2019年07月20日

圧迫面接や、返答に困る質問…どんな意図があるの？～介護面接の悩み

就職・転職活動でもっとも重要なのが「面接」です。
特に、介護業界では、書類審査にはさほど重きをおかず、面接で採用・不採用を決める、という事業者が多数。
重視される面接だからこそ、気を付けるべきポイントは知っておきましょう！

＜面接の悩み＞
面接では、圧迫面接や突拍子もない質問をされることもあるとか。
頭が真っ白になりそうで怖いんです…

面接では、応募者をわざと困らせようとしているのかな？と勘ぐってしまうような、ちょっと意地悪な質問もあると聞きます。
具体的にどんな質問がありますか？
それに、もし圧迫面接をされたらどうしよう…とも思い、いまから心配です。
面接の場でパニックにならないためのアドバイスをお願いします！

「自分を動物にたとえて」と言われたら、自身のキャラクターのPRを！

面接では、介護の仕事とは関係ないような予想外の質問をされることもあります。
例えば突然、「自分を動物にたとえると、何だと思いますか？」と聞かれることも。
突拍子もない質問をされることもある、と覚悟しておきましょう。
そうすれば、「あ、きたな」と思えるので焦らずにすみます。

予想外の質問にうまく対応するには、面接官が何を知りたいと思っているのか、その“質問の意図”を感じ取ることがポイント。

「動物にたとえたら？」という質問で、面接官が知りたいのは、あなたのキャラクターです。
面接官は、あなたがどんな動物名を答えるか、さらに「なぜその動物にたとえたのか」という部分に興味を持っています。
なぜならその答えに、あなたのキャラクターが表れるからです。

そこで、自分の“長所”を表現できる動物は何かを考えましょう。
大事なのは、どうしてそう思ったのかを示す理由やエピソードを加えること。

例を挙げると、「自分自身を動物にたとえるなら、アフリカの草原で暮らすゾウです。
温和で群れを大事にするところに共通点を感じます。
そして、できれば群れを引っ張るリーダーでありたいと思っています。
前職でオープニングを経験した際もチームワークを大事にし、それぞれが力を出し切れるように積極的に声をかけたり、時には悩みを聞いたりしました」といった具合です。
あなたと一緒に仕事をしたときのことがイメージしやすいような例をあげるとベストです。

「苦手なタイプ」を聞かれたら、上手な対処術をアピール

突然聞かれて困る質問としては、「あなたが苦手なのはどんなタイプの人ですか？」というのもあります。
「苦手な人のことなんて話していいんだろうか？　悪口を言っているように聞こえないだろうか？」と心配にもなりますが、安心してください。
この質問は「あなたが苦手な人とどう接しているか」を知るためのもの。
苦手な人がいたからといってNGではありません。

まずは苦手なタイプを理由も含めて答えましょう。
そのうえで、苦手な人との向き合い方で努力していること、工夫していることを述べます。
次の例文を参考にしてください。

「私は慎重でじっくり考えて行動するタイプなので、ぱっとすぐに行動に移すタイプの人が苦手です。
そのため、そういう人と一緒に仕事をする際は、できるだけ事前に準備をしておきます。
慎重派と行動派がタッグを組めば最強のコンビだと考えれば、楽しく仕事ができます」

社会に出れば、つきあいやすい人だけを選んで仕事をするわけにはいきません。
特に介護職となれば、多くの利用者と接する仕事で、しかも利用者との距離も近い。
さらに介護職同士のチームワークも求められます。
人間関係が大事な職種だからこそ、苦手な人とも上手に対処できるというところをアピールしましょう。
「苦手な人を避けようとする」という印象を与えるのはNGですよ！

圧迫面接では、冷静さと笑顔でポイントUP！

「圧迫面接」というのを聞いたことがありますか。
圧迫面接とは、応募者の本気度やストレスへの強さを測るために行う面接形式。
厳しい質問を繰り返したり、しつこく深掘りされたり、一生懸命答えているのに面接官が興味のなさそうな態度をとったり…、あえて応募者にはキツイ雰囲気を作り出します。

もしこうした面接に当たってしまったときは、萎縮しないことが大切。
意図は「あなたを試すこと」にあるので、落ち着いて答える心構えが重要です。
笑顔を忘れなければ、評価はぐんと上がるでしょう。

介護の仕事でも、理不尽だと思う場面でスタッフがぐっと我慢して対応しなければいけないこともあります。
そんなときにいちいち感情的にならず、冷静に対処できる人材かどうかを判断されていると心得ましょう。

また、圧迫面接でなくても、「それはどうしてですか」「具体的にはどうしたのですか」と、深く掘り下げて聞かれることも。
自分の回答を深掘りされても大丈夫なように、事前に準備しておくことが大切です。

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