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履歴書に書ける資格は何級から?資格・免許の正しい書き方<新卒・就活ノウハウ>

履歴書に書ける資格は何級から?資格・免許の正しい書き方<新卒・就活ノウハウ>

 

履歴書・エントリーシートに書く資格や免許も、立派なアピールポイント!
でも、どう書けば好感を持ってもらえるのでしょうか?
ここでは、履歴書への資格の書き方や、履歴書に書ける資格や免許の種類、正式名称までをお伝えします。

資格欄の書き方の基本1「資格の順序」

資格や免許をどう書くかは、意外に悩むものです。
JIS規格の履歴書の場合は、学歴、職歴の次に「免許・資格」とタイトルがあるので、その下に書いていきます。

資格や免許が複数あるときは、取得順に書きます。

語学検定、ビジネス系検定など種類で分けたくなりますが、履歴書の原則は、学歴でも職歴でも資格でも、
「年号の古いほうから新しいほうへ順番に書いていく」
が原則です。
これを頭に入れておきましょう。

資格欄の書き方の基本2「資格の名称」

履歴書やエントリーシートに資格や免許を書くときは正式名称で書きましょう

普段人に話すときには「運転免許」「英検」「FP」などと言いますが、これらはすべて略称です。

たとえば、「英検」は「実用英語検定」です。
自分の取得している免許や資格をすべてリスト化し、正式名称をメモしておくと、履歴書を書くごとにいちいち調べなくてすみます。

履歴書・エントリーシートに書ける資格・免許の正式名称一覧

一般的な資格や免許について、履歴書やエントリーシートに記入するときの正式名称を一覧で紹介します。

詳細な種類のあるものは、自身が持っている免許や資格を示す免許状や資格証明書類を一度確認して、そのとおりに記しましょう。

■普通自動車免許
⇒普通自動車第一種運転免許 取得
■教員免許
⇒教育職員免許状 取得
(内容が細かく分かれているので、自身の免許状で確認。有効期間10年)
■英検
⇒実用英語技能検定 ●級 合格
(記入するのは概ね2級以上)
■TOEIC
⇒TOEIC公開テスト ●●点
(記入するのは概ね600点以上)
■漢検
⇒日本漢字能力検定 ●級 合格
(記入するのは概ね2級以上)
■簿記
⇒日本商工会議所簿記検定 ●級 合格
(記入するのは概ね2級以上)
⇒全国経理教育協会簿記能力検定 ●級 合格
(記入するのは概ね1級以上)
⇒全国商業高等学校簿記実務検定 ●級 合格
(記入するのは概ね1級以上)
■秘書検定
⇒秘書検定 ●級 合格
(記入するのは概ね2級以上)
■MOS
⇒Microsoft Office Specialist
(Microsoft Office Specialist PowerPoint 365&2019 取得など取得内容を記載する)
■FP
⇒ファイナンシャル・プランニング ●級 合格
(記入するのは概ね2級以上)
■宅建
⇒宅地建物取引士登録(登録済)など
■介護福祉士
⇒介護福祉士資格 取得
■ケアマネ
⇒介護支援専門員 試験合格
⇒介護支援専門員 資格取得(研修終了後)
■社会福祉主事
⇒社会福祉主事任用資格 取得

「英検4級」はOK?履歴書に書いていいレベルって?

履歴書に書く資格は、なんでも書けばいいというものではありません。

例えば、ファイナンシャル・プランナーは1級から3級までありますが、3級は比較的取得しやすいもの。
2級以上なら記載する、というのが暗黙の原則のようになっています。

一般に英語力の場合は、英検なら2級以上、TOEICなら600点以上と言われます。
英語を仕事に使うとなれば、英検2級、TOEIC605点程度では「レベルが低い」と思われてしまいます。

しかし、介護士など、外国語を日常的に使用しない職種であれば、準2級や500点台後半でも、「英語を勉強しているのだな」と応募先に思ってもらえる可能性はあります。

なお、TOEICは取得から2年以内の点数を書くのが原則です。

応募職種・業種と関係ない資格を書くのはOK?

履歴書を書くとき、たとえば介護職への応募であれば、介護・福祉・医療関連の資格を書くことはマストです。

しかし、TOEICの点数が800点以上ある、日商簿記1級を取得しているなど、その他の資格で突出したものがあれば、免許・資格欄に書くのもよいでしょう。

介護の現場で働くだけでなく、将来的に幹部候補になるかもしれない、という期待感を持ってもらえる可能性があります。

ただし、1日ですぐ取得できるような民間資格などをズラズラ書くのはかえってマイナスな印象になるので要注意。
仕事の現場で資格がどう生きてくるのかイメージしづらいものは、資格欄ではなく趣味欄や自己PRで書くようにしましょう。

資格がない場合の書き方

履歴書には虚偽(ウソ)は認められません。

特に資格や免許を持っていない、というときには、
「特になし」
と書けばよいのです。

あせって1日で取得できるような資格を取って書くようなことは、必要ありません。
資格はなくても、真面目に情熱を持って仕事に取り組む姿勢が見えれば、合格につながります。

資格が書ききれない!書くべき資格と書かなくていい資格

勉強熱心な方は、資格をたくさん持っているのではないでしょうか。
履歴書の資格欄は、5〜8行と決して多くはありません。資格をたくさん取得している方は、1行にひとつの資格を書いていくとすぐに埋まってしまう方もいるでしょう。

資格欄に記入する際には、書くべき資格と書いてもあまり自己PRにならない資格を選別していきましょう

その際は、仕事に関係する資格を厳選するようにします。

必ず書くべき資格やアピールになる資格の例や選び方については、こちらのページで詳しく解説しています。

取得予定の資格や勉強中の資格は書ける?

介護分野は他業種からの転職が多い傾向にあります。

現在、自己PRになりそうな資格を取得しようと試みている方も、履歴書に記載することはできます。

この場合、意気込みや勉強の進捗などを面接試験で問われることが多いので答えられるようにしておくとよいでしょう。

履歴書に書くときに注意する点や、書き方の例文は、こちらのページで詳しく解説しています。

実務経験がない資格も履歴書に書いていい?

「資格を取得してから違う仕事に就いていた」「子育てのためブランクが長い」などの理由で実務経験がない方は、資格の記載について悩むところです。

結論から言うと、実務経験のない資格でも履歴書に記載するのは問題ありません

まったく資格のない方よりも、知識があることをアピールできます。ただし、即戦力として期待値が上がりすぎてしまわないために、実務経験がないことを先方に伝える必要があります。

履歴書に書くときに注意する点や、書き方の例文は、こちらのページで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

「免許・資格」はとにかく正確に、間違いなく書くこと!

たくさん資格を持っていれば、書けばよいですが、そうでなくても、楷書でていねいに書くことが大事です。

そして、正確に書くこと。

自分の持っている資格をもう一度確認し、名称やランクを正確に書くように心がけましょう。

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