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2019年10月23日

『リーダーにしっかりしてほしいけど、どうすれば…?』 お悩み相談室 | 介護求人ナビ お役立ち情報

介護の仕事は、利用者の生活に寄り添う仕事。人として成長することもでき、他の仕事に代えがたい魅力があります。しかし一方で、肉体的・精神的なストレスは少なくありません。介護特有の仕事のストレス、人間関係のストレス、給与や体力への不安…
介護福祉士・心理カウンセラーの篠雅行さんがアナタのお悩みにアドバイスします。

今週のお悩み事例



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あけみさん(有料老人ホーム 2年目 介護職・正規職員 33歳)

有料老人ホームの正規職員になり2年目です。フロアリーダーの女性上司について悩んでいます。その上司は40歳ぐらいの女性で、施設に7年いるベテランです。優秀で周囲に望まれてリーダーになったというよりは、職員の入れ替わりが激しい中で、年功序列のエスカレーター式で上に上がったような人です。

職員の教育に興味がないのか、教育が必要な新人や、素行に問題のある職員にもアドバイスをしているようには見えません。もっと言うべきところは言ってほしいです。そんな不信感もあってか、私もあまりリーダーとは話していません。どうしたらリーダーにもっとちゃんとしてもらえるのでしょうか?



篠さんからのアドバイス

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あけみさん、日々のお仕事本当にお疲れ様です。

フロアリーダーがらみの悩みは本当に多いですよね。あけみさんは正規職員で、上にリーダーがいるという状況ですね。私も部下の時と、自分がリーダーの時と、両方経験しましたので、両方の気持ちが多少はわかるかと思います。

私もそうでしたが、上司=完璧では決してありません。リーダーになり、日々迷いながら、悩みながら、物事を決断してきました。決断した後も「これで良かったのだろうか?」「もっと別の手があったのではないか?」と自問自答していましたね。

リーダーが「教育が必要な新人や、素行に問題のある職員にアドバイスをしていない」と思うということは、あけみさんは色々気がつく方なのでしょう。現場の問題点にいち早く気づくことが出来る人です。その提案はきっとチームに必要なことでしょう。ぜひリーダーに提案してみてください。

もしリーダーに直接提案するのが難しいというなら、誰かリーダーと親しく話せる職員に相談してみて、二人でリーダーに伝えてみてはいかがでしょうか。そのとき、あけみさんの不満を一方的に伝えるのではなく、上司の気持ちや話もよく聞き、「リーダーは大変ですね」などねぎらいの気持ちを伝えられたら、なおあけみさんの提案も良い方向へ向かうと思います。

大切なことは、伝え方です。感情的にぶつけると、相手は否定されたと思い、イラっとして通る話も通らなくなると思います。

あけみさんは、現場を回している陰のリーダーなのかもしれませんね。人は一人だけでは力を発揮できないこともありますが、お互い足りないところを支え合うことでチーム力が生まれます。チームにとって、あけみさんは欠かせない存在になります。そんな視点で、介護やチーム作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?


プロフィール

篠雅行(しの・まさゆき)
カウンセラー老人ホームや在宅介護事業所、障害者授産施設で介護職を務めるなかで、介護業界で働く人を精神的にサポートしたいと思い、カウンセラーの勉強を始める。介護福祉士、認定心理士、一般社団法人心理技能振興会 心理カウンセラーの資格を持つ。


公開日:2015/1/15
最終更新日:2019/10/23
 

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