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2024年06月24日

未経験でケアマネになるのは厳しい?転職成功のコツと活かせるスキル

「未経験からケアマネジャーに転職するのは厳しそう……」と悩む方は少なくありません。
この記事では、未経験者がケアマネジャーを目指す上で活かせるスキルや、面接成功のポイントなどを紹介します。

目次

未経験からケアマネへの転職が「厳しい」と言われる理由
 ・指導できる先輩ケアマネがいない
 ・求人によっては経験者が優遇される
未経験でも転職のチャンスあり!
 ・ケアマネは人手不足の傾向にある
 ・あえて未経験者を雇う事業所もある
未経験者がケアマネを目指すコツ
 ・未経験歓迎の求人に応募する
 ・ケアマネが複数在籍する転職先を選ぶ
 ・派遣やパートからスタートする
 ・新規立ち上げの事業所や施設を選ぶ
 ・現在の職場でケアマネを目指す
ケアマネの転職で活かせるスキル
 ・介護福祉士の経験
 ・事務処理能力
 ・コミュニケーション能力
 ・スケジュール管理能力
ケアマネ未経験者が面接を成功させるポイント
 ・ケアマネの仕事を正しく理解する
 ・転職後の目指す姿を明確にする
 ・ケアマネ業務に活かせるスキルをアピールする
転職に関するよくある質問
 ・40代・50代で未経験からケアマネになるのは厳しい?
 ・未経験でケアマネに転職すると何が大変?
未経験からでもケアマネを目指せる

未経験からケアマネへの転職が「厳しい」と言われる理由

ケアマネジャーになるには、規定の資格や実務経験の要件を満たし、試験に合格して介護支援専門員資格を取得する必要があります。

一方で、資格を取っても「未経験から転職するのは厳しい」と言われることも。

その主な理由としては以下の2つが考えられます。

指導できる先輩ケアマネがいない

未経験でケアマネジャーに転職する場合、先輩職員の指導の下で業務を覚え、経験を積みたいと考える方が多いでしょう。

しかし、転職先の事業所や施設によっては、新人ケアマネジャーへの教育体制が十分に整っていないこともあります。

居宅支援事業所のケアマネの配置状況

厚生労働省の資料によると、居宅介護支援事業所のケアマネジャーの配置状況(実人員)は「1人」と回答した事業所が最も多く、全体の22.6%でした。

介護施設の場合も、ケアマネジャー1~2名体制で運営しているところが多いです。
規模の大きい施設では、1人で最大100人の利用者さんを担当するケースも。

ケアマネジャーの人数が少ない、または1人あたりの業務量が多い事業所・施設では、先輩が新人の指導に時間を割けない場合があります。

未経験でこういった職場に転職すると、業務の習得が難しくなってしまう可能性があるでしょう。

求人によっては経験者が優遇される

ケアマネジャー募集の背景は、求人によって異なります。

利用者数に合わせた増員なのか、退職に伴う欠員の補充なのかなど、募集理由によって未経験者の転職の難易度は変わります。

新人への指導が困難な環境で「即戦力」を求める求人に関しては、経験者が優先されやすく、未経験者が採用されにくいと考えられるでしょう。

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未経験でも転職のチャンスあり!

転職のチャンス

未経験からケアマネジャーへの転職は厳しいケースもありますが、チャンスは大いにあります。

ここで注目したいのが「人手不足」と「未経験者ならではの強み」です。

ケアマネは人手不足の傾向にある 

総務省の統計データによると、日本の高齢者(65歳以上)人口は、2023年9月15日時点で3,623万人。高齢化率は29.1%と、過去最高を記録しました。

それに伴い介護を必要とする人も増え、介護職員だけでなくケアマネジャーの人員確保も重要な課題となっています。

必要なケアマネ数の試算グラフ

日本総合研究所「介護支援専門員の養成に関する調査研究事業」の試算によると、ケアマネジャーの必要数は、2025年度で約33万人、2040年度で約39万人(1人あたりの担当件数等が現状と変わらなかった場合)です。

