ケアマネジャー資格の取得要件である実務研修や、ケアマネジャーとして働き続けるために必要な更新研修。
厚生労働省では、研修カリキュラムの見直しのための検討が進められていました。
現行の介護支援専門員実務研修や更新研修の課題についての調査が終わり、いよいよカリキュラムの見直し案が発表に。
今回公表されたものは、あくまで“案”であり、カリキュラムはまだ決定していませんが、今後のケアマネジャー資格取得に向けた学習のヒントになるものです。また、現在ケアマネジャーとして働く方にとっても、資格の継続やスキルアップのために欠かせない情報となります。
ケアマネジャーの各種研修の改正ポイントについて、重要点をまとめました。
近年の動向を踏まえ、ケアマネジメント手法やLIFE、ヤングケアラーや仕事と介護の両立などの、介護保険外の領域について学ぶ項目が追加になる方針です。
講義中心の研修で必要な知識を幅広く吸収し、実務や継続学習で実践力を身につけるという流れになりそうです。
各研修のカリキュラム検討案はこちら(厚生労働省発表)
▶介護支援専門員実務研修ガイドライン(検討案)
▶介護支援専門員専門研修ガイドライン(検討案)
▶主任介護支援専門員研修ガイドライン(検討案)
▶主任介護支援専門員更新研修ガイドライン(検討案)
ケアマネジャーの養成研修については、修了評価を厳しくするべきという意見が出ているとのことです。ケアマネジャーが居宅介護の要としての専門職という位置づけであることを物語っています。
ケアマネジャーの知識・技術習得の評価については、マークシートや記述のテストだけでは評価できないものがあるという指摘も。
以上を踏まえて、修了評価については、受講者本人による研修課題設定と評価を行う研修記録シートや、記述式テスト・レポートなどを組み合わせたものへの変更が検討されているとのことです。
介護保険サービスの広がりとともに、ニーズが広がり続けているケアマネジャーの仕事。
働きながらスキルアップのために学び続けるための時間や機会が少ないことが課題とされてきました。
そこで、今回の見直しでは、法定研修のカリキュラムを改定すると同時に、研修修了後の実践実務を通じて必要な知識や技術を習得することを前提とする方針とし、法定研修終了後にも継続学習に利用できるテキストを作成する、としています。
参考:
介護支援専門員の資質向上に資する研修等のあり方に関する調査研究事業 報告書(令和4年3月 株式会社日本総合研究所)
介護保険最新情報Vol.1073「介護支援専門員の法定研修のカリキュラムやガイドライン等について(情報提供)」(令和4年4月28日)
介護求人ナビは全国で40,000件以上の介護・福祉の求人情報を掲載した、介護業界最大級の求人サイトです。訪問介護やデイサービス、グループホーム、有料老人ホーム、特別養護老人ホームなど高齢者介護の施設や、児童福祉や障害者支援に関わる施設・事業所の求人情報を多数掲載中。介護職、ヘルパー、ケアマネジャー、サービス提供責任者、ドライバーなど職種だけでなく、施設種類での検索や給与検索、土日休み・週休2日制・日勤のみ・夜勤専従・残業なしなど、こだわり条件での求人検索の機能も充実しているので、あなたにぴったりの介護求人が効率よく見つけられます。ブランク可な求人や未経験可の求人、研修制度ありの求人も掲載しているので、初めての転職でも安心!転職・就職・再就職・復職・アルバイト探しに、介護求人ナビをぜひご活用ください。
介護求人ナビに掲載している求人情報
新着求人
一覧を見る