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2021年12月06日

福祉レクリエーション・ワーカーはどんな資格?仕事内容や取得方法、仕事への活かし方を解説!

福祉レクリエーション・ワーカーはどんな資格?仕事内容や取得方法、仕事への活かし方を解説!

福祉レクリエーション・ワーカーはどんな資格?仕事内容や取得方法、仕事への活かし方を解説!

これまで介護や障がいの分野における支援は、食事・睡眠・排泄・入浴などの日常生活の基本的な支援に重点が置かれてきました。

しかし近年、介護や障がいの分野では生活の質(QOL)の向上に対する支援も重視されるようになり、特に余暇活動の充実を促進する動きが見られるようになりました。

そこで現在注目されているのが、福祉分野における利用者の日常生活における質の向上を目指し、楽しさや生きがいづくりを実現するためのレクリエーションの専門資格である「福祉レクリエーション・ワーカー」です。

今回は、その福祉レクリエーション・ワーカーがどのような資格であるか、実際に取得するまでの方法などを詳しく解説します。

福祉レクリエーション・ワーカーとは、どんな資格?

福祉レクリエーション・ワーカーとは、高齢者や障がい者などを対象に、個々に適したレクを計画したり、対面でコミュニケーションを取ることを通じて、利用者さん一人ひとりの生きがいづくりを支援していく方法を学ぶことができる資格です。

日本レクリエーション協会が定めるレクリエーション公認指導者資格制度の4資格に位置づけられており、福祉レクリエーション・ワーカー養成コースの受講を修了したのち資格認定審査に合格した者が福祉レクリエーション・ワーカーとして活動することができるようになります。

福祉レクリエーション・ワーカーの資格で得られる知識・できること

福祉レクリエーション・ワーカーの資格取得過程で習得できる主な知識・技術は以下の通りです。

・継続して展開していく力
・個人の状況に合わせたレクリエーション支援プランを立てる力
・レクリエーション支援プランを実行・評価する力
・個人の意欲を引き出すコミュニケーション力
・個人との1対1の関わりを、一人ひとりの触れ合い・支え合いへと広げる力
・レクリエーション支援プランの達成に向けて他職種と連携を図る力
(参考:日本レクリエーション協会 レクリエーション公認指導者資格紹介「福祉レクリエーション・ワーカー」)

個別支援を重視した資格であることから、介護や福祉の現場で個々の利用者に対しきめ細やかなレクリエーションの支援が行えるようになることが福祉レクリエーション・ワーカーの特徴です。

福祉レクリエーション・ワーカーが活躍できる職場・就職先は?

この資格が活躍できる職場や就職先は以下の通りです。

<主な職場例>
・介護施設・事業所や障がい福祉サービス等の福祉施設・事業所
・医療機関(デイケアやリハビリ施設等)
・訪問系介護・福祉事業所(訪問介護・訪問看護等)
・保育園・幼稚園
・ボランティア関係機関

また、この資格が役に立つ職種としては以下が挙げられます。

<福祉レクリエーション・ワーカー資格の取得が役に立つ職種>
・介護・福祉施設や事業所のリーダー層(管理者・現場責任者など)
・生活相談員
・介護福祉士、社会福祉士
・ケアマネジャー
・ホームヘルパー
・理学療法士、作業療法士
・保育士、幼稚園教諭
・ボランティア監督者

 

福祉レクリエーション・ワーカーの受験資格は?

資格認定審査の受験資格を得るためには、福祉レクリエーション・ワーカー養成コースの受講を修了する必要があります。

福祉レクリエーション・ワーカー養成コースの受講対象者は、原則として日本レクリエーション協会の定めるレクリエーション公認指導者資格制度のうち基礎資格以上(レクリエーション・インストラクター、スポーツ・レクリエーション指導者、レクリエーション・コーディネーター)を保有している方で、資格申請時に満20歳以上であることが必要です。

ただし、基礎資格を受講中の方や受講を修了しまだ資格認定審査を受けていない方(または不合格だった方)の場合は、追加レポートを提出することで受講が可能となる場合があります。

福祉レクリエーション・ワーカー試験・講習の概要

■試験・講習日程
福祉レクリエーション・ワーカー養成コースはいつでも申し込み可能です。各月20日までに申し込んだ人をまとめ、翌月1日から講座がスタートします。

なお、学習期間は開講日から2年経過した後の3月末日までになります。

資格認定試験については年1回から2回程度行われます。

■受講料
75,000円(税込)

【内訳】
通信教育受講料:50,000円
オンライン・スクーリング受講料:5,000円
福祉レク現場指導実習への参加費:20,000円

ただし、以下の方に関しては通信教育の一部科目が免除されるため、通信教育受講料5,000円が割引され、受講料は70,000円(税込)となります。

ただし、介護福祉士、社会福祉士、保育士、保健師、看護師、ホームヘルパー1級、カウンセラー、日赤救急員・救助員、福祉系の大学・短期大学・専門学校を卒業した方は、通信教育の一部科目が免除されるため、通信教育受講料5,000円が割引され、受講料は70,000円(税込)となります。
※准看護師やホームヘルパー2級は対象外

