転職において免許や資格は大きなアピール材料になります。
「まだ取得中」「勉強中で取れていない」という場合でも、ポイントをおさえれば履歴書には書いていいんです!コツをおさえて、しっかりアピールしましょう。
資格取得中、勉強中の人は大歓迎!
まったく介護の知識がない人、勉強してこなかった人と比べたら、現在介護関連の資格取得のために勉強中、取得中の人のほうが、職場にとってはメリットがずっと大きいです。
やがて資格が取得できれば、仕事の幅も広げて考えられますし、事業所にとっては加算の対象にもなりやすいので、ますます期待されます。
堂々と履歴書に書きましょう。
取得予定の資格の書き方は?
履歴書の「資格欄」に、取得年月は空欄のまま、資格欄に「取得予定の資格名」を書きます。
資格名の後に続けて
「取得のため勉強中」
「受講中」
などのように記載すればOKです。
書き方のコツ1「正しく書く」
履歴書に取得予定の資格を書くとき、書く内容に虚偽があってはいけません。
「実務者研修等受講中」
「社会福祉士資格取得のため通信制大学にて勉強中」
と書くのであれば、研修センターなどで受講している、通信制大学に通っている、という事実がなくてはなりません。
実際、面接のときには、「どこまで勉強しているのか」を聞かれることがほとんどです。
質問にうまく答えられないのであれば、「嘘ではないか」と思われ、逆効果です。
履歴書に書ける内容をきちんと確認し、正しく書きましょう。
書き方のコツ2「受験日を明記」
たとえば、社会福祉士資格のために通信制大学に通い、卒業見込みであり、直近の受験をするつもりなら、
「社会福祉士資格受験のため通信制大学を○年○月卒業見込み。○年の試験を受験予定」
のように書きます。
国家資格や公的資格の場合、一度受験したけれど落ちてしまい、再挑戦する場合もあるでしょう。
その場合も、研修や大学卒業の年月を書いておけば、再挑戦だということがわかります。
いずれにしても、専門分野の勉強をしているということで、評価されるでしょう。
ただし、就職後の業務に支障が出るような「勉強」「資格取得」であれば、その旨は必ず伝え、面接のときなどに相談します。
介護業務に関係しない資格は?
介護の実務にマッチしない資格、介護系の資格でもほんの1時間で取れるような簡単すぎる資格などは、自慢げに書くと、かえってマイナスな印象に可能性が。
野菜ソムリエ、カラーコーディネーターなど、業務にあまり関係のない資格も、趣味などの欄があればそこに書く程度、あるいは書かなくてもよい資格と判断してもよいでしょう。
介護以外の資格でも関連するものは書いてもよい
基本的には、勉強中のものでも、介護の資格、または介護現場で重要な資格を中心に明記すべきです。
しかし、例外もあります。
たとえば、高齢者施設に保育園を併設しているような法人では、
「保育士資格 取得中」
という資格は、仕事の幅の広がりを感じさせ、好印象になる場合が多いでしょう。
介護の現場職とともに事務のできる人も募集している場合は
「簿記検定2級 勉強中」
も、期待されるでしょう。
ただし、本人は介護職に集中したいのに、別の資格を勉強中であることから、「では保育園のほうに行ってもらいましょう」「経理として採用したい」となってしまう場合も。
自身の仕事への希望をよく考え、履歴書に書くかどうかを決めましょう。
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