訪問入浴に転職したけど…。思い描いていた職場環境や仕事内容と違う!?
「訪問入浴」に転職した先輩たちの失敗談を、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。せっかくの転職を失敗に終わらせないためにも、ぜひ参考にしてください!
訪問入浴の3人1組のチームケアって、逃げ場がなくて難しい…
38歳/女性/昌子
在宅介護の手助けがしたいと思い、老人ホームから訪問入浴に転職しました。
目下の悩みの種は、3人のチームワーク。協調性がないスタッフがいるとサービスの質が悪化するし、イライラしてストレスがたまります。老人ホームではスタッフの人数が多かったので、相性が合わない人がいてもやり過ごしたり、シフト調整できました。
しかし今は、ほぼ毎回同じメンバーで、一日中一緒。移動中もイライラして、げっそりです…。
《アドバイス》
「3人1組のチームで一緒に動く」という働き方は、訪問入浴ならではの特徴と言えるでしょう。一日中同じメンバーが行動を共にするわけですから、チームワークの重要さは言うまでもありません。
実際のところ、ソリが合う人、合わない人がいるのは仕方のないこと。
それは訪問入浴の現場に限らず、どの職場でも言えることです。しかし施設ならば他にも多くのスタッフがいますし、一日中同じスタッフが行動を共にするわけではありません。
それに対して訪問入浴は、専用浴槽を積んだワゴン車などに乗り、移動中も一緒。狭い車内で顔をつきあわせるわけですから、チーム内の雰囲気が悪くなったときの逃げ場がありません。
あなたは、その密度の濃いチームケアで悩んでいるようですね。
老人ホームで介護職として働いてきたなかで、いろいろなスタッフとのコミュニケーション術や気持ちの切り替え術などを身につけてきたのではありませんか?
その中で培ったスキルや経験を訪問入浴のチームでもぜひ活かしてほしいと思います。
それでもストレスがたまってしまうということであれば、まず上司へ相談してみてはいかがでしょうか? それでも難しい場合は、再度、転職という選択肢を検討してみましょう。
訪問入浴の転職先選びでは、法人のチーム編成の考え方も確認しましょう。チームのメンバー編成を固定にしているところがある一方で、毎日メンバーを変えるというところもあるからです。
メンバーが固定しているメリットには、お互いの仕事のやり方を理解しているので、より利用者へのサービスに集中できるという点があります。しかし、ソリが合わないメンバーでチームが固定されてしまったり、チームに緊張感が薄れてしまうとデメリットになりえます。
メンバーを毎日変える場合は、馴れ合うことがなく、毎回気分を変えて臨むことができるというメリットがあります。その一方で、チームワークを構築するのが少し難しくなる場合もあります。
一概にどちらが良いとは言えません。どちらのやり方がご自分に合うのかも考えたうえで、転職先を選ぶようにしてください。
なお、メンバーが固定する場合は、どんなスタッフが働いているか、どんなメンバーとチームを組むことになるのかなど、面接の際にできるだけ情報を集めることが大事。場合によっては、一緒に働く他のメンバーを紹介してもらえるかもしれません。
また、在宅介護の手助けがしたいという思いを持っているなら、訪問入浴に限定せず、訪問介護の求人にも目を向けてみてもいいかもしれませんね。
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