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2014年09月19日

【園芸療法】自然のなかで、花や野菜を育てる | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

介護の仕事をしていると、認知症の高齢者と接する機会が多くあります。今や、65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は15%。85歳以上になると40%を超えると言われています。
また日本だけでなく、世界的にも急増している認知症。現在盛んに研究が行われ、さまざまなケア方法が生まれています。
ここでは、国内・国外問わず、最新の認知症ケア方法をご紹介していきます。


ゴールを設定して、園芸作業に取り組む

20140919「園芸療法」では、植物を育てる園芸作業を通して、心を癒したり、社会復帰のためのリハビリテーションを行います。きれいな花が身の回りにあるだけで気持ちが穏やかになったりしますが、「園芸療法」は植物を愛でるだけではありません。

アメリカでは、1950年代ごろから戦争の帰還兵の心のケアのために「園芸療法」が活用され、現在は「園芸療法士」の資格取得コースを設けている大学が多数存在します。また北欧では、おもに障害者の社会復帰を目的として発展してきました。日本でも、近年施設などで取り入れられ、さまざまな効果が報告されています。


五感を刺激。多様な効果が期待できる

「園芸療法」は、五感を刺激する要素をそなえています。
たとえば・・・
1. きれいな花や緑を『見る』
2. 植物や道具・土に『触る』
3. 花やハーブの香りを『嗅ぐ』
4. 育てた野菜やハーブを『味わう』
5. 風で葉がすれ合う音、小鳥のさえずりを『聴く』

屋外のリラックスしやすい環境で、無理なく五感を刺激することが、心身機能の状態を回復させるセラピーとなるのです。

園芸療法では、以下のような効果が期待できます。
・ 植物と向き合い、成長を手助けすることで“自分の役割を見出す”
・ 自らの手で育て、収穫することを通して“達成感が得られる”
・ みんなで一緒に水を撒いたり、手入れすることで“協調性が生まれる”
・ 土を耕したり、草むしりをしたり、体を動かすことで“ストレス発散になる”
・ 植物の生命力を感じ、愛着をもって育てることで“生きる意欲が得られる”

屋外へ出て、太陽のもと自然とふれあい、楽しみながら、認知症ケアに取り組んでみてはいかがでしょう。花が咲き、野菜が実るころには、心にも体にも、効果があらわれているかもしれません。

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