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2014年04月07日

介護後に襲った燃え尽き症候群。その行く末は…… | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

jikenbo6moetsuki毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。今週は、「介護における燃え尽き症候群」について紹介します。

ここ10年ほど色々なシーンで見かけるようになったのが、「燃え尽き症候群」という単語。近頃では、オリンピックやW杯、甲子園など、大舞台を経たスポーツ選手がその後不調に陥った際に用いられる例が多いが、元々はスポーツに限らず、過度の緊張やストレス、対人関係トラブルなどで発生する疾患だ。横文字で「バーンアウト」などとも表記されることがあるこの症状だが、介護で燃え尽きてしまう人も少なくない。

東京都西部に住む女性・Tさんは、夫が50代で特定疾患に認定される難病・パーキンソン病にかかり、それ以来介護を行ってきた。幸い発見が早かったため、その時々の最新の治療薬を飲み、難病の進行を遅らせることが可能だったTさんの夫。しかし徐々に動作の緩慢や歩行の困難、認知症の進行は確実に進んでいった。

タイプにもよるものの、パーキンソン病はゆっくりと進行し、経過が長い人も存在する。Tさんの夫はまさにそのパターンで、Tさんの介護生活は30年近くにも及び、ついにはTさんが寝たきりになった後も、デイケアなどを利用しながら介護生活を継続。その甲斐もなく、夫はついに亡くなってしまったが、その後Tさんに悲劇が訪れた。

それまで長年にわたって難病の夫を全力でサポートしてきたTさん。突然、自分の生活にぽっかりと時間ができ、ある意味で一般的な夫婦よりも濃密な時間を過ごしてきただけに喪失感が大きく、完全にうつ状態になってしまった。

しかし幸か不幸か、介護の知識は人並み以上にあり、すでに知り合いのスタッフも何人もいたため、これまで夫のサポートで来ていたスタッフに、今度は自身がお世話になるようになったTさん。スタッフは事情を知るだけに非常に親切で、通りすがりに顔を出してくれたりもするそうで、今では穏やかな日々を過ごしているそうだ。

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