「介護業界は人手不足」といっても、採用担当者の目はシビア。 転職活動のちょっとした思い違いやうっかりミスで、入社のチャンスを逃している人も多いのではないでしょうか?
ここでは、転職活動の失敗談を、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。「あの時こうしていれば…」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください!
〈事例1〉謙遜したつもりが裏目に。スキルがないと思われた
42歳/女性/たかみ
面接で「認知症の利用者様への対応も大丈夫ですか?」と聞かれた時、つい「私でもできるでしょうか…」と答えてしまったんです。本当は前の職場でも経験があるし、自信もあったのですが、遠慮してしまって。面接官の不安そうな顔を見て、失敗に気づきました。
《アドバイス》
面接は自分をアピールする場です。遠慮や謙遜で言っているだけなのか、本当にできないのかは初対面の面接官には判断できませんから、「自信がない」と答えれば、そのまま解釈される可能性大。
必要以上に大げさに言うのはNGですが、あなた自身の経験やスキルは、事実としてしっかり伝えましょう。
また、もし経験がない場合でも「できない」「わからない」ではなく、「これから取り組みたい」と答えることで、前向きなイメージと熱意を伝えることができます。
〈事例2〉話しやすい面接官だったから、つい気がゆるんでしまって…
27歳/男性/イサオ
面接官がフランクですごく話しやすい人だったので、途中から友だちと話しているような気になってしまって。つい前の職場の悪口やグチをぺらぺら話してしまいました。しかも、タメ口で。さすがに最後は面接官もあきれ顔。面接だということを忘れていました…。
《アドバイス》
面接官のなかには、応募者の緊張をほぐすために、「緊張しないでね」とやさしく声をかけたり、親しみのある口調で話しやすい雰囲気をつくってくれる方もいます。でも、ここは面接だということを絶対にお忘れなく。
前の職場の悪口やグチは、「ネガティブな考え方の人」だという印象を与えますし、内容によっては社会人としての常識を疑われてしまいます。もちろん、タメ口も厳禁。
面接では、社会人としての良識を考えて対応するよう、気を引き締めましょう。
〈事例3〉聞きたいことは特にないんだけど、それじゃダメ?
29歳/女性/ぴーこ
面接で「何か質問はありますか?」と聞かれた時、特になかったので「ありません!」と笑顔で即答したら、微妙な空気が…。面接官から「本当に大丈夫ですか?」「この事業所に興味があるんですよね?」と真剣な顔で質問され、しどろもどろになっちゃいました。
《アドバイス》
待遇面の質問ばかりするのはマイナスになりますが、逆に何も質問がないと、本当に志望意欲が高いのかを疑われることもあります。
応募先で働きたいという意欲が高いなら、もっと知りたいと思うことがきっとあるはずです。あなたの熱意を伝えるため、いくつか質問を用意しておいた方がいいでしょう。
また、面接中の質疑応答で疑問が解決した時は「○○についてお聞きしたいと思っていたのですが、先ほどのお話で理解できました」など、具体的に答えましょう。
ただし、募集要項を見ればわかることや、調べればすぐ分かるような基本的な質問をするのはNGです。
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