■申込方法・申込先
日本レクリエーション協会のホームページより受講申込書をダウンロードし、以下に送付します。

【送付先】
〒110-0016 東京都台東区台東1-1-14 ANTEX24ビル7階
公益財団法人日本レクリエーション協会 RW受講申込担当

■受験会場
2019年度における資格認定試験の会場は以下の通りでした。試験会場については年によって異なるため、日本レクリエーション協会のホームページなどでご確認ください。

【東京会場】
日本レクリエーション協会

【大阪会場】
社会福祉法人 キリスト教ミード社会館(ミード宮原センター)

 

福祉レクリエーション・ワーカーの2021年度試験・講習スケジュール

■申込期間
福祉レクリエーション・ワーカー養成コースの申込はいつでも可能です。

■研修日
福祉レクリエーション・ワーカー養成コースには「福祉レク現場指導実習」があります。
「福祉レク現場指導実習」の実施施設は、日本レクリエーション協会のホームページに掲載されています。2021年度については、山形県・宮城県・茨城県・東京都・神奈川県・静岡県・福井県・大阪府・兵庫県・広島県・愛媛県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県で実施されます(全17会場)。

※新型コロナウイルス感染症の影響により実習ができない場合があります。

■試験日
詳しい試験日程は、試験日の3カ月前に日本レクリエーション協会のホームページにて公示されます。

■合格発表
資格認定試験から約1カ月で合否の通知が送られます。

 

 

福祉レクリエーション・ワーカー試験・講習の内容

■内容・カリキュラム
福祉レクリエーション・ワーカー養成コースのカリキュラムは、通信教育(レポート課題12回)、オンライン・スクーリング(1日2回講座形式)、福祉レク現場指導実習(5回)で構成されており、学習期間内にすべて受講する必要があります。

【通信教育】
・社会福祉特論
・社会福祉援助技術論
・社会福祉概論
・健康科学論
・福祉・医療に関する援助技術演習Ⅰ
・福祉・医療に関する援助技術演習Ⅱ
・福祉レクリエーション支援の理解、支援の実際
・福祉レクリエーション支援の方法と理論的背景
・福祉レクリエーション支援の総合計画、レクリエーション・サービスの活用
・集団を介した個人支援のためのプログラム計画、支援の評価
・信頼関係構築のためのコミュニケーションスキルと介入技術Ⅰ
・介入技術Ⅱ、Ⅲとレクリエーション活動の選択とアレンジ

【オンライン・スクーリング】
・ケアプランなどに沿ったレク支援の計画方法
・レク活動を分析し、対象者に合わせてアレンジする方法
・レク支援を評価し、改善する方法

【福祉レク現場指導実習】
1回7時間程度、合計35時間で構成。実際の施設現場を想定して実習を行います。

・個別レク支援学習(2日間)
言語・非言語コミュニケーションの技術など、対面でのレクリエーション支援を学習します。
・集団レク支援学習(2日間)
レクリエーション活動や言葉がけなど、人や目的に合わせて行う集団レクリエーション支援を学習します。

■試験の形式
福祉レクリエーション・ワーカー養成コースの受講を修了したのち資、格認定審査が行われます。資格認定審査は筆記試験および実技試験となります。

■合格基準・合格率
合格率は80%程度といわれており、受験者を落とすための試験ではなくこれまでの内容をしっかりと理解できているかどうかの最終確認という位置づけとなっています。

 

 

福祉レクリエーション・ワーカーの資格を取得するメリットは?

最後に、福祉レクリエーション・ワーカーの資格を取得するメリットを紹介します。

■レクリエーションの企画から運営、スタッフの養成まで幅広く活躍ができる
レクリエーションの専門指導者として知識と技術を活用し、レクリエーションの企画・運営から地域と福祉活動の連携が図れるイベントの企画や運営、さらにはボランティアスタッフの養成やコーディネートまで幅広い領域で活躍することができます。

■集団から個人支援に特化したレクリエーションプログラムを組めるようになる
高齢者介護や障がい者支援の施設・事業所で行われるレクリエーション活動は、利用者全体の心身機能の向上・底上げを目的とした集団レクリエーションが主として行われていますが、実際の支援の現場では利用者の介護度合いや障がいの程度などによって利用者の状態は大きく異なります。

福祉レクリエーション・ワーカーの資格は、集団レクリエーションであっても集団を介して個別支援のためのプログラムの計画、モニタリングできる能力が身につくため、集団レクリエーションから見えてきた個々の利用者のポイントを個別支援に活かすことができます

■レクリエーションを通じた利用者とのコミュニケーション力を上げることができる
介護における個別支援で最も重要なことは、利用者さんおよびご家族との信頼関係になります。

福祉レクリエーション・ワーカーの個別レク支援学習では、利用者さんやご家族との信頼関係を構築するために必要なコミュニケーション能力を養うことができます

《レク・リハビリ関連でこんな資格も!》
健康運動指導士
介護予防運動指導員
レクリエーション介護士
レクリエーション・インストラクター
福祉レクリエーション・ワーカー
介護予防健康アドバイザー
介護予防指導士
高齢者体力つくり支援士
音楽療法士
音楽健康指導士

 

 

 

 


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