「医療事務に興味があるけど、未経験だから心配」と悩んでしまう方は多いです。未経験から医療事務を目指すにはどういう方法があるのでしょうか?この記事では未経験から医療事務になる方法や求められるスキル、就職・転職活動前に取得したい資格について解説します。
目次
1 医療事務とは
2 医療事務は未経験でもなれる?
3 医療事務に求められるスキル
4 未経験で医療事務に就職するなら病院?クリニック?
5 未経験から医療事務を目指す方法
6 未経験者が医療事務の資格を取得する方法
7 将来性のある医療事務になり働こう
医療事務とは、病院やクリニックなどの医療機関で働く事務職のことです。
来院した患者さんの受付や会計業務だけでなく、レセプト(診療報酬明細書)の作成といった医療費・医療保険に関わる業務も行う医療機関に欠かせない職業です。
不安を抱える患者さんに対し優しく丁寧に接遇するスキルや、正確に診療報酬を計算する事務処理能力が求められます。
未経験でも医療事務を目指せます。
実は、医療事務になるために専門の学校に通ったり特別な資格を取得したりするのは必須ではありません。そのため、医療事務とは全く関係のない学校を卒業していても、全く異なる仕事をしていても医療事務になれます。
実際、求人サイトにも「未経験OK」と書かれた募集もありますので、医療事務に興味がある方は今日から目指してみてください。
医療事務では下記のスキルを求められます。
医療事務は診療報酬を請求するためのレセプト(診療報酬明細書)の作成を行います。
レセプトの作成はパソコンを用いて行うことが多いため、パソコンや事務処理が苦手だと手間取る可能性があります。医療機関の収入は、患者さんと健康保険組合などから支払われる医療費が多くを占めているため、責任重大です。
また、医療事務にはコミュニケーション力も欠かせません。
病院の顔として受付・会計を行ったり、医師や看護師などの医療スタッフの事務作業をサポートしたりする役割もあります。
相手を安心させる笑顔やハキハキとした受け答えなど、コミュニケーション力が求められるでしょう。
これらのスキルに自信があれば医療事務に向いている可能性も高いため、ぜひ目指してみてください。
医療事務の就職場所として主に病院やクリニックが挙げられますが、未経験の場合はどちらのほうが勤めやすいのか気になるところです。
ここでは、病院・クリニックの特徴を紹介しますので、就職先に迷っているときは参考にしてください。
病院とは入院可能なベッドが20床以上あるなど、一定の基準を満たした医療機関のことです。
施設の規模が大きく、医療事務も受付・会計・レセプトなどの業務に分けてそれぞれ担当が割り振られることが多いため、特定の業務に特化して専門性を磨きたい人におすすめです。
また、病院は働いているスタッフの人数が多いのも特徴です。看護師、医師などの幅広い人間関係の中で業務を進める必要があるため、コミュニケーション力も磨かれるでしょう。
クリニックは入院可能なベッドが19床以下の、外来診療に重きを置いた医療機関のことです。
クリニックは病院と比べ、未経験でも就職がしやすい可能性があります。
厚生労働省の「令和3(2021)年医療施設動態調査」によると、2021年(令和3年)10月時点の病院数は8,205施設、クリニックは104,292施設でした。
病院よりもクリニックの方が施設数が多い分、求人の数も多いと考えられます。
また、クリニックは病院と比べて規模が小さいことが多いのも特徴です。
勤めているスタッフの人数も少ないため、1人で受付や会計、レセプト業務などを担当することもあり幅広いスキルの取得が可能です。
少ない人数の中で深い人間関係を築きながら経験を積みたい人にはクリニックをおすすめします。
未経験から医療事務を目指すには、「資格不要・未経験歓迎の求人に応募する方法」と、「資格を取得してから応募する方法」の2種類があります。
ここでは、それぞれの方法の特徴や向いている人について解説します。
医療事務の求人の中には資格不要・未経験歓迎の募集もあります。
資格不要・未経験歓迎の施設に就職すると、資格を取得しなくてもすぐ働けるのがメリットです。
現在貯金に余裕がなかったり、フルタイム勤務していたりするなどして、就職・転職活動前に資格を取得するのが難しい人におすすめです。
ただし、1つの求人に複数の応募があったとき、未経験・資格なしでは採用が不利になる可能性があることを念頭に入れておきましょう。
また、医療事務は一般事務とは異なり、診療報酬算定や医療保険制度など、専門知識が必要な職種です。未経験・資格なしで就職をすると、業務内容の把握が大変だと感じる可能性があることも注意しておいてください。
医療事務は無資格・未経験でも応募できますが、関連する資格を持っている方が就職に有利です。
時間やお金に余裕があれば、資格を取得してから応募するのがおすすめです。
医療事務関連の民間資格には下記が挙げられます。
なかには合格率が高く未経験でも勉強しやすい資格もありますので、転職活動前に取得を目指してみるとよいでしょう。
医療事務を目指すなら資格を取得すると有利ですが、どうやって勉強したら良いのか迷うものです。
医療事務の未経験の場合、下記の方法で勉強を始めてみるとよいでしょう。
医療事務の資格は市販のテキストで勉強しても十分に合格が狙えます。
問題集と教科書さえ購入すればいいため、費用を抑えて資格の取得ができるのがメリットです。
ただし、一人で勉強しているとなかなかやる気が出ないこともあるでしょう。
市販のテキストで勉強するのは、モチベーションが高く、計画性がある人や自己管理能力が高い人におすすめです。
通信講座とは自宅でテキスト教材を用いて学習しつつ、添削を受けられる学習方法です。
完全な自習よりは費用はかかりますがスクールに通うよりは安く済むのがポイントです。合格のための専用のテキストを用いて勉強するため、隙間時間に効率よく学習が進められます。
仕事や家庭との両立を目指しつつ、医療事務を目指す人におすすめです。
医療事務の資格を取得するための様々なスクールが開催されています。
スクールに通うのは数万円程度の費用がかかりますが、合格に向け講師がていねいにサポートしてくれます。
講座終了後には就職へのサポートも期待できますので、絶対に医療事務として働きたい人におすすめです。
医療事務は未経験でも目指せる職種です。
受付・会計業務やレセプトの作成が主な業務となるため、事務処理が得意な人やコミュニケーション力が高い人に向いています。
医療事務になるには、「資格不要・未経験歓迎の求人に応募する方法」と、「資格を取得してから応募する方法」の2種類があります。
資格を取得せずに就職するとお金や時間を節約できるというメリットがある反面、就職後に専門知識を身につけるのに苦労する可能性があることを覚えておきましょう。
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