就職活動でもっとも重要なのが「面接」です。特に、介護業界では、書類審査にはさほど重きをおかず、面接で採用・不採用を決める、という事業者が多数。
重視される面接だからこそ、気を付けるべきポイントは知っておきましょう!
<面接の悩み>
面接の日程を変更したい。一度決まったものを変更したら、採用に影響しますか?
2日後の面接予定日に急に用事が入ってしまいました。先日電話で面接日を決めたときには、たぶん大丈夫だって思ったんだけど…。今さら日程変更のお願いをしても良いものでしょうか? 採用にも響いちゃうかなって心配です。
一度決まった日程は最優先。どうしても都合がつかない場合はすぐに連絡を!
面接日程は一度決まったら、その日程を出来る限り最優先させるのがベスト。
なぜなら、面接日程は、採用スケジュールにも関わること。募集している施設の人員配置に影響が出るなど、現場にも迷惑がかかるケースがあります。
場合によっては、施設で予定している面接期間が過ぎてしまい、面接自体をしてもらえない可能性も。
また、面接官も自分のスケジュールを調整して、あなたとの面接のための時間を割いています。面接官が一人ではなく、複数の場合もあります。また、1回の面接で採用が決まる場合、面接官は決裁者でもあります。つまり、施設長や管理者、役員、社長などです。相手も、多忙な中でスケジュール調整をしているということを忘れないでください。
とはいえ、面接の日時が決まったあとに、やむを得ない理由で都合が悪くなってしまうケースもあると思います。そんなときは、速やかに電話をすることが重要です。なぜ面接予定日に行けなくなったかを正直に話し、迷惑をかけてしまうことへのお詫びをきちんとしましょう。そして、別の日程に変更してもらいたい旨を丁重にお願いしましょう。事情をきちんと説明すれば、事業者側も理解してくれることが多いでしょう。
しかし、どんな事情でも説明さえすればOK、というわけではありません。友人と遊びに行く、旅行の予定を忘れていたなどの理由では、理解してもらえないどころかマイナスイメージになります。
また、連絡する際は、面接日まで余裕があっても、メールではなく電話をオススメします。そのほうが誠意が伝わります。
日程の変更を言い出しにくいからといって、なんの連絡もせずにそのまま面接をすっぽかしてしまうなんていうのは、もってのほか! 社会人としてのマナーはきちんと守りましょう。
面接当日は、日程変更のお詫びとお礼をしっかりすることで、印象UP!
相手の事業者にも迷惑がかかる面接の日程変更。しかし、そのときの対応次第では、社会人としてのマナーや、コミュニケーション能力が身についていることをアピールできます。
ポイントは、お詫びと、お礼です。
日程変更をお願いし、新たな面接日時が決まったときには、しっかり感謝の気持ちを伝えてください。
また、面接当日の行動も肝心です。面接の場で改めて、迷惑をかけたことへのお詫びと、変更してもらったお礼を直接述べるようにしましょう。すでに電話などでお詫びもお礼も済んでいたとしても、顔を合わせたときに“改めて”するのが礼儀です。
こうしたことがきちんとできれば、誠意も伝わりますし、好感度もUP。そのあとの面接も良い雰囲気で進むでしょう。
日程を決める段階で、確実な日を選ぶことが肝心!
どうしても都合がつかない場合の変更は仕方ないとしても、何度も繰り返し変更をお願いするのはNG。相手の都合を考えない自分中心な人、わがままな人という印象を与えてしまいます。また段取りの悪い人、自分のスケジュール管理もできない人という烙印も押されてしまうかもしれません。
日程を決める最初の段階でスケジュールをきちんと確認し、あとから「その日は○○の予定がはいっていた…」などということのないようにしましょう。
もし応募先から提示された面接予定日の都合が悪いときは、最初にはっきりと、その時間はNGである旨や、調整が必要な旨、を伝えましょう。「なんとか調整できるかな…」と安易にその場でOKの返事をしてしまわないように。
その時間が明確に無理であれば、「翌日の○時以降でしたら可能です」など、具体的に変更可能な日程を伝えると調整がスムーズに進みます。
また、現段階では確定できないという場合は、「大丈夫だと思いますが、別の予定が入っているため、調整の上、明日こちらからお返事します」などと伝え、すみやかに調整しましょう。
ただ、あの日もダメ、この時間もダメというのでは、本気で面接を受ける気持ちがあるのだろうか?と疑われかねません。面接が最優先という意識を持って臨みましょう。
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