暖かい春の日。外から帰ってきたら、喉がイガイガ…。
その不快な症状は、もしかしたら「黄砂」のせいかもしれません。
春になると増える「黄砂」対策にぴったりな掃除や換気の方法を調べました!
黄砂とは?
春先に、車のフロントガラスに黄色い粒が付いているのを見たことはありませんか?
この黄色い粒の正体が
「黄砂(こうさ)」。
砂漠の砂が舞い上がって飛んできたものが「黄砂」です。
中国大陸の砂漠の砂が、強風に乗って日本にまで運ばれてきているんです。
黄砂が多い日は、アレルギー症状が強く出たり、ぜんそくや気管支炎の症状が強くなったりすると報告されています。
小さな砂の粒が体内に入り込んでしまうことで、気管などに影響があると考えられています。
(参考:環境省「黄砂とその健康影響について」)
家での黄砂対策はこの場所を重点的に!
黄砂対策で重要なのは、
「家に入れないこと」と
「家の中で舞い上げないこと」。
毎日、最低限掃除しておきたい場所は
「玄関」と「床」です。
●玄関
玄関では、
黄砂を入れないことが重要です。
外から帰ったら、玄関で服や髪についた黄砂を極力落としましょう。
粘着テープや洋服用のブラシを活用するとよいでしょう。
髪にも意外と黄砂やホコリは付くので、玄関先でしっかり払うことを忘れずに!
●床
家に入り込んだ黄砂は、床にたまっていきます。
ウェットタイプの掃除シートや濡れ雑巾で、こまめな掃除を心がけましょう。
床掃除のおすすめの時間帯は
「朝」!
部屋の中の黄砂や花粉、ホコリなどは、人が動かない夜に、床にたまります。
朝一番の拭き掃除で、部屋の中の黄砂をすっきり掃除しましょう。
●時間があるときには徹底的に!
普段は隅々まで掃除できないけど、週に1度は徹底的に掃除をしたい!
そんなあなたにおすすめの、効率的な黄砂対策のお掃除のポイントをご紹介します。
<家の中の黄砂や花粉 お掃除の手順とポイント>
・朝一番に床の拭き掃除
・部屋の高いところのホコリを落とす
・掃除機をかける
・ウェットシートや雑巾で床掃除
・空気清浄機のフィルターを掃除
黄砂を入れずに換気するには?
黄砂が気になる日は、なるべく窓を開けたくないですよね。
それでも換気がしたい、というときは、
カーテンを閉めて10センチほど窓を開けるようにしましょう。
黄砂は一体いつまで続くの?
気象庁の観測によると、黄砂がよく発生する時期は2月から5月。
中でも
4月がピークになっています。
<黄砂が飛んだ日数>
2月 1.4日
3月 5.3日
4月 6.7日
5月 2.5日
(1967年から2019年の平均)
(参考:気象庁「黄砂観測日数の経年変化」)
まとめ
暖かく過ごしやすい春の季節も、花粉症や黄砂で悩まされる人は多いですよね。
対策方法をきちんと知って、快適に過ごしましょう!