ポイント
災害時に備えた食品として缶詰やレトルト食品を購入した施設も多いはず。それらを活用し、簡単でおいしく、高齢者にも食べやすいレシピをご紹介します。「ふと気が付くと賞味期限切れ」といったことを防ぐためにも、製造日の古いものから使い、使った分は新しく買い足せば、常に一定量の食品を備えることにもつながります。
サバのチャウダー
サバ缶、豆の缶詰とトマトジュースで作る、トマト風味の具沢山簡単スープ。材料が缶詰(半調理済)なので材料を切る手間がかからず、簡単に短時間で作れます。
サバ缶は、サバを生のまま缶にいれてから加熱殺菌・加熱調理を行うので、栄養の損失が少ない状態で保存されています。また、水煮缶は加工時に塩水を使うだけで、糖分が増える心配がありません。サバは貧血の予防・改善に効果のあるビタミン B12や、骨・歯・骨粗鬆症を防ぐビタミンDなど、ビタミン類も豊富に含みます。
調理時間 約10分
材料(2人分)
・油小さじ2
・玉ねぎ(1㎝角切り)1/2個分
・サラダビーンズ缶(M)1缶
・小麦粉大さじ1
・水400ml
・トマトジュース(190ml)1個
・サバの水煮缶1/2缶
・ローリエ1枚
・塩少々
・こしょう少々
・バター大さじ1
・パセリのみじん切り少々
作り方
1. 鍋に油、切った玉ねぎ、サラダビーンズを加え炒め、小麦粉をふり入れ炒める。
2. 1に水、トマトジュース、サバ缶、ローリエを加え煮立ってきたら、アクをすくい取り、10分程煮る。
3.塩、こしょうで味を整え、バターを加え、器に盛りパセリを散らす。
ワンポイントアドバイス
※ 材料を炒める時に小麦粉も一緒に炒めることにより、スープにとろみがつき、食べやすくなります。
※ 煮込み時間を短縮しても、仕上がりにバターを加えることで味に深みが出ます。
プロフィール
佐藤昭子(さとう・あきこ)
弥生学園クッキングスクール講師7年半勤務(和食料理・中国料理・西洋料理・お菓子)
平成9年:世田谷区在宅栄養士会会員:北沢支部
*地域支え合い活動:高齢者・子ども・離乳食の献立作成と講師
*男の料理教室講師:DANCHU会・ヤローやろうー会・男前教室
*北沢地区健康教室講師:部会員の要望に合わせた健康に良い献立作成
月間冊子CGCふれあい交差点製作【6年間】
全国スーパーマーケット協会 青果スペシャリスト養成の料理講師:旬の食材・新しい食材を使っての調理方法・季節に合ったアイデア料理【10年間】