働き方の多様化も進み、休日や夜間を利用して正社員とバイトのダブルワークをしたいと考える人も増えました。また、複数のバイトやパートの掛け持ちを希望する人もいます。
応募の際は「ダブルワーク可」と表記された求人を選ぶことになりますが、「他の応募者と比べられたとき、ダブルワークや掛け持ち前提の応募は不利になるのでは……?」と不安になる人も多いのではないでしょうか。
そこでダブルワークを希望する際の、印象をアップする履歴書の書き方や注意すべき点についてまとめました。参考にしてみてください。
◆「ダブルワーク希望」は履歴書に必ず記載を
ダブルワーク・掛け持ちを前提に応募する場合は、そのことを隠さずに伝えなければいけません。応募先企業に伝えるのは当然の誠意ですし、隠しておくことは大きなリスクになります。
というのも、実際にダブルワークを始めることになれば、勤務シフトなど、さまざまな調整が必要になるからです。ダブルワークだと伝えたうえでの採用ならば、職場内の理解も得られ、働き方にも融通を利かせてもらいやすいでしょう。
しかし、掛け持ちのことを隠して採用された場合、あとになって「○時までしか働けない」とか「この曜日は他の仕事が……」などと言い出せば、大きな迷惑をかけてしまいます。履歴書や面接の段階で隠していたことを責められるかもしれません。
そこで、履歴書にはダブルワーク希望だとはっきりわかるように書きましょう。
職歴欄には、「現在も在籍中」であることを明記します。ただ、それだけでは今後退職予定なのだろうと誤解を与える可能性もあるので、志望動機欄などに「ダブルワーク希望」と記載するのを忘れないようにしてください。
◆志望動機で「理由」をアピール!
志望動機欄には、「ダブルワークしたい理由」も書き添えるのがポイント。
たとえば「スキルアップをめざし多くの経験を積みたいため」といった理由なら好印象です。
あるいは、経済的な事情からダブルワークを希望する人も多いでしょう。経済的な事情というのも、仕事への真剣さや働く意欲をアピールする材料になります。
さらに「この会社でダブルワークしたいと思った理由」も併せてアピールすると効果的です。「通勤の負担が軽いので、掛け持ちも持続しやすいと考えました」など、働き方をしっかりイメージしたうえで応募していることが伝わるようにしましょう。
また履歴書の本人希望欄などに、働ける曜日や時間帯をあらかじめ書いておくと、採用担当者にとって選考しやすくなりますし、応募者の誠意も伝わります。
履歴書の職歴欄には「在籍中」と記載し、ダブルワーク希望であることをはっきり伝えます。さらに志望動機欄に「ダブルワーク希望」と明記することも忘れずに。
また、応募者の現在の雇用形態が、正社員なのかパートやアルバイトなのかわかるように記載することもポイント。採用担当者にどのような形でのダブルワークを希望しているのかが伝わりやすくなります。
●現在は正社員で、ダブルワークに応募する場合
●現在はパートやアルバイトをしていて、ダブルワークに応募する場合
過去のダブルワークの職歴は、企業(勤務先)ごとにまとめるスタイルと、時系列で並べるスタイルがあります。職歴全体の分量なども考慮し、どちらの書き方がわかりやすいかを判断材料にして決めてください。
◆企業(勤務先)ごとに職歴をまとめる例
企業ごとに在籍期間を補足して1行でまとめる書式と、入社と退社を1行ずつ分けて書く書式があります。職歴欄の行数やスペースに合わせて書くとよいでしょう。
<記載例1>
<記載例2>
◆時系列に並べる例
また、現在掛け持ち中で、1社は近日中に退職予定の場合は次のように書きます。在職中の企業欄に退職予定日を忘れずに書きましょう。
最近は、正社員の副業やダブルワークを積極的に認めている企業も増えています。アルバイトやパートならば、掛け持ちは当たり前という認識もあります。
ですから、ダブルワークの希望は隠すようなことではありません。それよりも履歴書に正直に記載し、あらかじめ応募先企業の理解を得ることに重点を置いた方が得策です。
どうすれば掛け持ちであることが一目で伝わるか、という点に注意して履歴書を書くようにしましょう。
履歴書に「ダブルワーク希望」であることを記載すれば、面接では確実にそのことについて質問がくると考えておいた方が良いでしょう。
特に、正社員でダブルワークを希望している場合は、「在籍中の企業がダブルワークを認めているのか」という点を確認されるはずです。在籍企業の就業規則や、了承を得ていることなどをきちんと説明できるようにしておきましょう。返答があいまいだと、応募先企業は不信感を抱いてしまうので注意が必要です。
また掛け持ちの場合は、スケジュール管理や体力管理の面で心配がないことをアピールするのもポイント。どちらの仕事にも支障が出ないように働けることをしっかり伝えましょう。
ダブルワークを希望する人は、人一倍、仕事に対してまじめに取り組もうとしている人でもあります。その働く意欲を前面に出して転職活動を成功に導いてください。
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