この数を満たすためには、2022年度と比較して、2025年度は+27,434人、2040年度は+83,468人の上積みが必要となります。

ケアマネジャーは利用者さんと事業者をつなぎ、ケアプランを作成するなど、介護サービスを提供するうえで不可欠な専門職。

需要の高まりに対して人手が不足しているため、未経験者であっても採用ニーズは少なくありません。

あえて未経験者を雇う事業所もある

未経験者を積極的に採用し、育成に力を入れている事業所もあります。

経験者のなかには、これまでの仕事のしかたに固執してしまう人もいるからです。

その点、未経験者は一から事業所のやり方や方針を吸収してくれる柔軟性があるため、雇用する側にも採用のメリットがあると言えます。

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未経験者がケアマネを目指すコツ

超高齢社会の日本においてケアマネジャーのニーズは高く、今後ますます活躍が期待される職業です。

未経験からケアマネジャーを目指す際は、以下のポイントを意識するとよいでしょう。

ここでは、未経験者がケアマネジャーとして採用されるためのコツを解説します。

未経験歓迎の求人に応募する

ケアマネジャーの求人をチェックする際は、まず「未経験者歓迎」「未経験可」の条件で探しましょう。

未経験者歓迎の事業所や施設なら、教育体制が整っている可能性が高く、サポートを受けながら業務を習得したい人に向いています。

また未経験者を積極的に採用する場合は、募集する側も「柔軟な姿勢で仕事のやり方を吸収できる人」を求めていることが多いです。

未経験で転職するときは、こういった職場を選ぶとミスマッチが起きにくいでしょう。

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ケアマネが複数在籍する転職先を選ぶ

求人を探す際は、ケアマネジャーの在籍数もチェックしましょう。

複数のケアマネジャーが配置されている職場なら、経験豊富な指導者の在籍が期待できます。

厚生労働省の資料によると、居宅介護支援事業所のケアマネジャーの配置人数(実人員)について、「1名」と回答した事業所は22.6%、「5名以上」と回答した事業所は20.6%。利用者数等によっても差があることがわかります。

求人情報を見るときの1つのチェックポイントにするとよいでしょう。

派遣やパートからスタートする

未経験者の場合、まずは正社員ではなく派遣社員やパートとして働き始めるのも一つの方法です。

ケアマネジャーは正社員以外にも、派遣社員やパート・アルバイトなどの雇用形態でも募集があります。

正社員登用制度のある職場で経験を積み正社員を目指すか、またはスキルを身に付けて、正社員を募集している職場に転職するという選択肢もあります。

\正社員登用あり!/

新規立ち上げの事業所や施設を選ぶ

新規立ち上げの事業所や施設は、ある程度まとまった人員を募集する可能性があります。

1名のみの求人であれば経験者が優先される場合もありますが、募集人数が多くなれば、未経験者にもチャンスが巡ってきやすいでしょう。

現在の職場でケアマネを目指す

転職ではなく、現在の職場でケアマネジャーへのキャリアアップを目指す方法もあります。

今の就業先でケアマネジャーにキャリアアップするメリットは、社風や既存の利用者さんのことを知ったうえで、働き続けられる点です。

居宅ケアマネジャーを目指す方は、勤務先に居宅介護支援事業所があるかどうか確認してください。

施設ケアマネジャーを目指す方は、法人内に以下の施設があれば、異動の申請を検討してみましょう。

・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・グループホーム
・有料老人ホーム
・介護療養型医療施設

