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2024年03月22日

介護事務の仕事内容とは?1日のスケジュールや給料も紹介

介護事務の仕事内容とは?1日のスケジュールや給料も紹介

介護事務とは介護施設で働く事務職のこと。
この記事では、介護事務の仕事内容や平均給与、必要な資格などを解説します。
1日の業務スケジュール例も紹介しているので、介護事務に興味がある方はぜひチェックしてください。

介護事務とは?

「介護事務」とは、介護施設や介護サービス事業所で働く事務職の総称です。

介護スタッフやヘルパーと違い、デスクでの業務が中心となるのが特徴。

訪問介護、通所介護(デイサービス)などの在宅介護サービス事業所や、特別養護老人ホームなどの介護保険施設でも、介護事務スタッフが活躍しています。

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介護事務の仕事内容

介護事務の仕事内容

介護事務の仕事内容にはどんなものがあるのでしょうか。

ひとえに事務といってもその業務内容はさまざまです。一つずつ確認していきましょう。

介護報酬請求業務

介護保険による介護サービスを提供した事業所・施設に対して支払われる報酬(お金)のことを、「介護報酬」と言います。

介護報酬は、利用者が1~3割を負担し、残りは国が管理する介護保険から給付されます。

国が負担する分の報酬を請求するための業務が「介護報酬請求業務」です。レセプト業務と呼ばれることもあります。

介護事務は請求に必要な「介護給付費明細書」や「介護給付費請求書」を作成し、国民健康保険団体連合会(国保連)に介護報酬を請求します。

受付業務

介護事務は常に介護報酬請求業務を行なっているわけではありません。施設の顔として、窓口対応も行ないます。

受付業務の主な仕事内容には下記が挙げられます。

・電話対応
・来客者対応
・申し込み、見学受付
・会計

デスクワークだけでなく人と関わることも多い仕事です。「事務だから人と関わらない」というわけではないので注意しましょう。

労務管理

職員の労務管理に関する業務を介護事務が行なっている事業所や施設もあります。

労務管理業務の例には以下が挙げられます。

・勤怠管理
・シフト管理
・給与計算
・福利厚生管理

勤怠管理から給与計算まで、幅広い労務管理の担当になるかもしれません。

過去に経理や総務などの事務職で働いていた方は、経験を活かせる可能性があります。

環境整備

施設の環境整備も仕事のひとつです。職場に必要な備品の発注や、設備の修繕依頼も介護事務が担当する場合があります。

施設が滞りなく運営できるよう、日々の気配りが必要です。

介護職員のサポート

施設によっては介護職員のサポートを頼まれることもあります。

サポートの例には以下が挙げられます。

・清掃
・洗濯
・ベッドメイク
・配膳、下膳
・送迎

掃除や洗濯など、無資格でもできる業務は介護事務がサポートする場合があります。

どこまでサポートするかは施設によって異なるので、気になる方は事前に確認しておくと安心です。

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介護事務に資格は必要?

介護事務になるためには、必ずしも資格は必要ではありません

ただし、レセプトの作成などにあたって介護保険に関する知識が求められます。また、生活保護や障害福祉など関連する法令の情報も知っておく必要があります。

こういった知識を身につけるために役立つのが、介護事務に関する民間資格です。

資格取得に向けて勉強することで、介護保険やレセプト作成など、介護事務に必要な知識が学べるようになっています。

資格を持っていると知識があることの証明にもつながるため、転職や就職の際に有利になるでしょう。

独学で取得できる資格

資格 実施団体
介護事務認定実務者(R)試験 全国医療福祉教育協会
ケアクラーク技能認定試験 日本医療教育財団
介護事務管理士技能認定試験 JSMA技能認定振興協会

上記の資格は受験資格が不問なので、誰でも受験できます。

転職や就職を有利に進めたいのであれば、これらの資格取得がおすすめです。

業務に必要な知識も身につくため、働く前に挑戦してみるとよいでしょう。

受験に条件がある資格

資格 実施団体
介護保険事務士 つしま医療福祉研究財団
介護保険事務管理士 日本病院管理教育協会
介護報酬請求事務技能検定試験 日本医療事務協会
介事管理専門秘書検定 日本能力開発推進協会

受験するのに条件がある資格もあります。

上記の資格は、教育指定校でカリキュラムを受講するなどの条件を満たさないと受けられません。

現在介護関係の学校に通っている場合や、今後介護のスクールなどに通おうと考えているのであれば、これらの資格が取れるか確認してみるとよいでしょう。

≪関連記事≫介護事務におすすめの資格7選!

