シニア雇用に積極的な中小企業は必見!
60歳以上の従業員が働きやすい環境づくりを支援する「エイジフレンドリー補助金」の2021年度申請が始まります!
「エイジフレンドリー補助金」ってどんな制度?
「エイジフレンドリー補助金」とは、
高齢労働者が安全に働くための、職場環境改善の費用を補助する制度です。
対象となるのは、60歳以上の従業員が1名以上いる中小企業。
高齢従業員の負担軽減のための費用の一部が、補助金として支援されます。
また、近年の新型コロナ感染拡大を受け、接触機会を減らす・飛沫防止をするといったコロナ対策も、補助金の対象となっています。
エイジフレンドリー補助金の概要
◆対象事業者の条件
・60歳以上の従業員を1名以上常時雇用している
・中小企業(※)
・労働保険に加入している
(※)中小企業の規模
小売業:「労働者50人以下」もしくは「資本金または出資の総額5,000万円以下」
サービス業:「労働者100人以下」もしくは「資本金または出資の総額5,000万円以下」
卸売業:「労働者100人以下」もしくは「資本金または出資の総額1億円以下」
その他:「労働者300人以下」もしくは「資本金または出資の総額3億円以下」
※社会福祉法人・医療法人も対象。資本金または出資金がない場合は、労働者数で判断。
◆補助金額
・かかった費用の2分の1
・上限:100万円(消費税込み)
◆申請方法
日本労働安全衛生コンサルタント会のホームページから必要書類をダウンロード。提出資料に記入し、補助金申請する機器購入・工事などの見積書などを添付して申請します。
審査が行われたのちに、交付か不採択かの連絡があります。
補助金の交付が決定したら、対策実施後に報告書と請求書を提出することで補助金が支払われます。
申請 → 審査 → 交付決定通知 → 対策実施・費用支払い → 実績報告書・請求書の提出(支払いから3か月以内) → 補助金振り込み
◆申請期間
2021年6月11日~10月31日
◆注意点
エイジフレンドリー補助金の申請ができるのは、申請期間に1回だけです。
さまざまな取り組みを検討している場合は、まとめて申請することをおすすめします。
介護事業所でも申請可能!補助金対象はどんな費用?
エイジフレンドリー補助金は、介護施設・介護事業所も対象となります。
「高齢労働者が働きやすい職場環境」は、今いる若い世代が長く働き続けたい環境を整えるということ。
長く働ける職場環境づくりは、人材確保の点でも大きなアドバンテージにもなりますよ。
職場環境改善に、エイジフレンドリー補助金を活用してみてください。
◆介護施設・介護事業所での「エイジフレンドリー補助金」対象の例
・移乗介助の際の身体低負担を軽減する機器(スライディングシートなど)
・入浴介助の際の身体的負担を軽減する機器(リフト、自動浴槽、体温上昇を防ぐ機器など)
・小型携帯機器(ウェアラブルデバイス)による健康管理システムの利用
・飛沫感染を防止するための対策(※使い捨てマスク等の消耗品、ビニールカーテンの仮設は対象外)
・新型コロナ対策としての空気清浄機の導入
・部屋の段差解消工事
・パワーアシストスーツの購入
・従業員の体力チェック
・従業員の運動・栄養・保健指導等の実施
・高齢者の安全衛生に関する研修会の費用
(参考:厚生労働省「
エイジフレンドリー補助金について」)