ポイント
災害時に備えた食品として缶詰やレトルト食品を購入した施設も多いはず。それらを活用し、簡単でおいしく、高齢者にも食べやすいレシピをご紹介します。「ふと気が付くと賞味期限切れ」といったことを防ぐためにも、製造日の古いものから使い、使った分は新しく買い足せば、常に一定量の食品を備えることにもつながります。
ツナじゃが
肉の代わりにツナ缶でじゃがいもを煮て完成。調味料がそばつゆ一つで味付けができ、簡単に仕上がります。
マグロやカツオなどの魚肉を使った缶詰をまとめて「ツナ缶」と呼びます。いくつかの種類がありますが、栄養成分には大きな差はあません。室温で長い間保存できるので、いつでもすきな時に食べられ便利です。しかも血中コレステロール値を下げる働きがあり、常温では固まりにくく液体を保つ成分なので、血液をサラサラにし動脈硬化や脳卒中の予防や、中性脂肪を減少させる効果もあります。
調理時間 約10分
材料(2人分)
・じゃがいも(1㎝厚さのいちょう切り)2個分
・にんじん(5㎜厚さの半月切り)1/4本分
・玉ねぎ(食べやすい大きさ)1/2個分
・そばつゆ(3倍濃縮)大さじ2
・水2カップ
・ツナ缶(80g)1缶
・水溶き片栗粉(水小さじ2+片栗粉小さじ1)
作り方
1.鍋に切ったじゃがいも、人参、玉ねぎ、そば汁、水、ツナ缶を入れ、沸騰するまで強火にかける。
2.沸騰してきたらアクをすくい取り、蓋をして弱火にして10分程煮る。
3.水溶き片栗粉でとろみを付け、器に盛る。
ワンポイントアドバイス
※じゃがいも、にんじんの厚さを薄く切ると、より早く仕上がります。
プロフィール
佐藤昭子(さとう・あきこ)
弥生学園クッキングスクール講師7年半勤務(和食料理・中国料理・西洋料理・お菓子)
平成9年:世田谷区在宅栄養士会会員:北沢支部
*地域支え合い活動:高齢者・子ども・離乳食の献立作成と講師
*男の料理教室講師:DANCHU会・ヤローやろうー会・男前教室
*北沢地区健康教室講師:部会員の要望に合わせた健康に良い献立作成
月間冊子CGCふれあい交差点製作【6年間】
全国スーパーマーケット協会 青果スペシャリスト養成の料理講師:旬の食材・新しい食材を使っての調理方法・季節に合ったアイデア料理【10年間】