新型コロナ対策の必需品「マスク」にJIS規格ができました。
マスクの安全性は?性能は?気になる機能の指標になりそうです。
マスクのJIS規格ってどんなの?
日本で生産されるマスクについて、JIS規格を制定したことが、厚生労働省から発表されました。
マスクの性能や試験方法について、
一定レベルの基準を保っていると「JIS規格準拠」として認定されることになります。
具体的には、「医療用マスク及び一般用マスク」と「感染対策医療用マスク」について、
飛沫、ウイルス、花粉粒子などの捕集機能や通気性、安全・衛星項目の、共通の規定が制定されます。
JIS規格の認証申請は2021年6月22日からスタート。
各メーカーで作られたマスクの中で、JIS規格に適合しているマスクにJISの認証番号の表示が認められるようになります。
「JIS規格」とは?
JIS規格とは、
製品のサイズや品質を統一するために定められた「規格」のこと。国が定める『国家規格』です。
JIS規格に準拠している(規格に合っている)製品は、一定の品質を保っているお墨付きと言えます。
安全性確認の検査方法や基準のほか、誰もが同じ条件で使うことができるようにするためといった目的もあります。
項目が統一された履歴書があるのも、電話の数字配列やパソコンのキーボードがどのメーカーでも同じ配列になっているのも、コンセントと電源プラグがぴったり合うのも、「JIS規格」で定められているからです。
JIS規格マスクの目印は?
JIS規格に認定された製品には、
「JISマーク」がつけられます。
ちなみに、車いすなどの福祉用具にも、JIS規格レベルの安全性が認められた製品には「JISマーク」が表示されています。
今後、JIS規格に合ったマスクが販売される際には、JISマークや認証番号が表示されることになります。
JIS規格以外のマスクはダメなの?
病気の予防や感染拡大の予防のために使われるマスクですが、JIS規格のマスク以外じゃないと安全性は確保できないのでしょうか?
もちろん、JIS規格以外のマスクでも、しっかりとした検査を通ったことが証明されていれば、安全性に問題はないでしょう。
ですが、JIS規格のマスクであれば、『国が認めた性能があるマスク』なので、機能や安全性を確認することができて安心ですね。