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2020年09月28日

介護福祉士の年収を徹底調査!「低い・安い」と言われるけれど、実際には?

介護福祉士の年収を徹底調査

介護実務で唯一の国家資格である介護福祉士。
「介護業界の給料は安い」と言われることが多いのですが、高い技能や知識を持つ国家資格者である介護福祉士の給料は、本当に安いのでしょうか?

【2019年最新】介護福祉士の給料データを発表!

介護労働実態調査のデータによると、介護福祉士の平均賃金は222,566円となっています(月給の介護福祉士の、毎月支給される所定内賃金)。

※「所定内賃金」…毎月決まって支給される賃金のこと。交通費や役職手当など、毎月決まった額が支払われるものも含む。残業代や夜勤手当など、月によって金額が変わるものは含まない。

(参考:介護労働安定センター「令和元年度介護労働実態調査結果について」)

「私の給料、平均より低い?!」「もう少し給料がアップしたらいいな」と思うなら、こちらもチェック

介護福祉士の給料を他業種と比較!

介護福祉士の給料を他業種と比較してみるとどうでしょうか?

介護福祉士の給料と同水準の職種を調べてみました。


業種 平均月給
幼稚園教諭 237,600円
理容・美容師 233,300円
保育士 232,600円
調理師 230,600円
栄養士 227,900円
介護福祉士 222,566円
タクシー運転者 218,900円
百貨店店員 217,500円
給仕従事者(ウェイター) 214,000円
看護補助者(看護助手) 200,500円
警備員 200,100円
スーパー店チェッカー(レジ係) 186,000円

※介護福祉士以外の職種:厚生労働省 労働統計要覧「職種、性別所定内給与額」より(平成30年6月)

業種によって、休日休暇や業務時間は異なりますが、介護福祉士の給料は決して低すぎることはないことがわかります。

月給+ボーナスで『平均年収』は……

介護福祉士の平均年収
月の平均賃金:222,566円
平均賞与額:587,117円
⇒平均年収 3,257,909円

介護福祉士の月の平均賃金は222,566円。同じ調査で平均賞与は1年間で587,117円となっています。

「月の平均賃金」と「平均賞与額」を合わせてみると、介護福祉士の平均年収の目安は3,257,909円ということがわかります。

「介護福祉士」資格で年収は変わるの?

「介護福祉士」資格で年収は変わる?
無資格の介護士が190,515円、介護職員初任者研修修了者が203,232円であることを考えれば、介護福祉士の給料が介護現場の中では高い水準にあることがわかります。

無資格の介護従事者の場合、月の平均賃金は190,515円・賞与は389,783円です。無資格の方の平均年収は2,675,963円となり、介護福祉士の方が約58万円も高くなっています。

介護職員初任者研修修了者の場合、月の平均賃金は203,232円、賞与が440,771円ということで、平均年収は2,879,555円となっています。
介護福祉士は、介護職員初任者研修修了者と比較しても、約38万円年収が高くなっています。

このようなデータを見ても、介護職の中では介護福祉士の給与が高いということがわかります。


資格がなくても給料は上がる?くわしくはこちら

まとめ

介護福祉士の平均賃金データを見てみると、他業種と比較しても決して低すぎないということがわかりました。

しかも、介護職員初任者研修・介護福祉士など、資格を取得すると、年収はきちんと上がっていきます。

介護に関する高い知識と技能を持つ『介護福祉士』には、しっかりと給料が支払われているんですね。


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