新型コロナウイルス対策で手放せなくなった「マスク」。夏にマスクをしていると、熱中症のリスクが高まるので注意が必要です。環境省・厚生労働省からは、こまめな水分補給や換気のほか、時々マスクを外すことが推奨されています。
マスクが原因で熱中症に?!
暑い日にマスクをしていると、顔の皮膚から熱が逃げにくく、体内に熱がこもってしまいます。
さらに、マスクをしていて喉の渇きに気付きにくく脱水症状になってしまうことも。
ソーシャルディスタンスを守って屋外ではマスクを外す
熱中症を防ぐために、時々マスクを外すことが環境省と厚生労働省から推奨されています。
暑い日に屋外でソーシャルディスタンス(2m以上)が確保できることを確認して、マスクを外して体内の熱を逃がしてあげましょう。
喉が渇いていなくても水分補給
マスクをしていて熱中症のリスクが高まる原因の1つが、水分補給の回数が減ってしまうこと。
マスクをしたまま生活していて、何も飲まずに過ごしていた…と心当たりがある人は要注意です。
のどが渇いたと思う前に、こまめに水分補給をしましょう。
外では日傘やハンディファンを活用
屋外を移動するときには、少しでも暑さを避ける工夫が必要です。
日傘や帽子で日光をさえぎる、ハンディファンで風を当てる、日陰が多い道を歩くなど、暑さ対策を忘れないようにしましょう。
特に高齢者は熱中症に注意!
熱中症による死亡者は、なんと8割が65歳以上の高齢者。
高齢になると、体温の上昇や喉の渇きに気付きにくく、体の中に熱がこもってしまうので熱中症の危険性が高くなるのです。
自宅などの室内でも熱中症は起こるので、高齢者は換気やエアコンの使用、こまめな水分補給を特に気を付けるようにしましょう。
(参照:環境省・厚生労働省「熱中症予防×コロナ感染防止で「新しい生活様式」を健康に!」リーフレットより)