自己PR文は、企業の採用担当者の視点を意識して具体的な内容にしましょう。
単に「明るい性格です」と言うのではなく、「明るい性格なので、介護の仕事で○○のときに活かせると思います」など、具体的なシーンが目に浮かぶ表現だとベター。
採用担当者は、あなたを採用することでのメリットを具体的にイメージできます。また、あなたが実際の仕事を想定しながら応募している、という本気度も伝わります。
ここでは、あなたの性格上の強みをアピールするための自己PRの記入例をご紹介。自分の状況に近い文例をアレンジして、あなたらしい自己PRを作ってみましょう!
→志望動機や自己PRの「基本の書き方」はこちら
注意:「貴社」と「御社」の使い分けについて
履歴書等に書く場合は「貴社」、面接等で話す時は「御社」と言うのが正しい表現です。
また、どのような法人であるかによっても使い分けがあります。一般企業の場合は貴社(もしくは御社)、社会福祉法人や医療法人の場合は貴法人(御法人)としましょう。
例文1.<やさしい性格> 相手の気持ちを考えて行動できることをアピールしたいケース
相手の気持ちを考えて行動できること、穏やかに人と接することができることは、介護の仕事に活かせる私の強みだと思っています。
今の職場でも、相談をされることが多く、意見が対立した時のまとめ役としても信頼されています。
持ち前の性格を活かし、他のスタッフの方と連携としながら、よりよいケアを実現していきたいと思っています。
例文2.<盛り上げ上手> イベントを企画した経験をアピールしたい人のケース
自分の住む町内会の夏祭りの企画・運営に携わったことがあります。参加者に楽しんでいただける企画を考えたり、告知を工夫したり、当日は安全に運営するために気配りをしたりと、大変でしたが、参加者の笑顔を見た時は大きな喜びを感じました。
この経験と持ち前の行動力を、レクリエーションの運営などに活かしていきたいと思っています。
例文3.<高齢者が好き> 高齢者との触れ合いに喜びを感じる人のケース
家族だけでなく、近所のお年寄りと接することが多く、年の離れた方とも自然に、楽しくコミュニケーションできることが、私の強みだと思っています。
お年寄りは人生の大先輩ですので、上辺だけのつきあいや言葉は気づかれてしまいます。私の「お年寄りが好き」という気持ちが伝わることで、いい関係を築けるのだと思っています。
例文4.<人の役に立ちたい> 面倒見のよい性格で、利用者家族もサポートしたいケース
介護の仕事は、ケアを必要とする利用者様だけでなく、そのご家族の負担も減らすことができる、すばらしい仕事だと思っています。
介護と向き合うご家族様にはさまざまな葛藤や悩みがあると思います。
面倒見がいいという性格を活かし、ご家族を精神的にもサポートすることができる介護職になりたいと思っています。
例文5.<人と接するのが好き> 誰とでもすぐに打ち解けられる人のケース
人と接するのが好きで、誰とでもすぐに打ち解けることができます。私自身、人と接する時はうわべだけでなく、心を開いて真摯に接することを心がけており、それが相手の気持ちを和らげることにつながっているのだと思います。
利用者様にも誠心誠意接することで、よい関係を築き、信頼していただける介護職になりたいと思っています。
例文6.<世話好きな性格> 一人ひとりに合わせた対応ができることをアピールしたいケース
世話好きな性格で、ちょっとした言葉やしぐさから相手の気持ちを察することができることが、私の強みです。今までは事務として営業職の方をサポートしてきましたが、その時も一人ひとりにあわせた対応を心がけていたせいか、「母親のようだ」と言われたことがあります。
個別の対応力を、介護の現場で活かしていきたいと思っています。
例文7.<コミュニケーションが得意> 傾聴のスキルを仕事に活かしたい人のケース
人なつっこい性格のため、年代を問わず、どんな方とでもすぐに打ち解けることができます。
私が特に目上の方とのコミュニケーションで気をつけていることは、相手の話に耳を傾けることです。相手といい関係を築くための第一歩は、まず相手を知ることが大切だと思っているからです。このスキルを介護に活かしたいと思っています。
例文8.<笑顔を見るのが好き> 人を喜ばせることが得意な人のケース
人の笑顔を見るのが何よりも好きなため、自然に相手の好みや性格に合わせた対応をすることができるようになりました。今までも知人の誕生日や記念日などに、その人にあわせたサプライズを用意し、喜んでいただいた経験があります。
人を楽しませたいという気持ちを忘れず、利用者様の笑顔にあふれた環境を作りたいと思っています。
例文9.<人をサポートするのが好き> 周囲の人を支えるのが好きな人のケース
一般企業の総務に5年間勤務していました。総務はさまざまな部署を支える仕事のため、ミスは許されませんし、評価されることが少ない仕事です。しかし、私の仕事が周囲を支えていることがうれしく、大きなやりがいを感じていました。
これからは、介護の世界で利用者様の生活をしっかり支えていけるよう、努力していきたいと思っています。
例文10.<チームで働くことを重視> チームワークの大切さを実感している人のケース
今の職場ではプロジェクトのリーダーとしての経験を通して、一人ではできないことも、チームで動けば可能になることを知り、連携することの大切さを実感しました。
チームワークは、信頼関係が大切だと思っています。先輩方に指導していただきながら、一日でも早く、信頼していただける介護スキルを身につけたいと思っています。
>●○● 採用担当者は、自己PRをどう見ている?生の声を取材しました! ●○●
事業者の採用担当者は、応募者の自己PRをどのように思っているのでしょう?
介護求人ナビ編集部が取材した採用担当者へのインタビューで、参考になる記事のリンクをご紹介します!
●ケア21 駒澤琢磨さん・高倉仁恵さん
→“楽観的”であることは、弊社に限らず介護の現場で働く上で重要なポイント。『本来の性格が楽観的でなければ向いていない』ということではなく…
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→面接でよく見受けられるのが、できないことを『できる』と言ってしまうケースです。できないことがあるのは、それ自体が悪いわけではありません…
●いきいきらいふ代表取締役 左さん、管理本部長 中尾さん
→面接は自分をアピールする場なので、そこで良い印象を残せるかということは、お客様に会ったときに良い印象を残せるかということと一緒だと思う…
>●○● 自己PRでの、悔しい失敗談 ●○●
人のふり見てわがふり直せ。
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