点対象になる可能性があります。

・面接官の質問に話をかぶせる
・質問に対する答えがずれている
・1つの質問に長々と回答する

介護の仕事では、利用者さんや多職種の職員とのコミュニケーションが必須です。

面接官の話をきちんと聞かず、スムーズに受け答えができない人は、「業務上問題があるのではないか」と不安視されてしまいます

一方で、緊張して面接官の質問の意図がよく理解できないこともあるかもしれません。

その場合は「もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか?」など丁寧に聞き直し、落ち着いて回答するのがベストです。

黙り込んだり、その場しのぎでいい加減に答えたりするよりも、相手としっかり会話することを心がけてみてください

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【採用担当者インタビュー】介護の面接に受かる人とは?

介護の面接受かる人の特徴

介護の面接に受かる人には、以下のような共通点があります。

ここでは、採用担当者Kさんのインタビューをもとに、介護の面接に受かる人の特徴を解説します。

好印象で常識がある

【採用担当者・Kさん】
感じが良くて常識がある人なら、少々年齢がいっていても、未経験でも採用したいです。
「この応募者とずっと一緒に働きたい」と思わせてくれるような人なら、こちらから頭を下げてでもお願いします。

面接官は、応募者が利用者さんやご家族、一緒に働く仲間と信頼関係を築ける人物かどうかを見極めています。

そのため、人としての印象が良く、社会人に必要な一般常識が備わっている人は、介護の面接に受かりやすいです。

●介護の仕事への熱意を伝える
●清潔感のある身だしなみで臨む
●基本的なビジネスマナーを守る
●面接官の話をしっかり聞いて答える
●明るく前向きな姿勢を示す

上記のポイントを押さえて、応募先に「一緒に働きたい」と思ってもらえるように準備しましょう。

長く働いてくれそう

【採用担当者・Kさん】
これはすごく大事なことなんですが、仮に同じような条件の人が2人いたら、「長く働いてくれそうだな」という人を選びます。
「色々なことを教えて、やっと一人前になったと思ったら辞めちゃった」という時の徒労感は、教育してきた上司や同僚にとって本当にモチベーションが下がるものですから。

採用にはコストも時間もかかるため、その分できるだけ長く働いてくれる人が求められます

そのため、志望動機の本気度や、入職後のイメージが具体的に持てているかといった点は、合否を決める大事な判断材料になるでしょう。

●志望動機、自己PR
●入職後のキャリアプラン
●逆質問したいこと

上記の点をしっかり整理して、長く働く意思があることをアピールすることが大切です。

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しっかり対策をしてから面接に臨みましょう

「採用の仕事をしていると、本当にいろんな人がやって来ます」と語るKさん。
「基本的に介護はウェルカムな業界」としつつも、誰でも採用するわけではないとお話されていました。

面接に臨む際は、志望動機を明確にし、身だしなみやマナーを確認するなど事前の対策が不可欠です。

応募先に「一緒に働きたい」と思ってもらえるように準備しましょう。

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