就職活動でもっとも重要なのが「面接」です。
特に、介護業界では、書類審査にはさほど重きをおかず、面接で採用・不採用を決める、という事業者が多数。
重視される面接だからこそ、気を付けるべきポイントは知っておきましょう!
<面接の悩み>
これまでの転職回数は4回。転職が多いことはデメリットになるの?
介護業界で、これまでに4回の転職経験があります。スキルアップを目指すためなど前向きな理由で転職したのですが、回数が多いとそれだけで不利になるのでしょうか?
転職回数が多くても、面接官にマイナスの印象を与えないようなポイントを知りたいです。
転職回数が多い理由を、しっかりと説明する
一般的に面接官が「転職回数が多い」と感じる回数はどのくらいなのでしょうか?
応募者の年齢や業種・職種によっても若干傾向は異なりますが、一般的に20代で2回、30代で3回以上の転職回数があると、「多い」と感じるようです。
さまざまな理由があっての転職でも、「忍耐力がないのでは」「すぐに辞めてしまうのでは」「人間関係でのトラブルが多いのでは」とマイナスのイメージを持つ面接官は少なくありません。
そこで大切になるのは、転職の回数が多い
理由を明確に説明すること。また、転職に臨む姿勢や転職への
目的意識です。
面接で、退職理由についてしっかり説明すれば、マイナスに評価されることはほとんどありません。
これまで介護業界で豊富な経験があるのに、「行き当たりばったりに転職した」というイメージを持たれるのはもったいないことです。
これまで勤務した介護施設や経験についてアピールする
同じ介護職でも、特別養護老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、デイサービス、グループホーム、訪問介護など、施設やサービスによって仕事内容は異なります。
もし異なる施設などでの経験があるのなら、その点をアピールしてみましょう。さまざまな施設での経験があれば、それだけ臨機応変に業務に携わることができるはずです。
「介護職としての働き方はさまざま。いろいろな経験を積みたかった」
「多くの現場を知ることで介護スキルを磨きたかった」
といった伝え方をすれば、マイナスには捉えられないでしょう。
ただし、「経験を積みたかった」「スキルを磨きたかった」と述べるだけで終わらせないことも大切です。
より面接官に熱意を伝えるために、各職場で何を経験し学んだのかや、その経験やスキルを入職したらどのように活かせるかもあわせて伝えるとよいでしょう。
「またすぐに辞めるのでは」と思われないために
「多くの職場経験を積みたい」といった理由で転職をくり返した人の場合、面接官が気になるのは「仕事を一通り覚えたら、すぐに次の職場を探すのではないか」ではないでしょうか。
3カ月未満や半年など短期間で前職を辞めている人も、「今回も長続きしないのではないか」と採用をためらってしまう可能性があります。
このような面接官の不安に対して、転職することの目的意識をしっかりと説明しましょう。
転職回数が多くても、明確なキャリアプランがあり、叶えたい目標のために転職を重ねてきたのであれば、面接官は納得しやすいはずです。
「これまで夜間専従、介護付き有料老人ホーム、特養を経験し、看取りの重要性を痛感。看取りも行う貴グループホームで、最後まで寄り添ったケアができるよう力を尽くしたい」など、長期間にわたり働く意思があることを伝えるといいでしょう。
転職回数が多くても、「欲しい介護職」とは?
転職回数が多いのは、マイナスの印象が強くなりがちですが、転職経験が多くても「このような介護職であったら採用したい」と思われる人もいます。
それは、これまでの職歴や経験を通し、
「自分ができること」
「足りないスキル」
「ステップアップのために何をすべきか」
を
客観的に認識している人。
その上で
「他の事業所での経験が糧になっていること」
「入職したらどう活かしていくか」
を、面接の場でしっかりアピールできる人です。
やみくもに転職を繰り返してきたといったイメージを持たれないように、
転職回数が多くても、一貫性を持って仕事と向き合ってきたことをアピールするようにしましょう。
そうすれば、さまざまな事業所での経験がプラスに働くはずです。
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