毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。
今週は、「元気なシニアが活躍!介護業界では何歳まで働ける?」という話題を紹介します。
介護業界では元気なシニアが活躍中!
厚生労働省が発表した数字によれば、2018年の日本人の平均寿命は、
【女性 87.32歳・男性 81.25歳】と、いずれも過去最高を記録。還暦を迎えてからの人生をどう充実させるかが大きな関心事となっている。
介護業界には還暦を超えても元気で働く人が数多く存在するが、ずばり何歳まで働けるのだろうか。都内の訪問介護事業所で働くタナカさんはこう語る。
70代でもまだまだ現役!!
「現在、ウチの訪問ヘルパーの最年長は77歳で、その方は女性です。ウチの事業所の場合は明確な定年はなく、過去には79歳の方もいらっしゃいました。
かつて、業界向けの冊子では、70歳を超えてからヘルパーを始め、82歳で現役だというヘルパーの女性が紹介されていましたよ」
介護業界でシニア層のスタッフが人気?!
御存知の方も多いだろうが、介護業界は近い将来、深刻な人手不足になることが問題視されており、2025年には約38万人が不足すると予測されている。少子高齢化がハイペースで進行する中、元気なシニアの力は確実に必要だ。都内の介護付き有料老人ホームで働くヨコタさんはいう。
「ウチの施設の入居者の中には、『若い人と話すと元気をもらえる』と言って、若手スタッフがお気に入りだという方もいますが、一方では
『年が近い人の方が気を使わなくていい』『年齢が近いほうが親近感が湧く』
と言って、なるべく年齢が近いスタッフにケアしてもらうことを希望する方もいます。
自分の担当のスタッフがお孫さんと同じくらいの年齢で、『若いスタッフと話すと、孫の顔が見たくなって寂しい』という声が上がったこともありました。そればかりはしょうがないですね(苦笑)」
ヨコタさんの施設にも70代のスタッフが何人もおり、欠かすことの出来ない戦力として活躍している。
60代や70代のシニア層でも、本人が元気でやる気さえあれば、かなり長い間働くことができるようだ。
若い力とベテランの経験、どっちも大切!
ただし、スタッフの
バランスの大切さについてヨコタさんはこう指摘している。
「これから新たに職場を探す方にアドバイスするなら、幅広い年齢のスタッフが働いている職場の方が良い、ということですね。
若い人には若い人の、ベテランにはベテランの良い点があって、
お互いに補い合うことができますよ。年齢構成が偏っていると、どうしても考え方や視点が偏ってしまうと思いますね」
スタッフの年齢層については、ホームページや求人情報などで公開されていなくても、面接で質問すれば教えてくれるはずだ。
いくつになっても現役!経験を活かすなら介護の仕事はどうですか?
やはり
『若い力』と『ベテランの経験』の両輪が噛み合って、初めて仕事は上手く回るもの。
50年、60年と長い間働き続けられるのも、年齢を重ねてから仕事にチャレンジできるのも、介護という仕事の魅力の1つと言えそうだ。
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