介護業界で転職を考えている人にとって、採用側が求める人材はどういった傾向なのか、ぜひ知っておきたいこと。今回は訪問介護や居宅介護、デイサービスを中心に多種多様な介護サービス事業を全国で展開している、株式会社日本エルダリーケアサービスの東日本統括部部長・江川賢さんとコンプライアンス部部長・岸美江さんにお話を伺いました。
<取材・文・写真 西山武志>
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日本エルダリーケアサービスでは、訪問介護事業や居宅介護支援事業を中心に、全国で100以上の施設を運営しています
○●○ インフォメーション ○●○
株式会社日本エルダリーケアサービス
東京都港区芝公園三丁目4番30号 32芝公園ビル7階
TEL : 0120-808-563
http://www.elderly.jp/
「現場主義」を掲げる経営陣、全員が現場経験者
株式会社日本エルダリーケアサービスは、1998年に人材派遣会社のグループ会社として設立され、2008年に単独法人として独立しました。江川さんは、この独立が会社にとって大きな転機になったと語ります。
「単独法人化を境に企業体質が大きく見直され始め、『現場を第一に考えよう』という現場主義の考えがより強くなっていきました。現在、経営陣はみな現場経験者で、どんな決定をするにも現場で働くスタッフやご利用者様の声を大事にしているんです」(東日本統括部部長・江川さん)
“現場の声を大事にする”……言葉では簡単に表現できますが、大きな組織で実践するのはなかなか困難なこと。どんな方法で現場の声を拾い上げているのでしょうか?
「本部の支店長が月に何度も担当エリアの営業所に通って、管理者やそこで働くスタッフに声をかけ、意見や要望をこまめに聞いているんです。ただ、直属の上司に言いにくいこともあるはずですから、本部のコンプライアンス部のスタッフも時折施設に足を運び、現場がより働きやすい環境になるよう努めています」(コンプライアンス部部長・岸さん)
働きやすさに配慮した研修・人事制度
スタッフへの働きやすさの配慮は、研修制度や人事評価制度の面にも反映されています。
「新しく採用したスタッフには5日間の研修を設け、基本的な介護の知識や技術の指導をしています。この研修制度はもともと、一部のエリアで独自に行われていたものですが、非常に評判がよかったので2013年9月より全国共通で取り入れられたんですよ。こうした面にも、経営陣の現場重視の姿勢が現れているなと思っています」(江川さん)
「弊社の人事制度の基本的な考え方は、『がんばった人が報われる』こと。等級手当や成果手当など、個人のがんばりが給与評価に反映されるような手当を設け、“平等”ではなく“公正”な人事制度を目指しています。このような会社の制度や理念に共感して頂ける方と、一緒に働いていきたいですね」(岸さん)
お話を聞いていて、日本エルダリーケアサービスが柔軟な思考を持っていることがひしと伝わってきました。次回は、そんな同社が最近手がけている新しい介護サービスについて、詳しくお話を伺います。
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