生産性向上とは、より少ない資源でより大きい成果を出せるようにすること。
介護業界では「人」「労働時間」の有効活用が課題となっています。
介護現場でより効率的に業務を進めるためのツールや、ICT導入のための手順書などが、厚生労働省から発表されました。
無駄な業務をできるだけ省略してケアの時間を確保したい、スタッフ一人ひとりの負担を軽減したい、など、介護現場での生産性・業務効率化に悩んでいるなら、ぜひ参考にしてみてください。
厚生労働省から、
・介護現場における生産性向上の取組を促進させるための資料
・ICTの導入を促進させるための資料
が公開されました。
それぞれの内容は以下の通りです。
■介護現場における生産性向上の取組を促進させるための資料
職員一人ひとりの課題をはっきりさせたり、業務時間を見える化したりするためのツールが公開されています。
どちらも、ダウンロードしてすぐに使えるエクセル形式のデータファイルです。
業務内容を明確にしたり、業務時間を把握することで、役割分担や効率化を図るためのきっかけになります。
また、職員の業務配分のコツや記録・資料作成のフォーマット作成など、生産性向上のための研修動画も公開されています。
厚生労働省「介護分野における生産性向上について」のページで確認できます。
■ICTの導入を促進させるための資料
厚生労働省が作成した、介護現場でのICT導入・活用のヒントとなるセミナー動画が公開されています。
都道府県でのICT導入支援事業の紹介のほか、実際の介護事業所での導入事例もピックアップ。職員間のコミュニケーションのためのスマホアプリや、記録ソフト、シフト作成ソフトなどの導入事例が紹介されています。
厚生労働省「介護現場におけるICTの利用促進」のページで確認できます。
現場で働く人の負担を軽減するのに便利な様々なツールや技術が、日々開発されリリースされています。
介護する人も介護される人も快適な環境になるように、便利なツールの普及が進むとよいですね。
参考
介護保険最新情報Vol.1089「介護現場における生産性向上の取組、ICT の導入促進に向けた資料について（情報提供）」（令和4年7月20日）
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