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2022年11月14日

介護事務にパソコンスキル・介護経験・事務経験は必要?

介護事務にパソコンスキル・介護経験・事務経験は必要?

一般事務の経験を活かし介護事務の仕事に就きたいと考えていても、「介護の専門的な知識や介護経験がないと、就職・転職は難しいのでは」と考える人もいるかもしれません。事務作業やパソコンのスキルも、どの程度必要なのか気になるところではないでしょうか。
ここでは、介護事務の仕事に就く上で必要な事務・パソコン・介護経験について解説していきます。

目次

1 介護事務はパソコンスキルがないと働けない?
2 介護事務は介護経験がないと働けない?
3 介護事務の仕事で活かせる経験・経歴
4 介護事務に必要な知識は?
5 介護事務の求人は少なめ。介護に特化したサイトで情報収集を

介護事務はパソコンスキルがないと働けない?

介護事務は、介護保険制度に則り「介護給付費明細書(レセプト)」を作成するのがメインの仕事です。レセプト作成にはパソコンを使用しますが、基本的に専用のソフトを使用するため、高度なパソコンスキルがなくても働くことはできます

ただし、介護事務でパソコンを使用する仕事はレセプト作成だけではありません。利用者への請求書、社内文書の作成、データ入力なども多いので、基本的なパソコンスキルは必須です。キーボードを打つ速さも、ブラインドタッチとまではいかなくても、ある程度のスピードでタイピングできた方が、スムーズに業務を進められるでしょう。

最低限、習得しておきたいのは、文書作成ソフトのWord(ワード)や、表計算ソフトExcel(エクセル)です。Excelは、時にはデータを修正したり、統計資料などの社内文書で一からデータを作成することもあるため、グラフの作成方法や基本的な数式・関数は覚えておいたほうがいいでしょう。MOS(Microsoft Office Specialist)などのパソコンスキルに関する資格を有していれば、大きなアピールポイントとなります。

>>介護事務の仕事内容について詳しくはこちら<<

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介護事務は介護経験がないと働けない?

介護事務の主な仕事は、専用ソフトを用いて「介護給付費明細書(レセプト)」を作成することです。事務作業がメインなので、介護スキルや介護現場での勤務経験がなくても就業することは可能です。

しかし、業務上、ケアマネジャーやヘルパー、介護福祉士といった介護職員とのやり取りも多いことも確かです。そのため、介護に関する基本的な知識は知っておいたほうがスムーズに仕事が進むでしょう

もちろん、これまで介護職として働いていた人は、その経験を活かすこともできます。介護事務は、窓口業務や電話にて、利用者やその家族から問い合わせを受けることもあります。介護の現場を熟知していれば、相手の話も理解しやすく、伝達事項に食い違いが生じることも少なくなります。また、人出が足りない事業所では、介護事務に加え、介護現場のサポートも仕事に含まれるところもあります。その場合は、介護補助も可能な介護事務職として働けることがアピール材料にもなります

介護事務の求人は、介護職(介護福祉士、ケアマネジャー)やヘルパーよりも少ない傾向にあります。経験や特別な資格がなくても就業できる仕事ですが、介護事務の通信教育を受ける、介護業界の知識を勉強しておくなどをしておけば、転職活動で有利に立てる可能性も高くなります。

 

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介護事務の仕事で活かせる経験・経歴

介護事務の仕事をする上において、役立つ経験といったらどのようなものがあるでしょうか。

そのひとつが一般事務の経験です。パソコンを使っての書類作成やデータの入力、ファイリング、接客や電話対応などは、介護事務の仕事にも通じるものがあります。経験に基づく丁寧な接客や電話応対は、施設の利用者やその家族に好印象を与えることでしょう。

医療事務の経験も役に立つ経験と言えます。医療保険に則って「診療報酬明細書(レセプト)」を作成・提出するという医療事務の仕事は、介護事務と似ているため、スムーズに仕事に取り組むことができます。

業務に直接関係はありませんが、事業所の中には介護事務のほか、介護現場のサポートを求められる場合もあります。デイサービスなどで、利用者の送迎が業務に含まれる場合、ドライバー経験なども役に立つことでしょう。

 

介護事務・医療事務・一般事務の違いは?就職先や関わる人、必要スキルを比較!

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介護事務に必要な知識は?

介護事務で基本的に知っておきたい知識は、「介護保険制度」「介護報酬請求」です。

介護保険制度は、介護や介護支援が必要な人に、その費用を給付する制度のこと。
原則として、サービスを受けるためには1割の自己負担が必要です。ただし、前年度の所得に応じて、自己負担率が2割または3割になることもあります。宅食サービス、趣味の外出付き添い、認知症利用者の見守りといったサービスは、介護保険対象外。利用料は、すべて利用者が負担することになります。

介護報酬請求は、介護保険サービスを提供する事業者が、サービス提供にかかった費用を国民健康保険連合会(国保連)に請求すること。介護サービスを提供した月の翌月10日までに「介護給付費明細書(レセプト)」を作成し、国保連に提出します。

まずは、介護保険制度の仕組みと、介護報酬請求の流れを抑えておくことが大事です。保険が適用されるサービス・適用されないサービスについても知っておくことも必要です。レセプト作成は専用のソフトへの入力でできるため、就業してから習得することもできますが、「介護保険制度」と「介護報酬請求」について制度の基本的な流れは前もって理解しておいたほうが、戸惑いなく仕事を進めることができるはずです。

 

関連記事「知っておきたい介護のお金!介護保険や介護報酬の仕組み

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介護事務の求人は少なめ。介護に特化したサイトで情報収集を

介護事務は、介護の仕事をしたことがなくてもできる仕事ですが、パソコンを使用する業務であるため、基本的なパソコンスキルは必須です。
事務作業がメインとはいえ、電話応対や窓口業務も行うことがあるので、一般事務での就業経験が役に立つことでしょう。一般事務の経験があり、これから仕事の幅を広げたいと考える人には適している仕事とも言えます。もちろん、これまで介護の仕事に携わってきた人は、現場を熟知する人として、介護職を兼ねた介護事務の募集では優位に立てる可能性も高くなります。

介護事務の求人は、一般介護職と比べて少ない傾向にあります。介護事務の仕事に携わりたいなら、介護業界に特化した「介護求人ナビ」で仕事を探すのがおすすめです。

 

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