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介護事務の1日の流れ

勤務する施設や雇用条件によって異なりますが、介護事務の1日の業務スケジュール例は以下の通りです。

《朝の業務》
朝礼などに参加し、全体の動きやスケジュールを把握します。

介護事務スタッフは事務所に待機しているため、利用者さんや居宅介護支援事業所、医療機関などからの電話を受けることも業務の1つです。

担当スタッフが不在の時には用件を伝えたり、急な日程変更・キャンセルなどの連絡に対応したりします。

《日中の業務》
日中は契約書や計画書などの書類の用意、居宅介護支援事業所へサービス計画の郵送、備品の管理や発注など、介護サービス提供のために必要な裏方の事務作業を行います。

事務所内の清掃や来客対応なども担当することが多いです。

また、利用者さんの自己負担金の請求に関する業務も行うため、利用者さんへの請求書や領収証の発送、現金払いの利用者さんに対しての集金対応、口座振替の書類の確認なども行います。

《夕方の業務》
1日の終わりに、介護サービスの実績集計やスタッフの勤怠管理などを行います。

そのほか物品の補充や連絡事項の確認、事業所内の片づけなど、翌日のサービス提供のために必要な準備を行います。

≪関連記事≫介護事務はつらい?先輩の体験談

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介護事務に残業はある?

介護事務の残業

介護事務の仕事は、残業が少ないと言われています。

介護職のように利用者さんに直接ケアを行うこともないので、夜勤もありません。

ただ、月末や月初には介護報酬請求関連の業務が多くなるため、繁忙期には残業することもあります

介護給付費明細書(レセプト)の提出が毎月10日までなので、請求業務を行う月末~翌月10日までが介護事務の繁忙期。事業所の規模や担当する業務量によっては、繁忙期に残業が増えることもあります。

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介護事務の平均給料

厚生労働省の調査によると、介護事務の平均月給は307,960円(介護職員処遇改善支援補助金取得事業所・常勤の場合)です。

前年から12,160円アップしています。

  2022年
(令和4年)
2021年
(令和3年)

平均月給

307,960円 295,800円

出典:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」

また同調査によると、介護職員の平均月給は317,540円で、事務職員より9,580円高くなっていました。

  介護職員 事務職員

平均月給

317,540円 307,960円

出典:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」

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介護事務はこんな人におすすめ!

介護事務がおすすめな人

介護事務の仕事に向いているのはどんな人でしょうか。

以下は介護事務がおすすめな人です。

人の役に立ちたい人

誰かの役に立ちたいという思いの強い人は介護事務に向いています。

介護事務は、相談に来た人の不安感を和らげたり、利用者さんの経済的な負担を軽減するために保険請求や助成制度などについて検討します。

介護ヘルパーのように表に立って支援することはありませんが、介護サービスを利用する人やその家族を支えることができます。

現場で働くほかの職種の人が気持ちよくケアに専念できるように環境を整えたり、スタッフ同士の連絡をスムーズに受け渡すことも介護事務の重要な役割です。

バックヤードでの業務で誰かを支えることは大きなやりがいになるでしょう。

事務作業が苦にならない人

介護事務の仕事はデスクワークが中心なので、長い時間事務所内に座っていることもあります。

長時間のデスクワークが苦にならないというのも介護事務の適性のひとつです。

特に介護報酬請求業務の際には金額などに間違いがないよう、パソコンの画面と向き合う時間が多くなります。

扱う金額も大きいため、プレッシャーやストレスを感じる方もいるかもしれません。

自分自身のストレスマネジメントや健康管理をしながら、集中して事務作業に取り組める人に向いています。

家事や育児と両立したい人

介護事務の雇用形態は多様で、常勤の方だけではなく、パート勤務の方もいます。

パートであればシフトを調整しやすいため、家事や育児と仕事を両立したい人でも働きやすいです。

特に介護報酬請求業務の知識や経験に長けている方は、月末と月初の繁忙期だけ請求業務のヘルプとしてパート勤務する場合もあります。

複雑な請求業務はダブルチェックが必要になるため、経験のある人が確認することで不正請求や取りこぼしなどを防げます。

家事や子育て、家族の介護などを行いながら、勤務可能な時間だけ事務として働くという方法もあります。

そのためには、介護事務としての資格やキャリアが大きな武器になるでしょう。

介護に関わる仕事がしたい人

「現場での介護の仕事は自信がないけれど、何らかの形で介護に携わる仕事がしたい」介護事務の中にはそういった思いでキャリアをスタートする方もいます。

また、現場の介護職として勤務していたものの、病気や腰痛などをきっかけに介護の仕事を続けることができなくなった人が、事務職に転職するケースもあります。

いずれも「介護現場を支えたい」という思いが、介護事務としての成長につながっていきます。

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介護事務は介護サービスを裏から支える存在

介護事務は縁の下の力持ち

介護保険サービス事業所にはサービス提供を行う介護スタッフだけでなく、それを裏方で支える介護事務の職員がいます。

介護スタッフが安心してサービス提供に専念できるのも、利用者さんやケアマネジャーと必要な連絡を取り合うことができるのも、介護事務のバックアップがあってこそ。

介護職員の人材不足が進む今、介護職員がより効率的に活動できるようバックヤードのスタッフの需要も高まっています。

複雑化する介護保険をはじめとした諸制度に精通した介護事務の存在は、介護サービス事業所の大きな力になるでしょう。

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