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2019年04月01日

訪問ヘルパーに聞いた「笑える?笑えない?仕事のミス」 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

1毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。今週は、訪問ヘルパーに聞いた「笑える?笑えない?ミス」という話題について紹介します。

介護という仕事は、人の命を預かるがゆえにミスは許されない。しかし、現実的にはすべてのことをパーフェクトにノーミスでこなせる人間などいるはずがない。そもそも同じことを同じようにやっても、ある利用者には「適当だ」と言われ、ある利用者には「仕事が遅い」と言われるのがヘルパーの仕事。

毎日が勉強の連続のヘルパーたちは、今までどんなミスをしてきたのだろう? そこでヘルパーさんたちに、「自分がこれまでやってしまった笑えるミス」について聞いてみた。


利用者宅に忘れ物イロイロ

訪問ヘルパーになって7年というHさんは、忘れ物のミスを何度もおかしているという。ある時はエプロンを、ある時はタオルを、またある時はメガネをといった具合に、色々なお宅で色々な物を忘れてきたHさん。ある日、あるお宅にエプロンを忘れた時に珍事件は起こった。

利用者の家族から「Hさんが忘れものをした」という連絡が入り、Hさんは慌てて取りに行った。しかしそのお宅に行くと、家族から渡されたのは時計。Hさんは自分が時計を忘れていたことにまったく気付いておらず、渡されて初めてそのことに気付く始末。Hさんは「エプロンも忘れたんですが…」とは言い出せず、エプロンは未だにHさんのもとには戻っていないという。


「居眠り介護」で危機一髪!?

2訪問ヘルパー歴2年弱というKさんが、やってしまった非常に分かりやすいミスは“居眠り”だ。20代でぽっちゃりした癒し系のKさんは、お年寄りにとても人気がある。中には、「何もしないでいいから話し相手になって欲しい」という男性の利用者がいた。

そのお宅で、「もうその話は何回目だろう…」という話を聞いていたKさんだったが、案の定睡魔に襲われ、「恐らく30分は寝ていた」(Kさん)。その時は利用者が「疲れてるんだね」と、むしろ同情。おかげで、大事には至らなかったが、利用者の身体の状況によっては大きな事故も招きかねないミス。まさに“不幸中の幸い”だったようだ。




名前で判断しちゃいけません!

訪問ヘルパー歴十数年というMさんは、「土下座もせんばかりに謝った」というミスをしたことがあるという。その利用者は、名前がカタカナ2文字の明治・大正風の名前で、かなり認知症が進行している状況。しかしベテランのMさんにとってそんな利用者は珍しくもなく、問題なく仕事をこなしていた。

しかしある時、「おじいちゃん、○○しましょうね」と話しかけると、家族がそれにピクリと反応した。そこでMさんが慌てて「申し送り」を確認すると、その利用者は女性。Mさんは、名前と見た目から、その利用者を完全に男性だと信じこんでいたのだ。

こちらも幸いなことに、家族は笑って流してくれたものの、Mさんは平謝りすることしきりだったとか。それ以来、絶対に男女を間違えようがない名前の利用者でも、必ず「性別」の欄を確認するようにしているそうだ。

公開日:2015/6/22
最終更新日:2019/4/1

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