「表情筋」って?
外に出るときや人と会うときに欠かせなくなったマスク。
マスクに隠れて見えないから…と、油断していませんか??
口元がマスクにおおわれて人から見えないことでつい油断して、口角が下がりっぱなしなんてことも。
1日の大半をマスクをして過ごしていたら、ほうれい線が深くなったという声も聞こえます。
マスクをしていると顔がたるむ?!
マスク生活で顔がたるむ?!
顔には、目や口、鼻などを動かすためのたくさんの筋肉があり、筋肉を動かすことでさまざまな表情ができます。
「表情筋」と言われる顔にある筋肉は、全部で30種類以上。
たくさんの筋肉を使って皮膚を動かしているんです。
ところが、ずっとマスクをしていたり、人と話す機会が減ったりすると、顔の表情筋を動かすことが少なくなり、皮膚がたるんでしまいます。
『ついで』にできる簡単なエクササイズやマッサージで、表情筋トレーニング!
意識して表情筋を使って、顔全体のリフトアップをしましょう♪
歯みがきついでに!「口輪筋エクササイズ」
唇を閉じたり口角を上げるために必要な筋肉「口輪筋」。
歯みがき後のすすぎのついでに簡単にできる「口輪筋エクササイズ」の方法をご紹介します。
1.水を少し口に含む。
2.上の歯と唇の間に水を入れてブクブク。
3.下の歯と唇の間に水を入れてブクブク。
4.右のほほに水を入れてブクブク。
5.左のほほに水を入れてブクブク。
これを3回ほど繰り返すだけで、口輪筋を動かすことができます。
洗顔ついでに!「表情筋マッサージ」
頬の周りの筋肉がこっていると、表情筋が動かしにくくなってどんどん表情が固まってしまいます。
表情筋をほぐして、顔全体のこりやむくみを解消しましょう!
1.手の平で頬全体をおおってくるくる回します。
2.指を揃えて頬骨の一番高いところにあてて、頬を上に持ち上げます。
3.おでこに手をあてて、おでこの筋肉を上に持ち上げます。
寝る前に!「耳くるくるマッサージ」
1.指で耳たぶをつかんで、後ろから前にくるくる30回回します。
2.反対方向にくるくる30回回します。
表情筋を鍛えて誤嚥予防にも
表情筋は、加齢によっても衰えていきます。
口周りの筋肉が衰えると、ご飯を食べるときにものを噛んだり飲み込んだりする力も弱くなってしまいます。
高齢者の誤嚥(ごえん)を予防するためにも、表情筋を鍛えることはとても重要。
簡単なエクササイズで表情筋を鍛えて、元気な毎日を送りましょう!