転職活動をするとき、自分の年齢に不安を感じる人は少なくないはず。
とくに30代以降では、「未経験だけどこの年齢で大丈夫だろうか」「今からでもキャリアアップが可能?」など、さまざまな悩みがあることでしょう。
そこで今回は、介護業界に転職した人を対象に実施した「転職先のどこに魅力を感じたか」というアンケートを、年代別に分析した結果をご紹介します。
転職先を選ぶとき、20~30代は労働条件の良さと通いやすさを重視
※介護求人ナビ調べ アンケートモニター(20歳以上の男女、1030名)に対し、WEB上で調査
介護業界の転職経験者を対象に、
「現在の勤務先のどこに魅力を感じたか」を尋ねました(複数回答可)。
まずは
20代の結果から見てみましょう。
最も多い回答は「自宅から通いやすい」(45.9%)でした。次いで「給料が比較的良い・適当」(28.4%)、「シフトが働きやすい」(26.6%)となっています。
他の年代と比べて多かったのは「休日・福利厚生などの待遇が良い」(24.8%)で、20代は給与や福利厚生などを重視していることがわかります。
「子育てや介護・看護と両立しやすい制度」(10.1%)と回答した割合も他の年代より多く、子育てしながら働きやすい職種として、介護職を選んでいることがうかがえます。
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30代でも最も多い回答は「自宅から通いやすい」(42.3%)でした。
2位は「勤務日・勤務時間が自分の希望通り」(28.1%)、3位は「給料が比較的良い・適当」(26.2%)、4位は「シフトが働きやすい」(21.3%)となっています。
「研修・資格取得支援制度などが充実」という回答は他の年代より少し高め(5.2%)で、資格取得やスキルアップできる職場を求め、転職をしていることもわかりました。
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転職によるキャリアアップに40代は魅力を感じている
それでは
40代はどうでしょうか。
40代も30代と同様の傾向が見られ、「自宅から通いやすい」(41.6%)、「勤務日・勤務時間が自分の希望通り」(28.7%)、「給料が比較的良い・適当」(25.7%)が上位を占めています。通いやすく勤務日に融通が利き、給与も満足できる職場に魅力を感じているようです。
他の年代よりも多かった回答は「上のポジションへキャリアアップできる」という回答(5.1%)。キャリアアップを意識して、転職先を考えることが多い年代といえるでしょう。
「未経験だが働いてみたい施設・サービス」(12.3%)という回答も他の年代に比べて高い数値です。年齢的に、未経験の分野に飛び込むラストチャンスと感じている人も多いのかもしれません。
50代の上位3位も、30~40代と同じ順位で、「自宅から通いやすい」(44.2%)、「勤務日・勤務時間が自分の希望通り」(27.5%)、「給料が比較的良い・適当」(21.0%)となりました。
50代で特徴的なのは「仕事内容が自分の希望通り」(19.3%)という回答が他の年代に比べ多いこと。3位の「給料が比較的良い・適当」とほぼ同じ、約2割が回答していることから、50代は給与と同じくらい仕事内容も重視していることがうかがえます。
60代以上は「年齢や経歴が不安だが歓迎してくれた」が上位に
最後に
60代以上を見てみましょう。特徴的なのは、3位に「年齢や経歴に自信がなかったが歓迎してくれた」(19.5%)がランクインしていることです。「自宅から通いやすい」(41.1%)、「勤務日・勤務時間が自分の希望通り」(23.0%)を重視しているのは他の年代と同じですが、60代以上になると、年齢や経験を問わず受け入れてくれる職場に魅力を感じていることがうかがえます。
今回の調査では、すべての年代で4割以上が「自宅から通いやすい」ことが転職先の魅力であると答えていました。
若年層ではそのほか、給与や勤務日、勤務時間、ミドルになるとキャリアアップ、60代以上だと、年齢に関係なく働ける職場に魅力を感じているようです。
●職種別のアンケート結果はこちら
→転職先のどこに魅力を感じた?~施設職員、ヘルパーなど介護の職種別に質問
●職場別のアンケート結果はこちら
→転職先のどこに魅力を感じた?~特養、訪問介護など介護の職場別に質問
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