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2021年10月29日

有効求人倍率が高い職種は?【2021年9月最新データ】

有効求人倍率が高い職種は?【2021年9月最新データ】

2021年9月最新の有効求人倍率のデータが、厚生労働省から発表されました。

人材不足で困っている業界や職種は?
有効求人倍率から、「求人が多い」仕事を見ることは、転職市場のチェックにも役立ちます!

2021年9月の有効求人倍率は?

2021年9月の、全業界での有効求人倍率は1.16倍
前月から0.02ポイント上昇しています。

なお、「求職者数」「求人数」のどちらも前月より上昇。求職者数の増加率よりも求人数の増加率が多いため、有効求人倍率が高くなったと考えられます。

仕事を探す人の数に比べ、募集される求人数が上回る勢いで増加がみられるため、転職活動中・仕事探し中の方にとっては、たくさんの求人を比較できるチャンスと言えるでしょう。

有効求人倍率が高い職種はどれ?

有効求人倍率は、職種別に発表されています。
有効求人倍率が高い、つまり、求人が多く人手不足が見られる職種は何でしょうか?

■有効求人倍率が高い職業 トップ5
1位:建築躯体工事の職業(7.99)
2位:保安の職業(6.33)
3位:土木の職業(5.91)
4位:建築・土木・測量技術者(5.40)
5位:採掘の職業(4.07)

これらの有効求人倍率が高い職業は、求人が求職者数を大きく上回っている「人手不足」の状態です。

■有効求人倍率が低い職業 トップ5
1位:美術家、デザイナー等(0.22)
2位:一般事務の職業(0.29)
3位:事務用機器操作の職業(0.36)
4位:船舶・航空機運転の職業(0.52)
5位:会計事務の職業(0.59)

有効求人倍率が1を下回っている職業は、求職者数が求人数を上回っている状態です。仕事探しをしている人にとっては、就職・転職の競争率が高い仕事と言えます。

介護業界の有効求人倍率

長年、人手不足が問題となっている介護業界。
介護サービスの職業の、2021年9月の有効求人倍率は3.63でした。
職種全体の有効求人倍率1.16と比較すると、介護職の有効求人倍率は高く、人手不足であることがわかります。

介護業界は人手不足である一方で、いわゆる「売り手市場」が続いていると考えてよさそうです。

介護業界の有効求人倍率の推移について詳しくはこちら
⇒「介護業界は売り手市場?最新の有効求人倍率から見た転職動向<新型コロナの影響や今後の展望は?>

厚生労働省からは、業種や職種、都道府県別で有効求人倍率が発表されています。
求職者数と求人数を見ることで、転職市場の動向や傾向が確認できるので、転職先を探すときの1つの目安にすると良いでしょう。

(参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和3年9月分)」

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