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ケアマネの転職で活かせるスキル

ケアマネに活かせるスキル

未経験からケアマネジャーへの転職を目指すなら、これまでの仕事で培った以下のようなスキルが活かせます。

介護関係のスキルだけでなく、事務処理能力やコミュニケーション能力なども、評価されるポイントです。

ここでは、ケアマネジャーの転職で活かせるスキルについて詳しく解説します。

介護福祉士の経験

ケアマネジャーの業務はケアプラン作成などのデスクワークが中心ですが、介護福祉士として現場の実態を知っていることは、大きな強みになります。

利用者さんのニーズを把握し、積極的に応えられる点は、採用担当者からも評価されるポイントです。

また、ケアマネジャーとして働くうえでは、介護保険の知識が必須です。

介護保険法は3年ごとに制度の見直しが行われるため、常に情報をアップデートする必要があります。

応募時点での必須項目ではありませんが、制度の知識・理解があると大きなアドバンテージになるでしょう。

事務処理能力

ケアマネジャーは、ケアプランの作成や介護給付費の請求などで、さまざまな書類作成を行います。

事務処理やパソコン操作が得意な方は、スキルが役立つ可能性が高いです。

得意とまでは言えないという方も、WordやExcelの基本操作、メール送信などの基本的な作業ができれば、業務に活かせます。

コミュニケーション能力

ケアマネジャーは利用者さんやその家族と直接対話し、事業所や他職種の関係者と連携します。

各方面で信頼関係を築くためには、コミュニケーション能力が不可欠です。

介護業界自体が未経験であっても、接客や営業など、コミュニケーションスキルが必要な仕事に就いていたことがあれば、積極的にアピールしましょう。

スケジュール管理能力

ケアマネジャーは、1人で複数の利用者さんのケアプランを管理します。

プラン更新や定期的なモニタリングなど、日々の業務を滞りなく行うには、マルチタスクやスケジュール管理能力も必要です。

マネジメント業務の経験もアピールできるでしょう。

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ケアマネ未経験者が面接を成功させるポイント

未経験からケアマネジャーに転職する場合は、特に面接の事前準備が大切です。

以下のポイントを念頭に置いてシミュレーションしておきましょう。

ここでは、未経験者が面接を成功させるポイントを紹介します。

ケアマネの仕事を正しく理解する

ケアマネジャーの仕事は、やりがいがある一方、難しさや大変さもあります。

介護サービスの相談受理、ケアプランの作成、要介護認定の申請代行など、やるべき業務も幅広く、利用者さんが最適なサービスを受けられるように常に勉強し続けなければなりません。

一方でイメージだけが先行し、高い理想を抱いて志望動機を語ってしまうと、採用担当者との齟齬が生じる可能性もあります。

柔軟な視点を持ち、実際の業務内容について正しく理解したうえで、面接に挑みましょう。

ケアマネジャーの仕事内容とは?▶

転職後の目指す姿を明確にする

ケアマネジャーとしての採用はゴールではありません。

志望動機と共に、これから自分はどのようなケアマネジャーを目指していきたいのか、キャリアプランを含めて整理しておくことが重要です。

自分の目標を明確にすることで、利用者さんをどのように支援したいと考えているのか、今の自分に不足しているものは何かといった部分も見えてきます。

未経験だからこそ、「先輩からの指導を受け入れつつ、積極的に知識を身につけていきたい」という謙虚かつ前向きな思いを伝えましょう。

ケアマネ業務に活かせるスキルをアピールする 

未経験者はケアマネとしての経験や実績はありません。だからこそ、これまでの仕事の中で培ったスキルを積極的にアピールしましょう。

採用担当者も視点を変え、期待値を含めたうえで評価してくれる可能性があります。

前述したケアマネジャーの転職で活かせるスキルを参考にしながら、どのように業務に活かしたいのか、できるだけ具体的に伝えることをおすすめします。

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転職に関するよくある質問

ケアマネジャーへの転職を検討するうえで、「年齢の壁」や「転職後の大変さ」は気になるところでしょう。

未経験者のよくある質問に回答します。

40代・50代で未経験からケアマネになるのは厳しい?

ケアマネジャーは資格を取得するために一定の実務経験を必要とするため、労働者の年齢層は比較的高く、40代・50代が多く活躍しています。

「令和4年度介護労働実態調査」によると、ケアマネジャーの年齢階級別の割合は以下の通りです。

年齢 割合
70歳以上 4.8%
60~69歳 21.6%
55~59歳 15.8%
50~54歳 15.4%
45~49歳 16.0%
40~44歳 12.2%
40歳未満 8.0%

出典:介護労働安定センター「令和4年度介護労働実態調査」

年代別のグラフにすると、以下のようになります。

ケアマネの年齢割合

 *四捨五入の関係で合計値は100.1%になる

最も多い年代は50代で31.2%、次いで40代が28.2%となっています。
また、同資料によるとケアマネジャーの平均年齢は53.0歳です。

30代以下が少ない理由としては、ケアマネジャー試験の受験資格をまだ満たしていない人が多いためだと考えられます。

試験を受けるには、所定の業務に「5年以上かつ900日以上」従事していなければいけません。
介護の資格なら、介護福祉士を取得してから5年の実務経験が必要です。

そのため、現場には40代・50代で活躍するケアマネジャーが多く、40代以上でも未経験からケアマネジャーを目指すチャンスは大いにあると言えます。

未経験でケアマネに転職すると何が大変?

ケアマネジャーに限らず、未経験の仕事に転職すると、最初は専門用語や知識の習得に戸惑うことが多いです。
特にケアマネジャーは介護保険制度や医療分野の知識を身に付ける必要があります。

仕事内容も、ケアプラン作成や給付管理など幅広く、覚えることも多いです。
最初はスケジュール管理や新たな環境で信頼関係を築く厳しさに苦労するかもしれません。

一方で、利用者さんや家族に直接寄り添い、チームの中心として働くことで、大きなやりがいが感じられる職業です。

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未経験からでもケアマネを目指せる

ケアマネジャーは人手不足で、今後も需要が高まっていくと予測される職種です。

求人に「未経験歓迎」などの記載がある職場は、教育体制が整っている可能性が高く、未経験からケアマネジャーを目指す方におすすめです。

未経験からの転職は、新たに専門知識を身につける必要があり、最初はその厳しさに戸惑うかもしれません。

しかし利用者さんの生活をサポートする日々は、やりがいと共に自分の成長を感じられるでしょう。

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