働いてみたいと思う介護の事業所などがあった場合、多くの人はどのようなステップを踏むのでしょうか?
今回は施設介護職員や訪問ヘルパーなど、介護の職種に就くことができた人を対象に、「応募から採用までに行ったこと」について聞いてみました。そのアンケート結果を、介護の職種別にご紹介します。
施設介護職員やケアマネは、施設や事業所の雰囲気も重視
※介護求人ナビ調べ アンケートモニター(20歳以上の男女、1030名)に対し、WEB上で調査〈クリックで拡大〉
介護業界の転職経験者を対象に、現在の勤務先に採用されるまで、応募からどのようなことをしたかを尋ねました(複数回答あり)。
まず最初に、
施設介護職員を見てみましょう。最も多かったのは「面接1回」(70.5%)でした。次いで「勤務予定の事業所・施設の見学」(32.5%)、「事前に履歴書と職務経歴書を送付」(14.9%)となっています。面接の回数は、2回以上行った人は12.1%で、多くは面接1回のみのようです。事前に勤務先の雰囲気を知っておきたいためか、事業所や施設の見学に行った人が3割以上います。
ケアマネジャーでも、多かったのは「面接1回」(52.4%)でした。2番目に多いのが「面接2回」(25.4%)で、他の職種と比べて面接の回数が多くなっています。3回以上面接を行ったという人も、7.9%見られました。「勤務予定の事業所・施設の見学」(20.6%)は3番目に多く、施設や事業所の雰囲気も重視していることがうかがえます。
採用説明会への参加が多い訪問ヘルパー
訪問ヘルパーで、最も多かったことは「面接1回」(68.0%)、2位は「採用説明会への参加」(12.6%)でした。仕事内容や研修、給与などを解説する説明会を定期的に行っている事業所も多いため、それを利用する人も多いようです。複数の事業所の説明会に参加し、自分に合った事業所を選んだ人もいるかもしれません。3位は「勤務予定の事業所・施設の見学」(10.7%)でした。
次に、
生活相談員・支援相談員はどうでしょうか。やはり最も多いのは「面接1回」(62.0%)で、次いで「事前に履歴書と職務経歴書を送付」(29.6%)、「勤務予定の事業所・施設の見学」(18.3%)と続きました。訪問ヘルパーと同様に、「採用説明会への参加」(12.7%)も多くなっています。
サービス提供責任者でも、最も多かった回答は「面接1回」(72.2%)でした。次いで「面接2回」「事前に履歴書と職務経歴書を送付」「事前に履歴書のみ送付」(各16.7%)が同率2位となっています。特徴的なのが「勤務予定の事業所・施設の見学」という回答が他の職種よりも少ないことが上げられます。
今回の調査では、すべての職種において「面接1回」が最も多い回答となりました。また、事前に事業所や施設を見学したり、説明会に参加するなど、あらかじめ勤務先の雰囲気を知っておきたいという意向が高いようです。
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