新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受け、介護施設向けに厚生労働省から感染対策の徹底について通知がありました。
その中で、換気設備の導入で申請できる補助金について改めて明示されています。
有効な換気方法についても説明があり、現在の換気方法の見直しや換気設備の導入のための参考に使えそうです。
高齢者施設での換気設備の設置で申請できる補助金は、「地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金」と「令和3年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」です。
それぞれ、感染リスクを抑えるための換気ができるファンや換気扇などの設置に、補助金がもらえることになります。
■地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金
高齢者施設の防災・減災対策としての設備整備や改修への交付金です。
対象施設：入所系の介護施設
申請方法：自治体の健康福祉局等に、既定の計画書を提出し申請します
参考
関東信越厚生局「地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金及び地域介護・福祉空間整備推進交付金について」
■令和3年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
飲食店、病院、介護施設、保育所など、人が集まる施設を対象に、高機能換気整備を導入するための資金を支援する補助金です。
対象施設：民間企業、社会福祉法人、医療法人など幅広い事業者が対象
対象となる設備：高機能換気設備、空調設備、電気設備、測定機器
補助率：かかった経費の3分の2（上限2,000万円）
申請方法：応募申請書、実施計画書、経理状況説明書などをダウンロードし、静岡県環境資源協会に申請します
公募期間：第三次公募 2022年7月25日～8月31日
参考
一般社団法人 静岡県環境資源協会「大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業」
厚生労働省の通達では、効率的な換気方法について注意喚起されています。
室内の空気をうまく入れ替えるには、空気の流れを意識することが大切。
新型コロナ対策でパーティションを設置している場合は、パーティションの位置と向きにも注意が必要です。
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