せっかく苦労して介護福祉士の資格を取得したのに、あまり給料が上がらなかったという人もいるのでは?
介護福祉士が給料アップを狙うための『4つの方法』をご紹介!
「もう少しお給料が欲しい…」と感じたら、次の4つの方法を検討してみましょう。
1.資格を取って給料アップ!
介護福祉士が給料を上げるための1つ目の方法は
「資格を取得すること」です。
介護福祉士は他の介護系職種に比べると給与額は高く、月給の所定内賃金は222,566円となっています。
・無資格:190,515円
・初任者研修修了者:203,232円
・介護福祉士:222,566円
ここから、さらに資格を取得して給与を増やすこともできます。
介護福祉士から実務経験を積んで介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を取得し、ケアマネジャーとして勤務した場合はどうでしょうか。
介護支援専門員の平均所定内賃金は257,279円となり、給与は大幅にアップします。
ケアマネジャーの仕事に就かなかったとしても、資格手当を上乗せすることができます。
他にも、介護福祉士の上位資格として誕生した認定介護福祉士など、資格を取得することで給与を増やすことができます。
⇒ケアマネジャーの仕事内容について詳しくは
こちら
2.役職がある職務で給料アップ!
介護福祉士が給料を上げるための2つ目の方法は
「役職のある職務につくこと」です。
介護施設であればユニットリーダーやフロアリーダー、訪問介護であればサービス提供責任者、デイサービスであれば生活相談員など、介護現場では役職のある職務があります。
役職につくことで、これまでの給与に役職手当が上乗せされ、給与をアップさせることができます。
介護福祉士の資格が任用資格になっている役職もありますので、介護福祉士であれば必然的に役職を任される機会は多くなります。
責任は大きくなりますが、積極的に自分の役割を務めることで、職場内の評価も上がります。施設長など、さらに上の役職へのチャンスも広がり、給与を段階的に増やしていくことが可能です。
3.長く働いて給料アップ!
転職や資格取得をしなくても、
勤続年数によって給与を増やすこともできます。
介護労働実態調査のデータでは勤続年数ごとの所定内賃金のデータも掲載されています。
・1年未満:214,764円
・1年以上2年未満:217,364円
・2年以上3年未満:218,822円
・3年以上4年未満:220,426円
・4年以上5年未満:224,627円
・5年以上10年未満:226,894円
・10年以上15年未満:242,376円
・15年以上20年未満:259,903円
・20年以上:286,940円
勤続年数によって、給与額に7万円以上の差があることがわかります。
今の職場の仕事内容や環境に満足であれば
転職せず、長く働くことで給与を増やしていくこともひとつの方法です。
4.条件のいい職場に転職して給料アップ!
そして、介護福祉士が給料を上げるための4つ目の方法は
「転職」です。
資格取得や役職、手当のつく業務など、色々やってみたけれど、どうしても今の状況を変えたい……と思ったら、より条件のいい職場があれば転職することも選択肢に入れましょう。
今、デイサービスや訪問介護など、夜勤のない職場で勤務しているのであれば、夜勤のある介護施設などに転職するのはいかがですか?
夜勤の回数に応じて夜勤手当なども受けることができ、給与のアップにつながります。
また、特定処遇改善加算など、加算算定実績が多い事業所に転職すると、相場よりも高い給料が支給されることが多いです。
自分の希望する給与額に近い事業所・施設を探して転職することが4つ目の方法です。
まとめ
介護業界で働きながら給料アップを目指す方法4つをご紹介しました。
介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネジャー)などの資格を取得したり、リーダーや相談員、サービス提供責任者などの役職を狙うことで、資格手当・役職手当を給与に上乗せすることが期待できます!
これから資格を取得する予定はないという人でも、長く働くと月給が上がるというデータがあれば、これまで以上にがんばれちゃいますね。
「今より給与が高い職場で働きたい」という理由での転職も、「業務を評価して欲しい」という自分の考えが伝わればマイナスな印象にはならないはず。
給料アップのために今からできることを、早速試してみませんか?
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