転職で以前不採用になった会社(事業所)でやっぱり働きたい。再応募してもいい?
以前の転職活動で不採用になった事業所があります。現在は別の事業所で働いていますが、不採用になった事業所で働きたいという思いが捨てきれません。
もう一度応募するのは許されるのでしょうか?また再チャレンジするとしたら、採用を勝ち取るためのコツはありますか?
再応募OKの会社・事業所がほとんど
もう一度チャレンジしてみたいけれど、どう評価されるかが心配という方も多いのではないでしょうか。
求人票にはっきりと「再応募不可」と書かれているケースを除けば、
再応募は問題ないと考えて良いでしょう。ただ、再応募OKであっても、あなたが転職を望む時点で応募を受け付けているかどうかは別問題。
まずは
応募の受付を確認してみましょう。
再応募に適したタイミングは?
実際に応募するには、タイミングを見計らうことが必要です。
短いスパンで再応募するのはオススメできません。
なぜなら、求めている職種や人材など、応募先の採用状況が前回と大幅に変化している可能性が低いからです。
たとえば、不採用になった1カ月後に再応募したとしても、前回と同じ理由で不採用になる確率が高いということです。もちろん、内定辞退者がいたり、急に退職者が出て人員補充が急務になっている場合もあるかもしれません。ただ、やみくもに再応募しても失敗する可能性が大きく、かえって印象を悪くしてしまいます。
再応募のための期間として半年~1年ほどの間を空けることをオススメします。その間を、不採用理由の分析とスキルアップのために使いましょう。
また、冷静になって再応募したい理由を考えてみることも必要です。その会社や事業所でなければダメな理由、現在の職場ではダメな理由を整理してみて、それでも再応募の気持ちが変わらないかを確認したら、次のステップに進みましょう。
再応募は準備を怠りなく!
再応募を決めたら、前回の不採用と同じ轍は踏まないよう、準備に時間をかけることが必要です。
まずは、
前回不採用になった原因を自分なりに分析してみましょう。もちろん、不採用の本当の理由を知ることはできませんが、客観的な振り返りは必要です。
不採用の原因として検討すべきなのは、たとえば次のような例です。
○募集要項をしっかりと確認、理解していたか。
・求められている職種とのズレはなかったか。
○応募先企業が求めるスキルや経験を満たしていたか。
○企業風土とのミスマッチはなかったか。
・自分がめざす働き方とはマッチしていたか。
○企業ビジョンや求める人物像を理解していたか。
・求人票や会社のホームページなどをじっくり分析したか。
○履歴書の書き方は適切だったか。(職歴欄、志望動機、自己PR欄など…)
・転職回数の多さなど、マイナス評価につながる要因の説明は十分だったか。
・転職理由は適切だったか。
○面接の態度、説明は適切だったか。(志望動機、自己PR、逆質問など…)
失敗を振り返るのは、誰にとってもあまりうれしい行為ではありません。しかし、不採用理由を分析できるのは、再応募ならではのメリットと考えて取り組みましょう。
また、本当に自分にマッチした職場かどうかをあらためて熟慮することもできます。再チャレンジしたいという思いが先行しすぎて冷静な分析が不足しているケースもあるので注意しましょう。
前回との違いをアピールできるように準備しよう!
不採用の原因を分析したら、そのマイナス評価になったであろう事柄について、今回は払拭できるように準備します。
たとえば、募集要項をしっかりと確認し、企業が求めるものに対して自分がどうマッチするか、どう貢献できるかを見つめなおし、きちんと説明できるようにする。あるいは、企業に評価してもらえるようスキルアップに努めるなど。
また、履歴書の書き方や面接での受け答えについても再考しましょう。前回応募の際との違いをアピールできるように準備することが大切です。
再応募であることを正直に伝え、逆にアピール機会につなげよう
再応募する際は、隠すことなく、再応募であると伝えましょう。
履歴書の志望動機欄などに、
前回の応募時期とそのときは不採用だったことを正直に記載し、再応募への思いを簡潔に書き添えます。あるいは「添え状」に記載し、同封する方法もあります。
履歴書に再応募であることを記載しておけば、面接では、どうして再応募したのかという質問があると予想されます。
どうしてこの会社、事業所で働きたいのかをアピールするチャンスです。
熱意をアピールすると同時に、前回の不採用を受けて自分なりに足りなかった要素を見つめなおしたこと、その後、スキルアップなどに努めてきたなど、
前回の応募のときから「成長した部分」についてしっかりと伝えることがポイントです。
「一度は不採用になった」ことをマイナスに考えがちですが、逆に、再応募してきたということで、採用担当者には熱意や本気度は伝わるはず。そうしたプラス面をフルに活かすことを考えましょう。
ただし、大切なのは企業が求めている人物像やスキル、経験値にマッチしていると判断してもらうこと。
熱い気持ちを伝えるだけに終わらないように注意してください。
転職した方がいいのかな?と迷ったときは…
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