就学前の子どもにはマスク着用は薦めませんーーー
2022年6月20日に厚生労働省より、子どものコロナ対策について通達がありました。
マスク着用や感染対策について、新型コロナの感染状況や気候を踏まえた内容になっています。
感染力の強いオミクロン株が流行していた時期に、就学前の子どもにもマスク着用が奨められてきました。
2022年6月現在、オミクロン株の感染がおさまっていること、気温の上昇により熱中症のリスクが高くなることから、「未就学児は屋内・屋外に関わらずマスク着用を求めない」としています。
なお、学校生活では「距離が確保されている場合・気温や湿度が高い場合・体育の授業中や登下校時などには、マスク着用の必要なし」と文部科学省から通達されています。
新型コロナの濃厚接触者の判定は、陽性者との接触時間や距離、適切な感染対策の有無で判断されます。
夏場を迎え、子どものマスク着用は必要ないとされていますが、マスクなしで生活していたことで濃厚接触者扱いになってしまうのでしょうか？
厚生労働省の通達によると、マスクを着用していないことだけが濃厚接触の判断基準になることはなく、周囲の環境や接触状況を総合的に見て、判断するとのことです。
マスクの着用義務はないとはいえ、マスクで飛沫飛散を予防することは、感染症予防に効果的な方法の1つです。
満員電車など多数の人と接触する可能性があるときや、高齢者や免疫力の落ちている人と会うときなどは、マスクやうがい・手洗いなどの基本的な感染症対策を行うようにしましょう。
参考
厚生労働省「小児の新型コロナウイルス感染症対応について」（令和4年6月20日 事務連絡）
文部科学省「学校生活における児童生徒等のマスクの着用について」（令和4年5月24日 事務連絡）
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