日本人の国民食とも言えるカレー。小さいころから家庭でも慣れ親しんだ料理ですよね。
カレーには、認知症予防・健康促進の効果が隠されているって知っていましたか?
栄養満点で高齢者にもおすすめの「カレー」の秘密を調査しました!
カレーに隠されたすごいパワー!
カレーには、さまざまなスパイスが使われています。
その中で、基本となっているのが『クミン・コリアンダー・ターメリック』。
どんなスパイスで、どんな効能があるか、知っていますか?
■クミン
クミンというセリ科の植物の種を粉末にしたスパイス。
「カレー」と聞いて思い出すあのいい香りは、クミンの香りが中心になっています。
香り付けのために使われるスパイスです。
消化促進や食欲増進などに効果があると言われています。
■コリアンダー
別名「香草(パクチー)」と呼ばれるセリ科の植物の種を粉末にしたスパイス。
アジア系の料理で使われるパクチーの葉とは違い、種から作ったスパイスはクセが少ない香りです。
カレーの香り付けのために使われるスパイスです。
便秘解消や消化促進などに効果があると言われています。
■ターメリック
ショウガ科の植物の地下茎を粉末にしたスパイス。
食品を黄色く着色するときにも使われるスパイスで、カレーの色に欠かせないスパイスです。
別名「秋ウコン」とも呼ばれています。
肝機能を高める、抗酸化作用などに効果があると言われています。
高齢者にカレーがおすすめな理由
カレーのスパイスの1つである「ターメリック」に含まれる成分(クルクミン)が、認知機能の低下予防に効果的だと言われています。
さらに、カレーのスパイスは血流を良くする効果も。
食べるだけで血流が良くなって、脳を活性化する「カレー」は、年をとっても元気に暮らすための最強の食事かもしれません。
高齢者におすすめのカレーレシピ
家庭で作るカレーの基本の食材は、ニンジン・玉ねぎ・ジャガイモ・お肉。
高齢者でも食べやすく調理するには、食材の切り方や下準備に工夫するとよいでしょう。
野菜をすべてすりおろしたり、一口サイズを小さめにしたり、煮込む前に電子レンジで加熱したりすることで、大きさや固さを調整することができます。
また、カレーで使う食材は、昔から慣れ親しんだ野菜ばかり。
介護施設などで調理レクとして、一緒に野菜を刻んだり煮込んだりしながら、各家庭の思い出を話し合うのも楽しそうですね。
いくつ知ってる?カレーにまつわる記念日
カレーにまつわる記念日は、実はたくさんあるって知っていましたか?
身近でみんなに愛されているカレーの記念日の由来を知ったら、あなたもカレーが食べたくなるかも?!
代表的なカレーにまつわる記念日をご紹介します。
・1月22日「カレーの日」:1982年1月22日に、全国の学校給食の統一メニューとしてカレーが出たことに由来。
・2月12日「レトルトカレーの日」:1968年2月12日に、日本初のレトルトカレーが発売されたことに由来。
・9月30日「クミンの日」:9と30の語呂合わせが由来。
美味しく食べて、体ポカポカ、スパイスで健康管理も期待できるカレー。
早速、献立に入れてみてください!